推理小説でおすすめの名作は?何度も読み返したくなる1冊を紹介!

はじめに

推理小説で名作と呼ばれるものはたくさんありますよね。
賞をもらっている名作、作中のトリックが珍しくて良くできている名作、
話の構成がいい名作と色々なジャンルで推理小説の名作があります。

これらも名作の条件ではあるのですが私の考えている名作の一番の条件は
何回読んでも面白い!」そう感じられる事だと思っています。

そんな条件を1番大切にしている私がおすすめする推理小説が
愚者のエンドロール』です。

この記事では作品のあらすじとおすすめの理由を書きます。

読んだ事がない人も読んだ事がある人もまた読んでみたいという気持ちに
なってもらえると幸いですので最後までお付き合いください。

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●『愚者のエンドロールの』あらすじです。

高校の文化祭でクラスの出し物としてミステリードラマを上映する事になりました。

脚本が出来上がった部分から撮影を始めて不慣れながらも
制作は順調に進んでいました。しかしそこでトラブルが起こります。

脚本を担当していた生徒が病気に倒れてしまいドラマの解決編を
作成できなくなってしまったのです。

主人公達は制作の総指揮を担当している生徒からの依頼で
このミステリードラマの解決編がどういったものになるはずだったのか?

推理する事になります。

果たしてミステリードラマは無事に完成するのか?

主人公達の挑戦が始まります。

●推理小説ですが犯人を推理するのではなく話の内容を推理します。

推理小説といえば

(1)どういったトリックで犯行が行われたのか?
(2)どういった動機で犯人は犯行におよんだのか?
(3)犯行が行われた時間から可能だったのは誰か?

これら(1)~(3)を話の中からヒントとして見つけて
犯人が誰なのかを推理して証明するのが一般的です。

しかしこの小説はこれらの作者から与えられるはずのヒントや
意外な結末を自分達で推理して作るという話です。

推理小説のファンでしたら自分で話を作ってみたいと
思われた人も多いのではないでしょうか?

この小説は読者でありながら推理小説を作る作家の視点
話を楽しむ事ができるのでとてもおすすめです。

●話が進む中で登場人物の意外な心情が見えてきます。

この小説は高校を舞台に文化祭というイベントで
起こったトラブルを解決していく話です。

推理小説という事で当然、作中のミステリードラマの内容が
話のメインではあります。

ただ私はそのミステリードラマを制作する中での人間ドラマ
この小説の一番面白いところだと感じています。

自分の才能を信じていいのか迷っている学生、その学生の才能を
認めながらも自分にはない事を悔しく思っている友人、

単純にミステリー映画の結末を知りたがっている学生、
任された事を完了させるために犠牲もいとわない学生と
色々な登場人物が出てきます。

それぞれの登場人物がかわす会話はとても深い世界を作り出していて
どっぷりと作品の世界に入って

「私も同じ気持ちになる事ありそう」
「こんなに自分の気持ちについて深く考えているなんてすごい」

といった共感や尊敬を感じます。

逆に「自分の目的のためにそこまでする事はないんじゃない」
という違和感嫌いになる気持ちも感じます。

読者によって色々な受け取り方ができる作品
だと思うのでとてもおすすめです。

それに時間を空けて読む事でまた違った見方ができると思うので
繰り返し読むのもとてもおすすめです。

人の気持ちや価値観は時間とともに変わる物だからです。

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●まとめ

ここまでおすすめの推理小説として『愚者のエンドロール』の紹介と
おすすめの理由を書きました。

私もこの推理小説は何度も読んでいて内容がすっかり頭に入っていても毎回、
面白いと感じています。

何回も繰り返し読んで楽しめる私にとっての名作ですので
皆様にも読んでいただければ幸いです。

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