太宰治が愛した「ほうとう」ってどんなもの?その「ほうとう」が味わえるお店の紹介!

日本の有名な小説家の1人に太宰治という人がいます。

有名な作品に『人間失格』『走れメロス』『斜陽』などがあり38年という
短い生涯の中で多くの小説を生み出しています。

そんな太宰治が好物だった「ほうとう」という食べ物を皆様はご存じでしょうか?

この記事では「ほうとう」と太宰治について⑴~⑶の3つを書きます。

⑴太宰治が愛した「ほうとう」って何?
⑵太宰治が愛した「ほうとう」が味わえるお店はどこ?
⑶太宰治のゆかりの店とその魅力とは?
これらの疑問に答える内容になっておりますので最後までお付き合いください。

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●太宰治が愛した「ほうとう」って何?

*山梨県周辺の郷土料理です。

「ほうとう」とは山梨県周辺で作られる郷土料理で小麦粉を練った太く短い麺に
野菜や肉、シーフードをお好みで入れて味噌を使ったお汁でいただきます。

農林水産省が選んだ「農山漁村の郷土料理百選」にも入っており
「ほうとうが作れないと嫁に出せない」とまで言われていた
地元民に愛される郷土料理です。

●太宰治が愛した「ほうとう」が味わえるお店はどこ?

*山梨県にある「天下茶屋」というお店で「ほうとう」と絶景を味わえます。

太宰治と「ほうとう」の出会いは昭和13年9月に小説の師匠井伏鱒二に連れられて
山梨県にある「天下茶屋」というお店にやってきた時です。

この「ほうとう」との出会いに面白いエピソードがあります。

太宰治に「ほうとう」を出したところ「自分の事を言っているのか?」
と機嫌が悪くなったそうです。

どうやら「放蕩息子(ほうとうむすこ)」
<聖書に記された言葉で社会からはみ出した悪い人間という意味で使われます>
と自分の事を悪く言われたと勘違いしたようです。

このエピソードを聞いて私は
「太宰治は自分の事をそういう風に評価していたのかぁ」
と感じて生前の心情が分かり印象的でした。

店主から郷土料理である事を教えてもらうと安心して食べてそれ以降は
彼の好物になったそうです。

今でもこの天下茶屋は存在しており富士山を眺めながら郷土料理で名物の
「ほうとう」が食べられる名店です。

●天下茶屋と太宰治の関係は深いのか、そして見どころはどこか?

*小説『富嶽百景』の舞台になっていたり、記念室や記念碑が近くにあります。

この天下茶屋と太宰治の関係ですが滞在中の体験をもとに小説『富嶽百景』を
書いています。

私個人の意見ですが小説の題材にしたくなるほど太宰治はこの「天下茶屋」での
体験に感動し、とても居心地のいい場所だと感じたのではないかと考えます。

それではここから太宰治ゆかりの地としての「天下茶屋」周辺のスポットについて
紹介します。

1つ目に「天下茶屋」2階には太宰治が滞在した部屋を再現した
「太宰治文学記念室」が作られています。

この部屋には当時使用されていた机や火鉢などが置かれており、床柱は、
初代の天下茶屋のものをそのまま使用しています。

また『富獄百景』『斜陽』『人間失格』などの初版本、「太宰治」「斜陽館」
などのパネル、「太宰治文学碑建設趣意書」「のれん」なども展示されています。

2つ目のスポットとして「太宰治文学碑」があります。この文学碑は天下茶屋と
師匠井伏鱒二によって建てられました。

石碑にはこの地を舞台にした『富嶽百景』の中から師匠井伏鱒二が選んだ
一節が刻まれておりそこからは生前の太宰治を大切に思っていた人達の
気持ちが伝わってきます。

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●まとめ

ここまで太宰治と「ほうとう」の関係の疑問に答える形で書いてきました。
「天下茶屋」では太宰治が愛した郷土料理や感動した景色、実際に滞在していた
部屋を現在でも見て空気を感じ取る体験ができるので
とてもおすすめのスポットです。

また太宰治のグッズを販売しているショップも一緒になっていますので
ぜひ一度行って見てください。

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