トム クルーズ主演の映画『アウトロー』とは？ 気になる魅力や裏話を解説
zaku0909イギリス人作家リー・チャイルドによるベストセラー小説を映画化し、
トム クルーズが主演を務めた2012年公開のアメリカ映画が
『アウトロー』です。
一匹狼の元軍人ジャック・リーチャーはある日、
ピッツバーグで白昼堂々と発生した狙撃事件の解決に挑みます。
あまりにも証拠がそろいすぎた事件の背後に陰謀の存在を嗅ぎ取るのでした。
元軍人にして流れ者の男ジャック・リーチャーを
ハリウッドのトップ俳優トム クルーズが演じています。
監督と脚本はクリストファー・マッカリーが務め、
トム クルーズは主演に加えて製作も務めました。
トム クルーズがスタントマンなしで挑んだカーチェイス、
銃撃戦と格闘戦にミステリーの要素が加わったスリルと迫力に満ちた作品です。
●1：ジャック・リーチャーとは？
ジャック・リーチャーとは、映画『アウトロー』に登場する
元アメリカ陸軍憲兵隊の秘密捜査官です。
13年間にわたる秘密捜査官生活を終えた後は過去を捨て去り、
アメリカ各地を放浪する生活を送っています。
財布や免許証、クレジットカードなど身分を証明するものは
持ち合わせていません。
寡黙で孤独を好む性格であり、怒りをあらわにすることはありません。
一度交わした約束は必ず守り、危険な場所へも自ら足を運んでいきます。
嫌々ながらも引き受けた捜査依頼であったとしても、
恨みやつらみはいつまでも口にすることはせず、命を懸ける覚悟もあります。
世の中の法律は彼には関係なく、己の正義に基づいて悪を追い詰めていき、
良心の呵責に悩まされることはありません。
身長が195センチあり、鍛え上げられた肉体にいくつも残る傷跡が
過去にくぐり抜けてきた修羅場を物語っています。
格闘、射撃、高度な運転技術を持ち、
5人のチンピラに囲まれたときも全く慌てることなく的確に対処し、
相手を瞬く間に倒していきます。
自動小銃、拳銃、狙撃銃など複数の銃を使いこなす能力を持っています。
一瞬のうちに敵の位置と戦闘力を分析する高い頭脳を持ち、
的確な対処方法をすぐさま導き出すことができます。銃のシリアルナンバーを記憶し、犯行現場では瞬く間に不自然な点を見抜く鋭い洞察力を持ち合わせています。
トム クルーズ主演の映画『アウトロー』は、イギリス出身の作家リー・チャイルドによるジャック・リーチャーシリーズ9作目にあたる『アウトロー』の映画化作品です。
リー・チャイルドは大学卒業後にテレビ局へ就職し、
数多くの番組製作とコマーシャルの製作に携わりました。
リストラによって職を失ったことを機に作家への転身を決意し、
1997年に『キリング・フロアー』で小説家デビューを飾ります。
デビュー作から数えて25冊の小説を発表し、
9作目の小説『アウトロー』2012年にクリストファー・マッカリー監督・脚本、
トム クルーズ主演で映画化されました。
原作者リー・チャイルドは映画『アウトロー』にワンシーンだけ
出演しています。
トム クルーズ演じるジャック・リーチャーにパスポートと
歯ブラシを渡す警察官役で出演しています。
パスポートを渡すというシーンには、
原作者がトム クルーズをジャック・リーチャーとして
認めているということが強く伝わってきます。
18作目にあたる小説『ネバー・ゴー・バック』は2016年に
『ラスト サムライ』、『戦火の勇気』などで知られる
エドワード・ズウィック監督によって
『ジャック・リーチャー ＮＥＶＥＲ ＧＯ ＢＡＣＫ』というタイトルで
映画化されました。
前作に続いてトム クルーズが主人公であるジャック・リーチャーを演じ、
前作同様に手に汗握るアクションを見せていましたが、
その後は降板しました。
理由はずばり身長です。原作に登場するジャック・リーチャーの身長は
195センチですが、トム クルーズの身長は170センチです。
