サックス五重奏、その魅惑のアンサンブルとは? おすすめ楽曲もご紹介!

ジャズや吹奏楽でおなじみのサックス。
その場を盛り上げる華やかさがあったり、色香を漂わせるムーディーな雰囲気を演出したりと、その役割は無限大。

豊かな音色で私たちを魅了するサックスは、その表現力の幅広さから、
ポップスやクラシック、現代音楽など、様々な分野で大活躍しています。

「吹けたらカッコ良さそう!」「憧れる楽器ナンバーワン!」の呼び名も高いサックスが5台集まったら…?
 魅惑のアンサンブルを奏でるサックス五重奏について解説します!

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●そもそもサックスとはどんな楽器?

サックスは、サクソフォーン、サクソフォン、サキソフォンなどとも呼ばれます。
素材は光沢の美しい真鍮製ですが、自然の葦を加工したリードを用いた木管楽器に分類されます。

サックスは比較的新しい楽器で、19世紀中ごろに、ベルギーの楽器製作者アドルフ・サックスによって発明されました。
そのため、クラシック音楽では近代以降の音楽でないと登場しません

サックスには、一番の高音域を奏でるソプラニーノ・サックスから、一番の低音域を担当するコントラバス・サックスまで、
それぞれの音域を担当する様々な種類のサックスがあります。

一番ポピュラーで人気が高いのがアルト・サックス
その特徴的なフォルムは誰もが一度は見たことがあるでしょう。

サックスは管楽器の中でも比較的音が出しやすく、指使いもよく考えられた構造になっているため、初心者でもとっつきやすい楽器です。
大人になってから始める人も多いそうですよ。

●サックス五重奏の魅力

様々な種類が存在するサックス。その音域の幅広さから、同じ音色を持つサックスが集まって演奏されるサックスアンサンブルは、
弦楽器が集まって演奏される弦楽奏と同じように、調和のとれたハーモニーを楽しむことができます。

サックス五重奏の楽器編成

・ソプラノ・サックス1台、アルト・サックス2台、テナー・サックス1台、バリトン・サックス1台
・ソプラノ・サックス1台、アルト・サックス2台、テナー・サックス2台、バリトン・サックス1台
・アルト・サックス2台、テナー・サックス2台、バリトン・サックス1台

など、様々なバリエーションがあります。

同じ音楽でも、構成するサックスの種類によって、違った雰囲気になるのも楽しみのひとつ。
サックス五重奏を楽しむときは、楽器編成に注目してみるのも良いかもしれませんね。

●サックス五重奏おすすめの楽曲

*フォスター・ラプソディー(作曲:鈴木英史)

同題名のクラリネット五重奏曲を、サックス五重奏に編曲したもの。アンサンブルコンテストでも人気の高い定番曲です。
それぞれの楽器にメロディラインが設定されており、聴く側としてもそれぞれの楽器の音色を楽しむことができます。

*くるみ割り人形より「トレパック」(作曲:チャイコフスキー)

クラシックの名曲も、サックス五重奏にアレンジされるとまた違った雰囲気を楽しむことができます。
速いテンポで繰り広げられる音楽は、オーケストラだと軽やかさや、やや鋭さがありますが、
サックスの手にかかるとこんなにもまろやか。バレエ音の舞台である夢の世界に本当に紛れ込んだかのようです。

*セカンド・バトル(作曲:天野正道


2曲目にご紹介したクラシックとは雰囲気がうって変わって、ポップス・ジャズ感を楽しめる楽曲です。
クラシックとはまた異なる音色、異なるアーティキュレーション! 躍動感あふれるノリノリの一曲で、
サックスという楽器が持つ魅力を体感しましょう!

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●まとめ

いかがでしたでしょうか。サックスといっても、実に様々な種類があり、サックス1台でも充分魅力的な楽器ですが、
それが5台集まって編成されたサックス五重奏は、さらに豊かな音色を私たちの心に響かせてくれます。
アンサンブルは、ソロや合奏と違い、お互いの呼吸を合わせないと成り立たない演奏形態。
阿吽の呼吸で繰り出されるハーモニーを、ぜひ堪能しましょう。

サックス五重奏は今回ご紹介した楽曲の他にもステキな曲がたくさんあります。
ぜひお気に入りの一曲を見つけてください。

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