ジャッキー・チェン主演の刑事映画トップ3

今回は香港映画界を代表するトップスターであるジャッキー・チェンが主演した刑事映画について、
様々な情報をお話しします。

数多くのアクションスターが現役を退く中、現役で大活躍中のジャッキー・チェン。

現在は、2019年~2020年におきた香港民主化デモなどで、
香港の民衆ではなく中国共産党側を応援したことで、すっかりそのイメージにヒビが
はいってしまったジャッキーおよび香港警察ですが、
かつては香港映画の全盛期を支えるアイコンとして君臨していました。

そんなジャッキーも数多くの映画で、刑事役を演じておりました。

今回は、そんなジャッキーが刑事役を演じた刑事映画の中でも
特に面白い作品をご紹介します。

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第1位:香港の刑事がニューヨークで大暴れ「レッドブロンクス」


1995年に公開された映画「レッドブロンクス」はジャッキー・チェンのハリウッド初主演作として、
世界的に注目されました。

また、興行的にも成功をおさめ、当時まだハリウッド映画が全盛期のころに
非アメリカスタジオ主導の映画でありながら興行成績1位を獲得することに成功しました。

本作でジャッキー・チェンが演じるのは香港の刑事なのですが、
家族の問題が原因でアメリカに渡米することになります。

そこで、ジャッキー・チェンが現地のギャングやマフィアを相手に大暴れするという単刀直入な作品。

しかし、でありながらアクションやバイオレンス描写はキレキレで、
ギャングたちがマフィアの隠したダイヤモンドをみつけてしまい。

マフィアたちの手で文字通りバラバラの細切れ死体になってみつかるなど、
かなり気合が入っています。

序盤~中盤までは敵であったギャングたちがマフィアに殺されてはならないとして、
終盤ではジャッキー・チェンと共闘する流れになるなど、
ジャンプのバトル漫画のような展開まであります。

またジャッキー・チェンもただただ無双するだけではなく、
リンチにされ殺されかけたり、守るはずだった女性を守れなかったりと、
少し後味の悪い展開も続きます。

本作はそういった緩急のつけかたも巧く、
ハリウッドでも注目を受けるようになった理由がよくわかります。

これ以降、米中の刑事が共闘する映画シリーズ「ラッシュアワー」が製作されるなど、
改めてハリウッドスターとしての地位を獲得することに成功しました。

第2位:敵は強敵はゲームオタク集団「香港国際警察/NEW POLICE STORY」

2004年に製作された「香港国際警察/NEW POLICE STORY」はインターネット文化が根付いていった時代に
誕生した犯罪者集団に奔走される香港の刑事役を演じておりました。

ジャッキー・チェン扮する主人公の刑事であるチャンは、
長年香港の街を守ってきた香港の刑事でした。

そんなチャンはある日、香港で突如発生した武装強盗集団がおこした強盗事件を
解決しようとしましたが、大胆不敵な強盗グループは逆に、人質に警察を呼ぶように指名。

チャン刑事は、この強盗団をとらえようと部下を連れて現場に強行しますが、
強盗グループの巧妙な罠にひっかかり、部下のほとんどを死なせてしまいます。

その中にはチャンが婚約を決めた婚約者の弟もおり、チャンは激しくショックを受け、
しばらく停職処分になります。

事件の1年後酒浸りのダメ人間になっていたチャンの前に、新人刑事のシウホンがやってきます。

シウホンは、チャンを強く尊敬しており、「貴方に憧れて刑事になった」といいます。

そんなシウホンを当初はうざったく感じていたチャンでしたが、次第に和解。

ともに、チャンの部下を殺した憎い強盗グループの調査を始めます。

やがて調査を進めていく内に、強盗グループの正体は裕福な富裕層の子供たちで、
彼らのリーダーを務めるクァンの正体は、
チャンの上司であった警視正の息子であることを知ります。

