レッド ウィング 08165、ブラックとホワイトのコントラストが特徴の定番モデル！
zaku0909●レッド ウィング 08165とはどんなモデルなのか
1905年創業のレッドウィング社が当初より製造している「6インチ丈」「ラウンドトゥ」仕様の
スタンダードなワークブーツを時代に合わせ進化させたクラシックラウンドこそが、
このレッド ウィング 08165なのです。
その進化の過程を知る事も、
我々ブーツ愛好家には大切な趣味時間とも言えますよね。
やはり最も最初の進化は、構造的な所からはじまりました。
当初2枚の革を縫い合わせて作っていたくるぶし部分を
「シームレスバック」と呼ばれる1枚の革で包み込む様な製法に切り替えた事により、
しなやかな履き心地と軽快さを得ることが出来ました。
その後、レッドウィングといえばこのソールと言っても過言ではない
「トラクション・トレッドソール」が誕生します。
それは従来のゴツゴツとしたワークブーツ用の固いソールに対し、
狩猟用として、ぬかるんだ場所でも滑りにくく、ハンターの求める静粛性にも応える物でした。
結果として、スポンジゴムの様なクッション性と
ヒールの無い平坦な形状が疲れにくい履き心地を生み出します。
この「トラクション・トレッドソール」は見た目にも大きく貢献しており、
それまでブーツのソールと言えば黒という中で、あの白いソールはひときわ目を引く物でもあり、
現代のファッションにも馴染みやすいものとなっています。
それから長きに渡り、アメリカで販売されていましたが、
残念ながら1984年に終売となってしまいました。
これには様々な理由もあるかと思いますが、
個人的な解釈としては、アメリカ市場ではリアルな現場での需要が多く、
軍隊などで使用されるブーツなどと同様、より高機能に、
先進的な素材や技術を用いた物が求められていた結果の終売だったのではと思います。
しかし、日本ではファッションアイテムとしての重要が高く、
日本向け後継品番としてブラウンレザー仕様が製造され、
最終的に1995年、よりストリートファッションへの嗜好を高めた現在の「ブラック・クローム・レザー」に変更され、
多くのユーザーに愛される定番ブーツの地位を築いているモデルとなりました。
●気になる履き心地と履き慣らしのコツ
やはりブーツといえば履き心地が気になるものですよね。
レッド ウィング 08165は一言で言えば「非常に履きやすいブーツ」と言えると思います。
しかし、それは他メーカーも含む様々なブーツを履いてきたブーツ愛好家の意見と、
これまでスニーカーや、通勤通学用の革靴しか履いたことの無い方では大きく印象は異なると思います。
もちろんこのレッド ウィング 08165は本格的な製法のブーツなので、
ブーツ初心者にとっては、固さやそれに伴う痛みはあるかと思います。
特に履き始めの頃は馴染みが出るまでは多少の我慢はあるかと思います。
そんな時は、ブーツ愛好家である私が実践しているいくつかの方法をお教えしますので、
是非試してみてください。
まず、決してオーダーメイドでは無い上、本革という固い素材を使用していますので、
ご自身の足型といきなりピッタリくるわけありませんよね。
そこで、お試し頂きたいのがインソールです。
そのインソールも100均の物からスポーツ用、そしてブーツ用等様々なものがあります。
まずは安い物からで構わないので、色々試し、
ブーツの形とご自身の足を合わせるイメージで取り組んでみてください。
それだけでもかなり楽になると思います。
2つ目は、比較的ゆとりのあるレッド ウィング 08165の形状ですが、
決して緩く履かない事です。
本格的なブーツなのでしっかりキツめに締め上げるのが良いです。
緩く履いているといつになっても、自分の足の形にならないうえ、
せっかくの「トラクション・トレッドソール」もあっという間にすり減ってしまいます。
そして3つ目は、しっかりキツく締め上げる代わりに、
最初のうちは短時間から履きなれていくという事。
いきなり仕事や、丸1日の外出で履いてしまうと、痛みなどが出てしまい、
次回履くことが嫌になりかねませんので、様子をみながらにしてみましょう。
●まとめ
レッド ウィング 08165は日本人にも履きやすいゆったり目のラスト（型）なので、
ブーツ初心者にもおすすめです。
また、本格的過ぎる丈の長いブーツに対し、レッド ウィング 08165は、
6インチという実用的にもファッション的にも非常に使いやすいモデルです。
また、カラーに関しても飽きの来ないブラックを採用しており、
クラシックなファッションからストリートまで幅広く対応出来るのも魅力です。
修理も可能なので、履きなれて、アジが出て、かけがえの無い相棒に育てていく楽しみも
このレッド ウィング 08165にはあると思います。
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