ゾンビと恋愛・ゾンビ社会で恋愛!恋愛系ゾンビ映画特集

世界中で量産されているゾンビ映画

現在コメディからシリアスまで、様々なゾンビ映画が
この地上で生まれています。

そんな中、実はゾンビと恋愛をはぐくむという
かなり狂った映画が世の中に複数あることについて

皆さんはご存知でしょうか。

実は、ゾンビと恋愛する映画・あるいは恋人が
ゾンビになってしまう・さらにはゾンビにあふれた終末世界での
恋愛というような映画は世界中で存在しています。

今回は、そんなゾンビ恋愛映画の変わった作品についてご紹介します。


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イケメンゾンビと恋愛!「ウォームボディーズ」


2013年に製作されたラブコメ映画「ウォームボディーズ」は
「X-MEN:フューチャー&パスト」でミュータント科学者の
ビーストを演じたイケメン俳優ニコラス・ホルト主演の
ゾンビ映画でした。

本作は、知能はあるものの人間時代の記憶がない
ゾンビのRがある日、人間の生存者である少女ジュリーに
恋をしてしまいます。

Rはジュリーを自身の部屋へかくまい、
彼女と安定した生活を歩みます。

やがて、Rは人間だったころの意識を徐々に取り戻し、
二人は人間とゾンビの共闘する社会の構築を模索していくのでした。

なんと本作のテーマはまさかの愛は地球を救うというド直球の映画。

また、ゾンビが人間に戻っていくというゾンビ映画ファンがみると
びっくりするようなオチで映画は終了します。

ここまでラブコメに徹していると逆に安心感があります。

彼女がゾンビになって帰ってきた!「ゾンビ・ガール」


2014年に「グレムリン」や「トワイライトゾーン」といった映画を
監督したSF・ホラー映画界の巨匠ジョー・ダンテによって
生み出された本作。

なんと彼女がゾンビになって帰ってきたという
まさかの恋愛映画になっています。

ホラーショップで働くオタク少年マックス、
彼はリア充女エブリンと交際をすることになりました。

しかし、エブリンは過激な環境保護活動家で、
おまけに勝手にマックスのコレクションを捨てるなど
とんでもない性格をした女でマックスは別れようとします。

別れ話をするためにエブリンを呼び出したマックスですが、
なんとエブリンは目の前で車にひかれて殺されてしまいました。

ショックを受けるマックス、そんな彼はオリビアという別の女性と
知り合い、共通のホラー趣味で仲良くなり恋愛関係になりますが、
なんとマックスは以前にエブリンと「死ぬまで永遠に一緒」
ということを約束していたのでした。

その約束もあり、突如ゾンビになって蘇ったエブリンは
マックスの元にやってきます。

優柔不断なマックスはゾンビのエブリンとオリビアとの
三角関係に悩まされて行きます。

と、まるで高橋留美子先生の「うる星やつら」なんですが、
あっちが宇宙人ならこっちはゾンビとかなり迷惑な設定に
なっています。

本作は本気のホラーではなく、いわゆるコメディタッチの
ストーリーで、ゾンビとの恋愛、しかも三角関係を描いています。

オチもひねりがきいており、
中々楽しめる作品
となっていますのでオススメです。

ゾンビと恋愛することの苦しさ「バタリアン・リターンズ」


1993年に製作された「バタリアン・リターンズ」は
日本でも高い人気を誇る「バタリアンシリーズ」の
3作目となっています。

今までコメディタッチの作品が多かった
「バタリアンシリーズ」ですが、
本作ではなんと内容はシリアス路線に変更されています。

軍基地で働く職員を父親に持つ少年カート、
彼女は最愛の彼女ミンディや父親とともに平穏な時期を
過ごしていましたが、父親と些細なことで喧嘩してしまい、
ミンディを連れてバイクに乗りながら家でしました。

