作り置きのおかずで少しでも楽に~お弁当作りのコツ~

毎朝のお弁当作りがたいへんなので、
休日や空いた時間におかずだけでもまとめて作り置きしようと考える人も
少なくないのではないでしょうか。

時間がある時に作り置きしておけば、お弁当作りの時とても便利ですが、
おかずの保存方法や食材の傷みなど押さえておくべき大切なコツがいくつかあります。

この記事ではお弁当用の作り置きのおかずに着目し、
その保存方法や注意点やおすすめのレシピなどについて詳しく解説していきます。


スポンサードリンク




●保存方法について

基本的に作り置きしたおかずは、必ず冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。

常温での保存はたとえ冬場でも避けるべきです。

保存方法については冷蔵保存と冷凍庫に分けて、
それぞれのコツや注意点について解説いたします。

●冷蔵保存のコツ

まず調理後は粗熱をしっかり取ってから保存容器に移し、冷蔵庫に入れます。

この際の約束です。
保存期間が短いおかずは、必ず冷蔵室で保存しましょう。

粗熱が取れてないうちに冷蔵すると、冷えるまでにとても時間がかかってしまいます。

つまり、
雑菌が増えやすい35 度前後の温度が長引いてしまうので注意が必要です。

また、熱いままのおかずを容器に入れて冷蔵すると、
容器の内側が結露して水滴がついてしまいます。

このような水分は雑菌の温床になります。

ですから、調理後は粗熱をしっかり取ってから容器に
ふたをして冷蔵庫に入れてください。

●冷凍保存のコツ

作り置きのおかずを冷凍保存する際に注意したいコツとして、
野菜や果物など水分の多い食材はなるべく避けてください。

水分が多いと冷凍で細胞や繊維が崩れて色や食感が悪くなるからです。

どうしてもという場合は、軽く下茹でした後、水分をよく切ってから冷凍してください。

冷凍保存の期間は約2週間前後が目安となります。

冷蔵保存より長く保存したい場合には、冷凍保存がおすすめです。

●作り置きおかずを傷めないコツ

おかずを作り置きする場合の注意点として、しっかりと加熱調理することがあげられます。

食中毒の原因となる細菌やウイルス、寄生虫などは熱に弱く、
しっかりと加熱調理することで死滅させることができます。

他にも、ジャガイモや人参のように火が通りにくい根菜類は
小さく切ることで火が中まで通るようにしてください。

調理した後はよく冷ましてから清潔な保存容器に移して
冷蔵庫もしくは冷凍庫に入れて保存してください。

粗熱が取れていないまま保存すると冷えるまでに時間がかかってしまい、
雑菌が繁殖する恐れがあるので気を付けましょう。

ここで注意事項です。
夏場など高温多湿の状況では、絶対に冷めるまで常温で放置してはいけません。

長く放置しておくと雑菌やウイルスが入ったり、
傷んだりする原因にもなります。

温かい料理は金属トレーなどの放熱性の高い容器に移して、
素早く粗熱を取って冷蔵庫に保存してください。

お弁当箱にご飯やおかずを盛り付ける際は、直接手で触れないようにしてください。
必ず清潔なトングや菜箸などを使いましょう

なぜなら、私たちが思っている以上に手には雑菌がついているからです。

また、作り置きする際、おかずの水気をしっかり切って詰めるのも大切なコツです。

水分が多いと菌が繁殖しやすくなるので注意してください。

お弁当を持ち運ぶときのことも考えて、水分が出やすいおかずは極力避けるのが無難です。

そうすればお弁当箱の隙間からおかずの水分が漏れ出てしまうなんてこともなくなるでしょう。

しかし、あれもダメこれもダメというわけではありません。

例えば煮物なんかは水分を多く含むイメージがあるかもしれませんが、
佃煮やきんぴらのように煮詰めて水分を飛ばせる料理ならOKです。

ゆで卵も半熟ではなく固ゆでにするなど工夫すれば問題ありません。

その他にも、お酢を加えたり、味付けを濃くしたりすると
菌の繁殖を抑えることができるので、
お弁当作りに慣れてきたら味付けにこだわってみるのも良いと思います。

このようにおかずの水分量に注意して調理することが、
おいしく安全に作り置きを楽しむコツです。

スポンサードリンク




●まとめ

以上、お弁当のおかず作りのコツの紹介でした。

この記事の中では紹介しきれないお弁当作りのコツはまだまだありますが、
保存方法やしっかりとした加熱調理などを守り、
安全面には特に気を付けてください。

この記事で解説したお弁当作りのコツを参考に、
おいしくて安全なお弁当作りの役に立てれば幸いです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA