推理小説のおすすめは?初心者でも読みやすい1冊を紹介!

推理小説を読むのに初心者、上級者と分けるのはどうなのだろうか?

そのように違和感を感じてしまう事があるのですが
確かに普段から推理小説を読みなれている人でないと
最後まで読むのはしんどいかもなぁとは思います。

せっかく推理小説を読む気になったのに

「トリックが難しくて良く分からない」
「登場人物が多くて区別がつかなくなってきた」
「もう続きを読むのがしんどい」

こうなってしまうと辛いですよね。

新しいジャンルの本を読む事は新しい世界に踏み出す事だと思っています。

本の選択が悪かったために楽しめるはずだった世界を
遠ざけてしまうのは本当にもったいないと感じます。

そこでこの記事ではこれから推理小説を読もうと思っているけど
何を読もうか?そう迷っている人に

初心者でも読みやすい推理小説を紹介します。

それは『遠まわりする雛』という推理小説です。

この推理小説のあらすじとなぜ初心者におすすめなのか?
書いていきますので最後までお付き合いいただけると幸いです。

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●『遠まわりする雛』のあらすじです。

舞台は日本の高校でそこに通う4人の生徒をメインにした
7つのエピソードが書かれています。

4人が高校に入学してから1年の春休みを迎えるまでの季節ごとに
遭遇した日常の謎を考えて解明していく青春物語です。

日常の謎が推理小説としての主な楽しみなのですが、
移り行く季節を4人の個性豊かな登場人物と歩いていく感覚がして
私はとても好きな作品です。

●初心者におすすめのポイント①

*1エピソード毎に完結しているので読みやすいです。

この推理小説は短編集なので1エピソードに付き
1つの謎が出てきてそれを解決して完結という形式になっています。

ですから読み始めて「このエピソードは面白くなさそうだなぁ」と思ったら他のエピソードを読んでみようというように色々なお店を見て回る感覚で楽しめます。

内容がそれぞれ独立しているのでどのエピソードから読んでも
物語のつながりを気にせず楽しむ事ができます。

エピソードが7つあればどれかは面白いと感じるものが見つかると思います。

そしてその面白い1つに出会えると他のはどんな話だろうと
読むモチベーションを高めてくれます。

無理に順番通りに読まず自分の興味のありそうなものから
楽しめるのでおすすめです。

●初心者におすすめのポイント②

*登場人物が多かったり、ややこしいトリックは出てこない。

推理小説を読むのがしんどくなる理由として

(1)登場人物が多い
(2)トリックが難しくて理解できない

この2つがあると思うのですがこの推理小説ではそれを心配する必要はありません

登場人物はメインの4人以外にはほとんど増えないし、
セリフも多くは割り振られていないので登場人物が把握できなくて
辛いという事はないです。

トリックの面では日常の謎なので使われる道具は
日常生活で目にするものばかりでイメージがしやすく糸を使って密室にしたり、

大きな鏡を使って死角を作ったりという事はないので
難しくて分からないという事もないです。

このように書くと「この本は本当に面白いのか?
トリックや登場人物は推理小説で最も大事な部分じゃないのか?」
という声が聞こえてきそうですね。

確かに推理小説では多くの登場人物から犯人を見つけ出す、
トリックがどうやって仕掛けられたのかを解明するのが見どころではあります。

一方でこの小説で楽しんで欲しいのは少ない登場人物が交わす会話が
大きな推理に発展していく様子や何気ない日常の中で

本人が仕掛けようと思っていなくても結果的に見る人が
だまされるトリックが生まれる
様子です。

大掛かりなトリックや多くの容疑者の中から犯人を見つけ出す以外にも
推理小説にはこんな楽しみ方があったのかと気づかせてくれるのでおすすめです。

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●まとめ

ここまで推理小説を読んだ事がない初心者におすすめの本として
『遠まわりする雛』の紹介とおすすめのポイントを書きました。

ここを入口に皆様が推理小説の世界に踏み出して
楽しむきっかけになってくれると幸いです。

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