クァンは父である警視正からの過剰な教育の押し付けと罵倒に日々耐えかねており、
そのうっ憤を晴らすためにゲーム感覚での犯罪を行っていたのでした。

そんなチャンでしたが、やがてシウホンが刑事ではないことを見抜き
自分にうそをついていたことを怒りますが、真相究明のためには黙っていることにしました。

やがて、最終的にクァンを追い詰めたチャンは、最終対決の場へと向かうのでした。

本作は、それまでのジャッキー・チェンの映画とは異なり、
シリアスでダークなトーンで描かれており、圧倒的な悪の前にはジャッキー・チェンといえども、
苦戦を強いるということを描きました。

また、本作の敵であるクァン一味はゲームオタク集団で、
ゲームを進めるようにジャッキー・チェンを心理的に追い詰めていきます。

本作は明らかに日本の刑事ドラマ「踊る大捜査線」の劇場版に影響を受けており、
ジャッキー・チェンの相棒を務めるシウホンの格好が明らかに「踊る大走査線」の織田裕二であったり、
悪役がゲームオタク集団というのも、「踊る大捜査線」の劇場版に似ています。

しかし、あれと違いアクションは段違いに面白く、
流石ジャッキー・チェンだと認識させられます。

悪役のクァンも、当初は大物っぽかったのですが、
なんと父親の圧力に負けた冴えないオタクと判明すると一気にカリスマブレイクします。

終盤ではジャッキーに呼び出された前で強盗グループのリーダーであったことが
バラされてしまいますが、この時の情けない感じが、スカッとするか、
小物過ぎてガッカリするかは個人によると思います。

個人的には「ダークナイト」のジョーカーのような圧倒的な絶対悪の愉快犯を
みてみたかったとおもいますが、それは置いても本作はかなり面白い映画となっています。

第3位:今では使えない差別ギャグの数々「ラッシュアワー」

1998年に製作されたアクション・コメディ映画「ラッシュアワー」は、
ジャッキー・チェンがアメリカもコメディ俳優のクリス・タッカーと共演したことで
話題になった作品となっています。

香港で刑事として活躍していたリー、彼は友人であった駐米中国総領事大使のハンから
国際犯罪組織に誘拐された娘を助けてほしいと依頼されます。

やがて、リーは香港からロサンゼルスに飛び、そこで、ロサンゼルス市警のトラブルメーカーの
ダメ刑事であったカーターと協力し、ハンの娘を助けようとしますが…。

本作は、ジャッキー・チェンのアクションもさるながら、
カーター扮するクリス・タッカーの毒舌ジョークの数々もなかなか面白いです。

このカーターという男、女性に平気でセクハラを行うプレイボーイ気取りというキャラなのですが、
今時こういうキャラクターは出すだけでアウトであったりします。

さらにクリス・タッカーだけでなくジャッキー・チェンまで差別ジョークを飛ばします。

まずクリス・タッカーが黒人ギャングの縄張りに入って、捜査するというシーンがあるのですが、
そこでジャッキー・チェンは意味も分からず「ニガー」という言葉を出します。

この「ニガー」はジョークでも言ってはいけない言葉といわれています。

当然、このジョークを聞いた黒人ギャングはぶちぎれ、ジャッキー・チェンと
大立ち回りをするのですが、今だとこのギャグは絶対に出せないといえるでしょう。

そういったハリウッドがゆるやかであった時代の風景を楽しむために本作を観るのも悪くはありません。

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まとめ

今回は、ジャッキー・チェン主演の刑事映画トップ3ということで様々な情報をお調べしました。

●「レッドブロンクス」は香港の刑事がNYで大暴れするアクション映画
●「香港国際警察/NEW POLICE STORY」は凶悪なオタク集団にジャッキー・チェン扮する刑事が悪戦苦闘する映画
●「ラッシュアワー」は香港の刑事とロス市警の刑事が共闘するアクション映画

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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