チバユウスケ最後のバンドThe Birthdayは解散することなく活動終了とは

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、ROSSO、THE MIDWEST VIKINGS、Midnight

Bankrobbers、そしてThe Birthdayを結成し
2023年まで日本ロックを牽引し続けてきた

チバユウスケ。
55歳にして惜しまれながら亡くなられました。

The Birthdayのベーシストであるヒライハルキは追悼コメントの際
解散することなくThe birthdayは活動を終了致します。
とのコメントをインスタで残しています。

音楽方向性の違いや不満等でメンバーがバラバラになり
それぞれが別の道に進み活動できなくなる状態が解散に繋がりますが、
チバのガン公表で活動休止していたBirthdayがチバが亡くなりBirthdayでの
プロジェクトを続行できなくなった事が活動終了という現在の状況です。

チバ不在のThe Birthdayの存続は現状では考えられませんが、
他メンバーや新メンバーでの再結成的な新たなバンド活動は
将来大いに期待できると考えています。

この記事ではチバユウスケ及びThe Birthdayの偉大な功績を振り返り、
今後他メンバーがどのように音楽を私達に届けてくれるか考察したいと思います。

是非、最後までお付き合いください。

スポンサードリンク




●チバユウスケは最後までThe Birthdayでバンド活動を継続

*The Birthdayの歴史

2005年 チバユウスケ、イマイアキノブ、クハラカズユキ、ヒライハルキにより結成

2006年 ファーストシングル「stupid」、ファーストアルバム「Rollers Romantics」

2008年 日本武道館公演、フジロックフェスティバル出演、ライジング・サン・ロック
フェスティバル出演

2009年 元MICHELLEのアベフトシ急逝直後にフジロックフェスティバル出演

2010年 ROCK IN JAPAN FESTIVAL2010出演後、イマイアキノブ脱退

2011年 元My Little Loverのフジイケンジ加入

2012年 2度目の日本武道館公演

2015年 初のベストアルバム「GOLD TRASH」をリリース、3度目の日本武道館公演

2022年 スラムダンク映画オープニング曲「LOVE ROCKETS」リリース

2023年 4月チバのガン診断により活動休止 12月解散することなく活動を終了

The Birthdayは18年間、1人メンバーは変わりましたが
ずっと本格派ロックバンドとして日本ロック界に貢献し続けてくれました。

*チバユウスケの歴史と魅力

シャワーTVで番組を持つほどのレコード収集家で、
2000枚以上のレコードを所有しているチバが初めて買ったレコードは
ゴダイゴのモンキーマジックだそうです。

私もゴダイゴのデビュー以来の初期のアルバムは全て当時買ったので、
共感する部分を期待したのですが、ゴダイゴはチバの音楽に
全く影響を与えていないとのことで、
単に西遊記のドラマが好きで買っただけみたいですね。

90年代は小室哲哉のディスコ×カラオケをテーマにした
ダンスミュージックが全盛で本格ロックバンドの系譜が途絶えていた中、
すい星のごとくチバが現れ孤軍奮闘で日本ロック界を盛り上げてくれました。

MICHELLE、ROSSO、Birthdayと年齢を重ねるごとに尖った音楽が少しづつ柔らかに
変化していきましたが、詞・サウンド共に衰えは無くむしろBirthdayでは
熟練された音楽が新しいファンを呼び込んでくれたのではと感じます。

チバユウスケは普段のインタビュー時は、人懐っこい笑顔とシャイな
優しい雰囲気を醸し出していますが、ステージに上がると、
まるでこち亀の本田のように極端に変わり迫力満点のロッカーになるのがカッコいいですね。

衝撃のデビューからずっと走り続けているチバユウスケは詞を書き続け音を出し続け
ソロでもバンドでもロックする機会がある限り演奏を続けてきました。

コロナ渦で自粛中も配信ではなく、
人数制限された声出し禁止の観客を相手にライブを行いました。
年齢を補う技術を伴いながら、ロックのスタイルを貫き通すカッコ良さがあります。

●カリスマ不在後のビッグなバンド

フレディ・マーキュリーが1991年に亡くなった後、
クイーンは解散せず、追悼コンサート以外の活動を休止した後、
新ボーカルを加え現在に至るまで活動を続けています。

フレディが亡くなったことでクイーンの人気は一層高くなり、
当初は残されたメンバーでさえ再稼働はありえないと思っていたにもかかわらず、
過去の音源や映像を再加工して実在しないフレディと共演したり
新ボーカルを加え活動しています。

日本でも2009年に急逝した志村正彦亡き後もフジファブリックは
現在に至るまで活動を続けています。

それまでの楽曲は全て志村が作っていたので、
残ったメンバーでリメイクしながら新曲も作り活動しています。

カリスマ的なアーティストが急逝すると
バンドが活動を続けてもかつての代表曲を越えるリリースは困難になりますが、

過去の曲が再評価され人気が出るケースはよくあります。
時代が変わることにより再ブレイクするわけです。

●チバユウスケの曲を聴き続けたい

亡くなられたチバが新曲を書くことはもうできません。

これは賛否両論あると思いますが、
私は時期をみてThe Birthdayの残されたメンバーが
今までの曲を含めて再稼働してほしいです。

チバのしゃがれ声でなければBirthdayなんかじゃないという
ファンの方は大勢いらっしゃると思いますし、
チバユウスケの声とキャラがあってこそのBirthdayだと私も思います。

新曲を書いてもチバのような秀逸な言葉を並べるセンスのある詞は書けないと思います。

しかしチバユウスケの曲をもう一度ライブで聴きたいというファンは多いはずです。

チバの音楽の影響を強く受けているミュージシャンほど
再現密度は高くなります。

Birthdayのメンバーだけでなく、
ロック界全体でチバユウスケの灯を消してほしくないと強く考えます。

スポンサードリンク




●まとめ

ロック一筋に駆け抜けたチバユウスケの最後のバンドがThe Birthdayです。

カリスマミュージシャンがいなくなっても復活するバンドは存在しています。

チバユウスケの灯を消さず、The Birthdayやチバの意志を受け継いだミュージシャンが
今後も日本ロック界で活躍し続けることを期待します。

以上です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA