トム クルーズ主演大ヒット作! マイノリティ リポートを徹底解説!

トム クルーズが主演を務めた『マイノリティ リポート』は
2002年公開のアメリカ映画です。

犯罪予知システムが施行された2054年のワシントンD.C.を舞台に、
未来の殺人事件を予知されたひとりの刑事ジョン・アンダートンが
自らの容疑を晴らすために決死の逃亡を繰り広げていきます。

監督を務めたのはヒットメーカーであり、
アカデミー監督賞を2度手にしている巨匠スティーブン・スピルバーグです。

主人公の刑事ジョン・アンダートン役をハリウッドの
トップ俳優トム クルーズが演じています。

アイルランド人俳優コリン・ファレル、イギリス人女優サマンサ・モートン、
スウェーデン出身のマックス・フォン・シドーが脇を固めています。

●1:3つのジャンルが融合した作品

トム クルーズが主演、巨匠スティーブン・スピルバーグが監督を務めた
映画『マイノリティ リポート』はアクション監視社会に置かれていることが感じられます。

ビルの中に入る時や地下鉄に乗る時に人間の網膜をスキャンするシーンがあります。

また、個人に向かって商品を宣伝してくる広告や
電子版の新聞が登場するシーンがあります。

本人確認のために網膜や指紋による認証、
電子新聞や電子書籍の存在を感じさせるシーンです。
class="redbold">サスペンス、
SFの3つのジャンルが融合している作品です。

見ず知らずの男の殺人を予知されたトム クルーズ演じる刑事ジョン・アンダートンは、
真実を明らかにするために決死の逃亡を続けていきます。

逃亡を続けるジョンは、かつての仲間であった警察官の追跡をかわせるのか、
それとも逮捕されてしまうのか。

予知された殺人事件が現実になってしまうのか。
それとも未然に防ぐことができるのか。

アクションとSFだけではなく、
サスペンスとしても『マイノリティ リポート』を楽しむことができます。

●2:原作と映画の違いとは?

SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を原作にした
映画『マイノリティ リポート』ですが、
原作と映画で主人公ジョン・アンダートン刑事の描かれ方が異なっています。

原作に登場するジョン・アンダートンは髪が薄くてお腹が出ていて
映画でトム クルーズが演じている刑事とは容姿も体格も異なっています。

原作ではジョン・アンダートンは犯罪予防局局長として設定されていますが、
映画では刑事として設定されています。

そのため、犯罪予防局局長としてマックス・フォン・シドー演じるラマー・バージェスが
登場しています。

映画でコリン・ファレルが演じているダニー・ウィットワーという人物も
原作では描かれ方が異なっています。

映画では司法省から派遣されて来た、犯罪予知システムに欠陥がないか精査する役人
という設定ですが、原作では次期犯罪予防局局長と噂される人物として描かれています。

登場人物が原作と映画で異なる描かれ方がされていますが、
エンディングも原作と映画で異なっています

●3:2人のキャメロンが映画にカメオ出演している

ヒットメーカーであり、巨匠でもあるスティーブン・スピルバーグが監督を手掛け、
ハリウッドのトップ俳優トム クルーズが主演を務めた
映画『マイノリティ リポート』には「2人のキャメロン」が
ワンシーンだけ出演しています。

1人目のキャメロンは、映画監督キャメロン・クロウです。

トム クルーズとは1996年の映画『ザ・エージェント』でタッグを組んでいます。

クロウ監督はトム クルーズ演じる刑事ジョン・アンダートンが
地下鉄に乗り込んできた時に新聞を読んでいる実業家役として出演しています。

2001年の映画『バニラ・スカイ』でキャメロン・クロウと2度目のタッグを
トム クルーズと組んでいます。

クロウ監督によると、スピルバーグ監督が『バニラ・スカイ』撮影中に
トム クルーズに会いに来たので、パーティーのシーンに出演しました。

そのお返しとしてキャメロン・クロウ監督は、
『マイノリティ リポート』に出演して欲しい、とスピルバーグ監督から頼まれたそうです。

2人目のキャメロンは女優キャメロン・ディアスです。

キャメロン・クロウ監督作『バニラ・スカイ』で
トム クルーズと共演した彼女も映画『マイノリティ リポート』に
ワンシーンだけ出演しています。

地下鉄のシーンで、キャメロン・クロウ監督扮する実業家役の右後ろに座って
携帯電話で通話している女性実業家役で出演しています。

前の座席にさえぎられたため、映っているのは横顔の目から上だけです。

目を凝らせばようやく見つけることができるのですが、
何も知らなければ見逃してしまいます。

キャメロン・ディアスもクロウ監督と同じ日に
『マイノリティ・リポート』の撮影現場を訪ねてきたことがきっかけで、
携帯電話で通話している女性実業家役として出演することになりました。

1999年の映画『マグノリア』で監督を務めたポール・トーマス・アンダーソンも
出演していますが、完成した映画を見ても
自分の姿を見つけることができなかったそうです。

スポンサードリンク




まとめ

トム クルーズが主演、ヒットメーカーにして2度のアカデミー監督賞を
手にしている巨匠スティーブン・スピルバーグが監督を務めた
映画『マイノリティ リポート』はSF、
サスペンス、アクションのジャンルが融合しています。

ひとつの作品で3つのジャンルを楽しむことができる映画ファンにとっては
贅沢で夢のような時間を過ごすことができます。

主人公が犯罪に巻き込まれたり、罪を犯したりする「フィルム・ノワール」の要素も持つ
映画です。

雨のシーンや薄暗いシーン、ざらついた映像から「フィルム・ノワール」を
スティーブン・スピルバーグ監督が意識していると言えます。

『マイノリティ リポート』は娯楽性に満ちた映画ですが、
強いメッセージ性も含む映画です。

罪を犯すという予測だけで逮捕してよいのか。
土壇場で殺人を思いとどまったとしても逮捕されるのか。

犯罪を防止するために市民生活を監視することがどこまで許されるのか。

映画の持つ強いメッセージを感じながら鑑賞することで、
新たな発見ができそうです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA