ダイビングのプール講習で必要な持ち物はなに?あったら便利なものも紹介

ダイビングのライセンスをとるとき、「プール講習」が最初の実習になります。
プールでの講習は、初めて水に入りダイビングに必要な基本の動作を学ぶ、実践的な訓練です。

初めての水中の講習なので緊張とともに、

「どんな持ち物が必要なの?」
「あった方がいいものってなんだろう?」

と疑問を持つ人もいるかもしれません。

そこで今回は、ダイビングの「プール講習」で必要な持ち物について。
あったら便利なものも、あわせて紹介します。


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●ダイビングのプール講習の持ち物とは

ダイビングのライセンス講習は、「学科」と「実習」があります。

「学科」とは、ダイビングに必要な知識を頭で学ぶもので、学校の勉強と一緒です。
一方、「実習」は「プール実習」と「海洋実習」があり、ダイビングに必要な動作を身体で学ぶものです。

「プール実習」では基本的な動作を教わり、
「海洋実習」ではいよいよ実戦での訓練になります。

分かりやすく、車の運転免許で例えると、

・学科→学科教習
・プール実習→教習所内教習
・海洋実習→路上教習

このようになります。

ダイビングのライセンスも車の運転免許も、
同じような流れで学ぶのです。

そんなダイビングのライセンス講習ですが、「プール講習」が最初の水中での練習になります。

これからダイバーになる人にとっては、まさに水の世界への第一歩です。
初めてのことですし、「プール講習」にそなえてどんな持ち物が必要なのか想像もつかず、心配な人もいるでしょう。

「プール講習」に必要なものは、

・スーツの中に着るもの
・海水浴などでも使うもの
・その他あると便利なもの

大きく3つに分けられます。

ここからは、「プール講習」をより快適に楽しんで学ぶために必要なものを、
上の3つの種類に分けて紹介していきます。

●スーツの中に着るもの

ダイビングで、水に入るために着るのが「ウェットスーツ」や「ドライスーツ」です。
「ウェットスーツ」は温かい水温で使うもので、身体が水に濡れるので中には水着を着ます。

一方「ドライスーツ」は冷たい水温で使うもので、身体は水にぬれないため、中には通常の服を着ます。
「ウェットスーツ」と「ドライスーツ」のどちらで「プール講習」を行うかで、持ち物が変わるのです。

*ウェットスーツの中は水着

ウェットスーツの場合、中に着る水着が必要です。
水着ならなんでもOKと言いたいところですが、ダイビングに向いている水着があります。

まず男性は、「ボクサータイプ」か「ハーフスパッツタイプ」がおすすめです。
理由は「ウェットスーツ」を履きやすいからです。

「サーフパンツ」「サーフトランクス」「海パン」と言われる、
ダボっとしたタイプの水着を持っている人も多いと思いますが、ダイビングには向いていません

なぜなら水着の裾が丸まってしまい、身体にフィットする「ウェットスーツ」を着にくいからです。
そのため、裾がぴったりしている水着をおすすめします。

女性の水着は、「セパレートタイプ」がおすすめです。
ダイビング前後でトイレに行く際に、「ワンピースタイプ」だと「ウェットスーツ」と水着を脱ぎ着するのが大変だからです。

また、水着のデザインですが、男性の「ブーメランタイプ」や、女性の「過激なビキニ」などは、あまりおすすめしません

なぜなら、ほかの異性のダイバーが目のやり場に困るからです。
ダイビングは、「自慢の肉体」を披露する場ではありません。

他のお客さんの気を引きすぎないように、
露出は控えめの水着がおすすめです。

*ドライスーツの中は長そで長ズボン

「ドライスーツ」は水が入らないので、中に着るものは水着ではなく普通の服になります。
「プール講習」のときの水温に合わせて、服を決めるといいでしょう。

「ドライスーツ」を使うのは寒い季節だと思うので、長そで長ズボンが基本になります。
肌を出さないことで、寒さを防ぐだけでなく、「ドライスーツ」に直接肌が当たらずにスムーズに着られるメリットもあります。

水中では体温を奪われるので、地上での服よりもさらに温かくして入るといいでしょう。

●海水浴などでも使うもの

次に紹介する持ち物は、ダイビングだけでなく、海水浴などでも使うものです。

・タオル

バスタオルとフェイスタオルの2種類あると便利でしょう。

・ビーチサンダル

夏でも靴を履いていくと、持って行き忘れがちです。

・着替えや下着

服の下に水着を着て出かけると、水から上がって着る下着を忘れがちです。

*講習中も日焼け・熱中症の対策は大事

夏のプール講習の場合、「日焼け・熱中症」の対策も大事になります。
というのが、常に水に入っているわけではなく、地上で話を聞く時間も多いからです。

・日焼け止め

濡れても落ちない「ウオータープルーフ」のものにしましょう。
手に取りださずに塗れる「スティックタイプ」がおすすめです。

・帽子

「つば」が大きいものをおすすめします。風が強いこともあるので、あご紐を付けられる帽子がいいです。

・サングラス

目も日焼けします。水から出てそのまま付けられるように、濡れても気にならないものを用意してください。

・ラッシュガード上下

「ラッシュガード」とはマリンスポーツ用の「アンダーウェア」として作られた薄い生地のスポーツウェアです。
最近は、「着る日焼け止め」とも言われ、水着の上に着ることで「日焼け」を防いだり、水中では「体温の低下」を防いだりします。

ダイビングに限らず、海水浴などでも使えるので、これからダイバーになる人にはぜひ最初に買うことをすすめます。
なければ、濡れてもいい「長そで」と「スパッツ」でも代用できます。

●その他あると便利なもの

最後に、あると便利なものを紹介します。

・ヘアゴム

・飲み物、おやつ

・防水バック(プールバック)

・予備のコンタクト

・酔い止め
プール講習でも、水の揺れで酔う人もいます。船などの揺れに慣れてない人は飲んでおくと安心です。

・虫刺されの薬

・スマホや財布を入れるための小さな防水バッグ
ジップロックなどファスナー付きビニールでもOK

・濡れたタオルや水着などを入れるビニール袋

●一番大事なのはプール講習を楽しむ気持ち

ここまで、ダイビングの「プール講習」に役立つ持ち物を紹介してきました。
しかし、初めての水中での実習なので、どれだけしっかり準備をしても、足りないことや予定外のことは出てくるかもしれません。
そこで一番大事な持ち物が、「プール講習」を楽しむ気持ちです。

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まとめ

講習ではしっかり教わるのももちろん大切ですが、楽しむ気持ちを忘れずに参加してください。
私にとって、初めて水中で息をしたときの驚きと感動は、今でも忘れられない思い出です。
初めてのプール講習は一度だけ。ぜひ楽しんで、一生の思い出にしてもらえたら嬉しいです。

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