ジャン・レノが出演した刑事映画ベスト3

フランスを代表する俳優のジャン・レノ

日本でも「レオン」や「グランブルー」といったリュック・ベッソン作品から
日本の怪獣映画であったゴジラをリメイクしたローランド・エメリッヒ監督の
GODZILLA」といった様々な作品に出演していたので多くのファンがいました。

一時は「イケオジ」の代表例として名前も挙がっていました。

そんなジャン・レノですが、実は複数の映画で刑事役で出演しています。

今回は、ジャン・レノが出演した刑事映画ということでおすすめの作品をご紹介します。

ジャン・レノのプロフィール

では、ジャン・レノのプロフィールについてご紹介します。

ジャン・レノは1948年7月30日にフランス領モロッコで生まれました、
現在78歳になっています。

実は両親はスペイン人で、当時スペインに君臨していた独裁者フランコの政権を嫌い
国外逃亡をしていたという特殊な出自をしていました。

やがて、ジャンと両親は、フランスに移住。

彼は17歳のころに、クール・シモン演劇学校に通うようになりました。

演劇学校卒業後、しばらくは仕事に恵まれず不遇の日々を過ごしていました。

しかし、そんな彼に転機が訪れます。

それは、1983年に出演した映画「最後の戦い」に監督したリュック・ベッソンとの出会いでした。

後にフランスを代表する映画監督に成長したベッソンは複数の映画を製作、
その中でジャン・レノを好んで起用しました。

1988年にはベッソンの監督作である「グラン・ブルー」に出演、
この中で陽気な男エンゾを演じ高い評価を受けました。

そして、1990年に製作されたアクション映画「ニキータ」では掃除人ヴィクトルというチョイ役で
すぐ死ぬ役ながらも印象的な暗殺者役を演じました。

これがきっかけでフランスを代表するスター俳優となり、
1993年には「おかしなおかしな訪問者」という下品なコメディ映画に出演、
この映画はフランスでは大ヒットして2016年にはシリーズ三作目が製作するほどのヒットとなりました。

そして、1994年。

ベッソンのハリウッドデビュー作である「レオン」で孤独な暗殺者を演じ、
これが世界中で大ヒット、一躍彼の名前を知らしめることになりました。

1998年には日本の有名怪獣映画「ゴジラ」をリメイクしたものの、
不評で終わったローランド・エメリッヒ監督の「GODZILLA」に出演、
ここではフランスの工作員を演じ、映画そのものは不評だったものの、彼の演技は高く評価されました。

その後もコンスタントに「ローラーボール」や「ホテルルワンダ」といったハリウッド映画に
出演していましたが、現在はハリウッド映画に出るよりフランスの映画やTV等の仕事を多く引き受け、
母国で安定したキャリアを築いています。

第一位:犬嫌いの刑事vs連続殺人事件「クリムゾン・リバー」


2000年に製作されたサイコサスペンス映画「クリムゾン・リバー」は、アルプス山脈を
舞台にした連続殺人事件を追いかける孤独な一匹狼の刑事をジャン・レノが演じていました。

本作は日本でもヒットし、現在はフランス映画を代表する俳優として人気のある
ヴァンサン・カッセルも共演したことで話題を集めました。

舞台はアルプスに近い学生街ゲルノンで全裸死体が見つかるところからスタートします。

ジャン・レノ扮する犬嫌いの刑事のピエールが、この事件の捜査にあたりますが、
近隣の街ザルザックでも、子供の墓が荒らされるなどの怪事件が起き始めます。

ザルザックの不良刑事マックスと出会ったピエールは彼とタッグを組み、
この事件の捜査に当たりますが…そこにはゲルノン大学の恐ろしい陰謀が隠れていたのでした。

果たして事件の真実は一体どういうものだったのか。

本作で主人公の刑事を演じているジャン・レノですが、
その立ち回りは非常にマヌケでカッコ悪いものとなっています。

まず、実は事件の黒幕だった女性に不意打ちとはいえ大怪我をさせられたり、
犬嫌いという設定のせいでうっかりであったドーベルマンにかなりビビッていたりと
かなり情けないキャラです。

