スラムダンク映画オープニング曲はチバユウスケのどんな曲でしょう

今や世界で最も有名な日本人スポーツ選手である大谷翔平の登場曲にもなった

スラムダンク映画版のオープニング曲はチバユウスケ作詞、
The Birthday作曲の
LOVE ROCKETS」です。

「LOVE ROCKETS」は2022年12月7日リリースのThe Birthday「月夜の残響ep.」
に収録されており,2023年5月31日リリースの「THE FIRST SLAM DUNK]サウンド
トラックにも収録されています。

ロック通の間ではカリスマ的な人気を誇るチバユウスケですが、音楽ファン以外
の人にとっては、この映画をきっかけにしてチバユウスケを知った人も多いと思います。

スラムダンクの原作者井上雄彦がTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT時代からの
チバユウスケファンであったためオファーにつながりました。

この記事ではLOVE ROCKETSという曲の素晴らしさとスラムダンク映画による相乗効果が
いかに大きいかについて考察していきたいと思います。

是非最後までお付き合いください。


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●スラムダンク映画「THE FIRST SLAM DUNK」は大ヒット

2022年12月3日公開された映画は2023年8月31日に終演するまでに観客動員1088万
興業収入157億の大ヒットとなりました。

アジア各国でも大好評で、台湾では日本映画で歴代2位の興行収入、韓国では日本映画の
歴代興行ランキング1位、中国では1日のアニメ映画の上映回数記録を更新しました。

2024年1月23日に1日限りの復活上映されることも決定しました。

ブルーレイやDVDの今後の売れ行きを予想すると
商業的に空前の大成功を収めた事業であるといえるでしょう。

原作者自ら監督・脚本を務め、前述のとおりチバユウスケの大ファンとしてオープニング曲
のオファーもしています。

エンディング曲10-FEETの「第ゼロ感」とともに「LOVE ROCKETS」もヒットし
本編、音楽ともに好評を得ました。

●チバユウスケの曲がなぜスラムダンクの映画にベストフィットしたか

スポーツアニメ特有の青春ど真ん中の爽やかさやスポーツマンシップの尊さを表現する
場面は全く無く、スラムダンクの悪役登場シーンだったからこそLOVE ROCKETSが
よりカッコよくなったのでしょう。

ベースから始まりドラム、ギターと1つづつリズムを重ねチバユウスケの
ボーカルで曲のカッコよさは極まります。

正直に言うと映画のシーンと重ねなくても相当ハイクオリティで十分カッコいい楽曲だと思いますが、
スラムダンクファンの方々からするとオープニング映像があるゆえにたまらないのだと思います。

昔の名曲ディープパープルの「スモークオンザウォーター」のようにイントロだけで
鳥肌が立つ曲
ですね。

サブスク全盛時代ですので、イントロが極端に短いかイントロ無しの曲が増え続けています。

これは仕方ない傾向で、サブスクだとほんのわずか聴いてつまらないと
スキップされてしまうので、なるべく早くサビを聴かせようとするからです。

この映画のオープニングにはカッコいいイントロが必須であったため、LOVE ROCKETS
がフィットしたのです。

また映画館の迫力ある音量と高品質の音響により一層の効果があったのではないかと思われます。

●スラムダンク映画のヒットはLOVE ROCKETSをより一層ヒットさせる

昔、西武ライオンズ時代の清原和博が写真週刊誌に女性問題を取り上げられた時、
落合博満から「おまえもこれでやっと有名人だな」とテレビで言われていたのを覚えています。

野球ファンで清原を知らない人は当時から誰もいませんでしたが、
落合が言ったのは「野球に興味が無い人は清原を知らない」という意味だったそうです。

どんな優れたコンテンツでも人に広く知れ渡るのは難しく、
またたまたま有名になり評価されるものもあります。

音楽もそうで、映画やドラマの感動があるからこそヒットした曲はいくらでもあります。

これは映画等に限らず自分の思い出に残る時期や
場面でたまたま聴いていた曲だから大好きだというのが皆さんもあると思います。

たまたま知ったものが元々自分のお気に入りの要素を持っていたり、
新たに自分の好きを発見できることもあります。

スラムダンクのファンはとてつもなく大勢存在するので、この効果は計り知れません。

また、映画の公開から1年足らずでチバユウスケが残念ながら亡くなってしまい、
チバを映画で初めて知った人達のなかには驚きや悲しみとともに
チバの音楽を聴きたがる人も相当数いると思います。

LOVE ROCKETSは映画の公開日に音楽配信が開始され、MVもこの日に合わせて初公開されています。
またチバユウスケファンが曲のカッコ良さから映画を観て
スラムダンクの面白さを知ることによりもう一度映画を観たくなったり
漫画を読みたくなる人も大勢いるのではないでしょうか。

●LOVE ROCKETS制作時のチバユウスケは円熟期

チバは原作のスラムダンクを全巻読んだうえで、この曲の作詞をしています。

チバ特有の詞で表現されているため分かりづらいですが、
詞にはスラムダンクのストーリーを意識した言葉が書かれていると思います。

MICHELLE時代のような突っ張った不良青年の感性ではなく、悟りの境地に近づいていた
Birthday後半のチバが人気アニメ映画のオープニング曲という大仕事に出会い気合十分で
臨んだ曲作りは更に次のステップに移行することに繋がり結果として
大作に仕上がったのだと思います。

実力とモチベーションを兼ね添えた状態のプロフェッショナルが作った作品です。

音楽がヒットするには曲そのものが優れた作品であることとプロディースが成功することの両方が必要です。
この曲は長きに渡り多くの人に愛され続けていくと思います。

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●まとめ

スラムダンク映画「THE FIRST SLAM DUNK」は大ヒットしました。

映画のオープニングシーンとオープニング曲「LOVE ROCKETS」は見事にマッチしました。

相乗効果でスラムダンクも曲も一時的でなく今後も更なるヒットが期待できます。

映画オープニング曲制作時のチバユウスケはアーティストとして最高の境地に到達していました。

以上です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました

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