しかし、勢いあまったカートはミンディを
バイク事故で死なせてしまいました。

悲しんだ彼はミンディを軍基地にある、
ゾンビに変える毒ガスを浴びせて
彼女をゾンビとしてよみがえらしてしまいました。

その結果、他のゾンビまで蘇ってしまい、
ミンディとカートは逃避行をするのでした。

しかし、当然軍はそれを許すわけもありませんでした。

次第に軍の追手は彼等を追いかけて、
最悪の悲劇が生まれるのでした。

本作は他のゾンビとの恋愛を描いた恋愛映画と違い、
愛する事の恐ろしさ・苦しさ、それがきっかけで
生まれてしまう軋みを描いています。

最初は理性を保っていたゾンビのミンディも最終的には
ただのゾンビになり、人肉を喰らっていくところが、
本作の一番悲しい部分になっています。

本作は、その内容の悲しさから現在でもファンから
人気のある作品として語り継がれています。

ゾンビにまみれた社会の中で愛を育む「ドーン・オブ・ザ・デッド」


2004年に公開制作されたザック・スナイダー監督による
ホラーアクション映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」。

ある日突然、世界中がゾンビであふれ人類を襲撃するという
恐怖の事態がおきます。

看護婦のアナは突如、かわいがっていた隣家の娘が夫を襲い、
夫と娘がゾンビになってしまったことを知り、自宅から逃走。

同じく逃走した市民のグループと遭遇、
彼らとともに大型ショッピングモールに逃げ延びます。

しかし、そこは警備員のグループが既に支配。
アナたちは幽閉されてしまいます。

ところが、警備員のバイトをしていた少年を仲間につけたことで、
アナたちは一転攻勢、モールを手に入れます。

そこで、別の避難民グループと仲間になり、
モールで過ごしていくことに…。

しかし、次第にそのモールの中でもゾンビがみつかるようになり、
アナたちは外の世界に逃げようと決意します。

本作はジョージ・A・ロメロ監督の名作「ゾンビ」を
リメイクしたホラーアクション映画で、オリジナル版と違い、

数多くの人間が登場し、その中で様々な人間模様が描かれる
群像劇的楽しさが追加されています。

本作では、生き残った主人公アナが、ゾンビになり
死んでしまった夫とは別の男性と恋愛を育む姿、

さらには上司を裏切り、アナたちの側につくようになった警備員の
少年の初々しい恋愛模様も描かれています。

例え、世界中がゾンビであふれても、人々は恋愛を行い、
愛し合うという当たり前のことを本作はさらっと描いておりますが、

その淡々と突き放した感じが、どこか儚さを感じるかなり
ニクい演出をしています。

主人公のアナは夫をゾンビに襲われているのに、
悲しくないのか・夫をしり目に恋愛などできるなといったような
主張がされることもありますが、考えてみれば
世界中にゾンビがあふれている世界、
悲しみに暮れている場合ではないのかもしれません。

アナと関係を結んだ男性も、過去に妻子がいたことを
のぞかせていますが、恐らくゾンビになったことで
妻子を殺してしまったのではないかともいわれており、
この主人公アナの恋愛が中々悲しい恋愛となっています。

また、警備員の少年テリーと少女の恋愛も、
青春の1ページっぽさがあり、
どことなく日本のアニメのような初々しさであふれているのが
印象的です。

それだけでなく、人を愛しすぎることの恐怖・恋愛の恐怖も
描かれており、本作では妊娠しながらゾンビになった婚約者を
連れてきた青年の悲しすぎる恋愛模様まで描かれています。

愛した人をゾンビになったことを認められなかったこ
の青年の起こした凶行は、内心ではだれも責めることが
できないものとなっています。

このように、一つのゾンビ映画の中で複数の恋愛模様が
描かれる本作。

一粒で3つの味がする印象的な作品となっています。

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まとめ

今回はゾンビとの恋愛を描いた・またゾンビ社会で恋愛を
はぐくもうとする男女の映画について様々な情報をお話ししました。

今回分かった情報をまとめると…以下のようになりました!

・イケメンゾンビとの恋愛が世界を救う「ウォーム・ボディーズ」
・彼女との価値観の違いをゾンビに見立てた「ゾンビ・ガールズ」
・ゾンビになった彼女との逃避行を描いた「バタリアン・リターンズ」
・ゾンビにまみれた社会のなかで愛をはぐくむ「ドーンオブザデッド」

最後まで読んでいただきありがとうございました

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