スキーアルペンとは?実際いつもやっているスキーとは何が違う?

冬季オリンピックの競技として知られているスキーアルペン。
斜面に設置された旗を通過しながらどれだけ速く下にあるゴールに辿り着けるかを競う競技です。

テレビなどで観戦したことがあったり、どんなことをする競技なのかは知っている方も多いかと思います。
ですが、使うスキー板やストック、ブーツなど、実際は私たちが冬シーズンに楽しんでいるスキーとはその種類だったり特徴が違うのです。

そこで今回は、普段私たちのするスキーとオリンピック競技にあるスキーアルペンがどう違うのか?
その特徴をご紹介していきたいと思います。


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●私たちが楽しんでいるスキーがどういうものなのか?

冬になり、私たちが楽しんでいるスキーは一般的に基礎スキーと呼ばれるスポーツです。
正確性に重きを置いたスキーであり、競技としても存在しています。

80年代から90年代にかけて日本ではスキーブームが起きました。
そこで一気に基礎スキーが流行り始め、それから今日までスキー人口が減りつつある一方で、
スキーを始めてみようという方も少なくありません。
最近はスノーボード人口の方が増え続けている傾向にあるみたいですね。

スキーをこよなく愛している著者としては、スキー人口が増えることを願うばかりなのですが…!

目の前に広がる壮大な白銀世界の中を、思いのままにスキーで滑っていく楽しさはスキーをしている人にしか分からないでしょう。

またもう一つにフリースタイルスキーというのがあり、これは名前の通り“自由”にスキーを楽しむスポーツです。
滑りながらトリックをしたりジャンプをして楽しむスポーツです。こちらは基礎スキーとは扱う板が若干異なるため、
「フリースタイルスキーに挑戦してみたい!」と思っている方は板の選び方に注意してくださいね。

●スキーアルペンで使う板は基礎スキーとどう違うのか?

先ほど私たちが普段楽しんでいるスキーについて、簡単にではありますが紹介しました。
さて、それではいよいよスキーアルペンの特徴について詳しく解説していきたいと思います。

様々あるスキー競技の中でも特に“速度”が出る競技がスキーアルペンですが、
その速さは自動車の速さなどを優に超えていきます。

そのため、滑る際の格好は私たちが着るダボっとしたスキーウェアとは違い、ピタッとした全身タイツのようなものを着ます。
これにより、空気抵抗を極力抑えることができるのです。

競技で使われるスキーアルペンの板も、
私たちが普段使っている板と比べてその形状、強度は大きく異なっていきます。

まず、ビンディングと呼ばれるブーツと板とを固定する金具の取り付け位置の板幅ですが、基礎スキーなどと比べて狭くなっています。
ここでも速度に特化した競技ならではの工夫がされていますね。雪上と板との抵抗を減らすためです。

強度に関しても、速さを出すための工夫がされています。
自動車を優に超えてしまう速さで滑るには、それに伴って当然頑丈さが必要になっていきます。

Qやわらかい板で速度を出すとどうなるでしょうか?
A速さが増せば増すほど、板にかかる衝撃も増していきます。
そうなるとやわらかい板はその衝撃を吸収できずにたわみ始め、
吸収されきれない衝撃はやがて身に着けているその人本人へと伝わっていってしまいます。

そのため、高速でも板がたわまずに、
かつ衝撃を吸収できるように強度は私たちの使う板よりも硬く硬く作られているのです。

これはブーツも同様で、力の伝達をよくするために通常よりも硬いブーツを着用しています。

これら、板やブーツの“硬さ”はスキーアルペンに限らず、好みで硬くしている人はたくさんいます。
これらの硬さを“フレックス”といい、自分好みのフレックスにカスタムして楽しむことができます。

著者自身、速度を出すのが好きで板、ブーツのフレックスは硬めにしています。
物によってそのフレックスが異なるので、自分にぴったりのものをぜひ見つけてみてください。

●実はストックも違う?スキーアルペンで使われるストックの特徴とは

スキーをするにあたって、ターンのタイミングであったり、ある時には補助として使うことの多いストックですが、

実はスキーアルペンではその形状が異なります。

私たちが使っているストックはまっすぐな形をしているかと思いますが、スキーアルペンの競技で使われるストックは内側にグニャっと曲がっています。
これは、空気抵抗の意もありますが旗の横をターンする際にストックが邪魔にならないように作られているのです。

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●まとめ

スキーアルペンはオリンピック競技として有名ですが、趣味としてやっている人もたくさんいます。
スキーアルペンに興味がある方はぜひ初めてみるといいかもしれませんね。

著者はスキー、スノーボードが大好きで、冬季オリンピックの時期になるとウハウハしてしまいます。もちろん観戦して日本勢の選手方を全力で応援しています。

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