最終的に紆余曲折あり、雪山で遭難してしまった主人公刑事コンビを犬に助けられるという
皮肉なオチも中々味わい深いです。

第二位:とぼけた癒し系役も実はうまい「ピンクパンサー」


2006年に公開された「ピンクパンサー」は、日本でも有名な同名映画シリーズの
ハリウッドリメイク作品となっています。

フランスと中国のサッカー国際試合の最中に、フランスのコーチが何者かに
暗殺されるという事件がおきます。

その際にコーチがつけていたダイヤモンド「ピンクパンサー」も強奪されてしまいました。

この事件を解決するために、フランス警察のドンであったドレフュス警視は
クルーゾー警部を呼び寄せ事件の解決を図ろうとします。

しかし、このクルーゾー警部はとんでもない無能な男で
終始事件をかき乱してしまいます。

呆れるドレフュスは、仕方がないので自身の部下であった刑事のポントンを派遣、
クルーゾーと手を組ませようとしますが…。

本作でジャン・レノが演じるのはクルーゾー警部のお目付け役として呼ばれた
フランス人刑事のポントンでした。

本作は主人公のクルーゾーとこのポントン刑事のほぼ漫才のようなやり取りが、
映画劇中を支配しています。

主人公クルーゾーはかなりのマヌケなのですが、
実はポントン刑事もどこか間が抜けており、「レオン」等のイメージとは
真逆のおとぼけキャラを演じています。

というのも元々「おかしなおかしな訪問者」等でコメディをやっていたジャン・レノ、
実はこういうとぼけた作品もお手の物だったりします。

しかし、ポントン刑事は非常に任務に忠実でクルーゾーがどれだけ失敗を起こしても
忠実に傍らによりながら支える献身的な姿は少し泣けてくるものがあります。

タフでクールなだけがジャン・レノの持ち味じゃないということで本作はおすすめです。

第三位:広末涼子との共演作「WASABI」

2001年に公開されたアクション映画「WASABI」はジャン・レノ扮するフランスの刑事が日本に来日し、
かつての恋人が残した娘を守るために戦うという映画になっています。

本作は当時日本を代表する絶対的アイドルであった広末涼子が映画の記者会見の席で
号泣したという話題ばかりが先行して、映画そのものは公開してからは全く話題になりませんでした。

しかし、映画そのものは中々面白い映画となっています。

フランスで刑事として活躍する主人公ユベールは血気盛んで暴力的な暴走刑事として、
悪名高い男でした。

ユベールはある日、銀行強盗の捜査のためにゲイクラブに潜入中、
警察署長の息子を殴ってしまったことで謹慎処分を喰らってしまいました。

その際に、彼はかつて愛した日本人女性ミコが死んだことと彼女がユベールとの間に産んだ子供が
いる事を知り、日本に飛びます。

日本の警察と協力しようとするユベールでしたが、
ミコが残した形見ともいえる少女のユミは警察嫌いでした。

なんと、ユミは2億ドル以上の現金を所持しており、
それは全て母ミコが託したものだと知ります。

そして、ユベールはユミが日本のヤクザに追われていると知り、
彼女を守るためにヤクザと戦うのでした。

本作は日本人からするとちょっと疑問に感じる日本描写が多く、
いわゆる「国辱映画」としても知られています。

しかし、広末さんがフランス語を頑張って覚えた部分はやはりすごく、
そういった意味では本作は再評価されてもいい映画なのかもしれません。

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まとめ

今回は、ジャン・レノの出演した刑事映画の3選ということで紹介しました。

今回わかった情報をまとめると、以下のようになりました。

●ジャン・レノは現在78歳でハリウッドではなくフランスを中心に活躍している
●「クリムゾンリバー」はアルプスの近くにある学生街で起きる連続殺人事件を描いたサスペンス映画
●「ピンクパンサー」は同名名作コメディ映画をリメイクした映画
●「WASABI」は広末涼子との共演作

最後まで読んでいただきありがとうございました

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