つまり身長の差は25センチです。
1997年に発刊されたデビュー小説『キリング・フロアー』を基にして、
2022年に『ジャック・リーチャー～正義のアウトロー～』のタイトルで
映像化されました。
アマゾンプライムビデオより配信された全8話のドラマで
主人公であるジャック・リーチャーを演じていたのは
アメリカ出身の俳優アラン・リッチソンです。
リッチソンの身長は193センチで、原作に登場するジャック・リーチャーの
身長195センチに近いです。
原作に忠実であることを求めるファンの声に敵わなかった
トム クルーズですが、高い演技力と体を張ったアクションでファンを
魅了したことは間違いないです。
●2：ミステリーとアクションが融合した作品
トム クルーズ主演の映画『アウトロー』はミステリーと
アクションが融合した作品です。
白昼堂々とピッツバーグで無差別狙撃事件が発生し、
5人の命が失われてしまいます。
事件発生からわずか1時間後に逮捕された元軍人のスナイパーは容疑を否認し、
護送中に他の囚人に襲われて昏睡状態に陥ります。
事件を解決する手がかりは容疑者が残した
「ジャック・リーチャーを呼べ」という1枚のメモだけです。
途方に暮れる捜査陣の前に現れたジャック・リーチャーが
事件の謎に挑みます。
発射された銃弾は6発なのに亡くなった人数は5人。
証拠があまりにもそろいすぎていることから、
事件の背後にある陰謀を確信します。
スタントマンなしでトム クルーズが挑んだカーチェイス、
迫力の銃撃戦と格闘戦が盛り込まれたストーリーに、
断片的な情報から事件の謎を解き明かすという
ミステリーの要素が融合しています。
主人公ジャック・リーチャーと共に謎解きをしているかのような感覚になり、
気が付けば映画の中に引き込まれてしまいます。
●3：トム クルーズとオスカー俳優が2度目の共演
リー・チャイルドによるベストセラー小説を映画化した
『アウトロー』でトム クルーズはオスカー俳優ロバート・デュバルと
2度目の共演をしています。
ロバート・デュバルはアメリカ人俳優で、
グレゴリー・ペックがアカデミー主演男優賞を受賞した1962年公開の
『アラバマ物語』で映画デビューを飾りました。
フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ゴッドファーザー』、
スティーブ・マックイーン主演の映画『ブリット』などに出演し、
自ら歌声を披露した1983年の映画『テンダー・マーシー』で
アカデミー主演男優賞を受賞しました。
『地獄の黙示録』、『ナチュラル』、『ジェロニモ』などにも出演し、
トム クルーズとはストック・カーレースを題材にした
1990年の映画『デイズ・オブ・サンダー』で初めて共演しました。
『デイズ・オブ・サンダー』ではトム クルーズがストックカーレーサーを、
ロバート・デュバルはメカニックを演じていました。
2012年の映画『アウトロー』でトム クルーズとロバート・デュバルは
22年ぶりに2度目の共演を果たしました。
2度目の共演ではトム クルーズが一匹狼の元軍人、ロバート・デュバルは
元海兵隊員で射撃場のオーナーを演じていました。
まとめ
トム クルーズが主演した『アウトロー』はイギリス人作家
リー・チャイルドによるベストセラー小説を映画化した作品です。
流れ者の元軍秘密捜査官ジャック・リーチャーをトム クルーズが演じ、
格闘や銃撃戦、スタントマンなしのカーチェイスを繰り広げていきます。
迫力満点のアクションに加え、白昼堂々と発生した狙撃事件の謎を追う
ミステリーの要素も盛り込まれています。
世の中の法律を用いるのではなく、己の法律と正義だけで悪を
粉砕していく男ジャック・リーチャーの危険な魅力に男も女も気が付けば
虜になってしまいます。
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