動物園の絶滅危惧種の保護活動は?どんな動物がいるのか

絶滅危惧種は年々増え続けていますが、
動物園は、絶滅危惧種を保護する重要な役割を担っています。

この記事では動物が絶滅危惧種となる原因と、
動物園の絶滅危惧種の保護活動をまとめました。

また動物園は、餌やりを見ることができたり、行動展示があったり、
お客さんが楽しめるように工夫されていますよね。

遠足や旅行で何度も行ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は展示されている絶滅危惧種もご紹介しますので、是非最後までお付き合いください。

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●動物が絶滅危惧種となる原因は?

環境省によると、2020年時点で日本の絶滅危惧種は3716種もいるそうです。
動物が絶滅する主な原因を5つあげます。

(1)開発

人間による開発によって、動物の生息域が減ってしまいます。
いきすぎた森林伐採や埋め立てがあげられます。

(2)里山の放置

過疎化、高齢化などで里山の様子が変わってしまうことで、動物の生息域が減ってしまいます。
里山は、都市の近くで林業や農業などにつかわれていて、人間が定期的な手入れをする土地です。その手入れが行き届かなくなると、住みにくくなる動物も出てくるようです。

(3)地球温暖化

地球温暖化による気候変動で生態系が変化してしまいます。
海面温度の上昇や、森林の減少がおこることで、食べ物が減る動物もいます。

(4)外来生物

外来種にもともといた動物が食べられてしまい、数が減ってしまいます。
輸入されたり、荷物に紛れ込んだり、人間によって持ち込まれた種が
まれに定着してしまうことがあるようです。

(5)汚染

排水などの汚染によって住む場所が減ってしまいます。
また、有害な農薬などの蓄積で弱ってしまう動物もいます。

●動物園での絶滅危惧種の保護方法は?

動物園での絶滅危惧種の保護方法は、生息域外保全というものです。

絶滅危惧種のうち日本の動物園などが保護するべき動物として約150種が選ばれていて、
全国で飼育、繁殖が行われています。

特に繁殖は全国の動物園で連携しています。

時々、動物の引っ越しのニュースがありますが、
絶滅危惧種の保護のために必要な引っ越しなのですね!

●動物園で保護されている絶滅危惧種は?

動物園には多くの絶滅危惧種がいますが、野生に返すために慎重に保護されているため、
すべてを公開展示しているわけではないようです。

今回は動物園で見ることのできる絶滅危惧種を2種類紹介します。

*トキ


トキは全長約75㎝、翼を広げた長さは約140㎝です。
全体は白色で、翼や尾、頭がところどころオレンジ色です。

いしかわ動物園で見ることができます。

多摩動物公園でも保護されていますが、2023年8月時点では非公開でした。

いしかわ動物園のトキ里山館では、里山を再現した環境で、トキを間近に観察できるそうです。

4つの観覧ポイントがあり、食事風景が見られることもあるようです。
隣接した学習展示コーナーでは本物の羽の展示があり、触ることもできるそうです!

*ホッキョクグマ


ホッキョクグマは体長約200㎝、体重は200~600㎏です。
日本の動物園では約15か所で飼育されている、有名な動物ですね。
日本で初めて繁殖に成功したのは1974年で、北海道の旭山動物園でした。

旭山動物園のホッキョクグマ館には、
カプセルの中からホッキョクグマを見ることができるコーナーがあり、
運が良ければ目の前で見ることができます。

巨大なプールが設置されていて、ダイナミックに泳いだり、
飛び込んだりする姿を見ることもできます。

筆者も行ったことがありますが、プールに飛び込む姿を何度か見られました。

とても迫力がありオススメです!

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●まとめ

動物たちが絶滅危惧種となる原因は人間の活動によるものです。

動物園は絶滅危惧種の生息域外保全を行っていて、
絶滅危惧種の動物の保護に重要な役割を担っています。

動物園で保護されている絶滅危惧種のすべてが公開展示されているわけではないが、
展示されている動物たちは、自然に近い姿を観察できるように工夫して展示されています。

動物園ではさまざまな絶滅危惧種が保護されているので、是非観察してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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