ダイビングのマスクでおすすめは?種類別の特徴とえらび方のコツを解説

ダイビングのマスクは見た目の形よりも、自分の顔に合っているかで選ぶのが重要です。

一眼」「二眼」は好みで選んで問題ないですが、
度付きマスク」にする場合は「二眼」になります。

ここで、
「ダイビングのマスクってどんなタイプがおすすめなの?」
「初心者に向いている形ってあるの?」

と疑問を持つ人もいるかと思います。

そこで今回は、ダイビングの「マスク選び」について。
おすすめのタイプとえらび方のコツをていねいに解説します。

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●ダイビングのマスクは3種類

ダイビングを始めるときに、最初に買うのをすすめられがちなのがマスクです。

ダイビングのマスクは、形の違いで大きく分けて「3種類」あります。
それは、「一眼」「二眼」「フルフェイス」です。

「一眼」と「二眼」の見た目はわりと似ていますが、
「フルフェイス」はまったく違う形をしています。

一般的にダイビングショップのレンタルなどでは「一眼」や「二眼」が多く、
「フルフェイス」はまだまだ少ないです。

初めてマスクを買う場合、形の好みよりも、
自分の顔に合っているかで選ぶのがおすすめです。

「ダイビング用品店」で、実際に顔にあててみて買うのがいいでしょう。

マスクを顔にあてた状態で軽く鼻から息を吸い、
下を向いて落ちなければOKです。あとは、鼻のつまみやすさや、顔への当たり具合などを確認してみてください。

顔が小さい人には、女性向けなど小さめのサイズもあります。

また、安いからと「シュノーケル用のマスク」を買っても、ダイビングには使えません。
なぜならダイビングのマスクは深い水深でも使えるように丈夫に作られているからです。

ダイビングで使うなら、少し高くても「ダイビング用のマスク」を買うようにしてください。

さて、マスクは顔に合うならどれを選んでもいいのですが、
初めて買う人には「一眼」、目が悪くて「度付きレンズ」にするなら「二眼」がおすすめです。

●初心者は一眼マスクがおすすめ

ダイビングマスクを初めて買うなら、私は「一眼タイプ」がいいと思います。
なぜなら、自分以外の人から顔の表情がよく見えるからです。

「海の中なのに、顔の表情の見え方が大事なの?」と疑問を持つかもしれませんが、初心者ほど大事になります。
ダイビングショップのスタッフは、楽しんでいるか、
問題はないか、水中でもしっかりゲストの表情を見ているのです。

私も海から上がると、「さっきなんか不思議そうな顔していましたけど、何かありました?」などと
スタッフさんから言われることがあります。

海の中なのに本当によく見てくれているな、
といつも嬉しい気持ちになります。

水中ではしゃべれない分、顔の表情からのコミュニケーションがとても大切です。
その表情が分かりやすいのが、「一眼マスク」なのです

●度付きレンズなら二眼マスク

一方、目が悪い人は「二眼マスク」にする必要があるかもしれません。
なぜなら、左右の視力に合わせてレンズを作る「度付きレンズ」は「二眼マスク」しかできないからです。

ただし、「度付きマスク」にもデメリットがあります。
それは、値段が高いことと、通常の眼鏡から「度付きマスク」への切り替えが不便なことです。

まず、「度付きマスク」のレンズは注文になるので、通常のマスクよりも値段が高くなります。
この理由から、「度付きマスク」のレンタルを用意しているショップもあまりありません。

さらに「度付きマスク」は、潜る前の眼鏡からマスクへの切り替えが面倒です。
通常の眼鏡をはずしてからマスクをつけるまで、見えなくなってしまうからです。

潜る前にマスクをつけている時間が長いと、マスクの中で汗をかいてしまい、水中でくもりやすくもなります。

「ビーチダイビング」の場合、水に入るまで歩いて移動することも多く、
眼鏡とマスクの切り替えのタイミングがさらに難しいです。

また、万が一マスクを壊したり、失くしたりすると、
そのあと潜れなくなってしまうのもリスクです。

私はかなりの近眼ですが、このような「度付きマスク」の不便さから、いつもコンタクトで潜っています
目が悪い人には必ず「度付きマスク」が必要なわけではなく、コンタクトでも潜れます。

海でコンタクトが流されるのが心配かもしれませんが、
基本的にはマスクの中に水は入ってこないので、大丈夫です。

ワンデーなど「使い捨てのコンタクト」を使い、
いつも予備のコンタクトを持っていれば、安心して潜れます。

ちなみに、私は20年以上コンタクトで潜っていますが、
海の中でコンタクトが外れたのは一度だけです。

水中で片目だけ急に見えなくなり、コンタクトが外れたのだと気づきました。

念のため水中カメラで「自撮り」すると、マスクについていたのです。
そこからずっとマスクに水が入らないようにし、
海から出ても流れないように気をつけて、無事コンタクトを救出できました。

●おすすめしないフルフェイスマスク

ダイビングマスクの種類で3つ目の「フルフェイス」は、
最近初心者向けなどで注目されつつあります。

メリットとして、

・鼻から呼吸ができる
・息がしやすい
・耳抜きがしやすい
・マスクの水を抜きやすい
・潜りながらしゃべれる

これらが挙げられます。

しかし、私は初心者に「フルフェイスマスク」は、おすすめしません
なぜなら、トラブルのときの対処が大変だからです。しかも値段も高いです。

タンクの空気がなくなってしまったり、器材の不具合で息が吸えなくなってしまったりした場合。
通常のマスクなら、自分やバディの「オクトパス(予備の器材)」を咥えるだけですぐに呼吸ができるようになります。

一方「フルフェイス」の場合、自分のマスクを外さないと「オクトパス」を咥えられないので、
時間がかかります。また、呼吸を確保したあとに予備のマスクをつける作業も必要です。

コンタクトなど理由で海の中で目を開けられない人は、これらの作業を、
「目をつぶったまま」やらないといけません。

このような対応が初心者にはかなり難しく、スムーズにやるにはかなりの技術が必要です。

「フルフェイス」は、初心者の苦手を解消できるとして注目されています。
しかし、トラブル時の対応が初心者にとって難しいのでは、本当の意味ではおすすめできないと私は考えるのです。

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●自分にぴったりのマスクに出会おう

ここまで説明してきたように、ダイビングのマスクには、
「一眼」「二眼」「フルフェイス」と3種類あります。

初めて買うなら、自分の顔に合うものを選ぶことが大切です。迷ったら「一眼」がいいでしょう。

ダイビング用品店で、色々試して買うといいです。
近くにお店がない場合は、色々なダイビングショップでレンタルを使ってみて、気に入ったマスクがあったら買うのもおすすめです。

初めて買うダイビングマスク。

自分の顔にぴったりで、ストレスなくずっとお気に入りを使えれば、
ダイビングもさらに楽しく潜れるようになると思います。

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