サイゼリヤと専門店のピザの違い!価格や大きさなどを解析

ピザやパスタを始めとしたイタリアを代表する料理の数々を、驚きの価格で世に送り出し続けているイタリアンレストラン・サイゼリヤ。
その中でも、数多くのランキングで必ずBEST5にランクインするマルゲリータピザ。
他にもソーセージピザやコーンピザなど、メインでもちょっと追加でも食べたくなる!
という方も多いのではないでしょうか?
なぜこれほどまでに人気が高いのか?
今回は、サイゼリヤのピザが好かれるその秘訣を専門店と比較をしながら見ていきましょう。

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●そもそもピザって?

日本の豊かな食文化の中でも、かなり上位にランクインする人気料理。
極稀に、ピザを日本料理と思ってる方が居られるくらい、我々日本人にとって無くてはならない一品であることは、周知の事実かと思います。

*ピザの歴史

そんなピザですが、歴史はとても古く、文献に最初に記されたのは997年にラテン語で書かれたものが現段階では最古となっているそう。
生まれはイタリア共和国(正式名称:レプッブリカ・イタリアーナ)で、その中でも現在の形になり始めたのはナポリだと言われております。

*ピザの命「トマト」

歴史を深堀するとそれだけで話が終わっちゃうので、今回詳しい内容は割愛させて頂きますが、私たちが親しみのあるピザの形、丸く平べったい大きさになったのは16世紀頃とのこと。
なんでも、この時代にトマトが新大陸より入ってきたのが始まりなんだとか。

トマトと言えばイタリア!という位、現在は約350種類もある一大産業にまでなっていますが、実は外来からもたらされたモノということをご存じでしたでしょうか?
私はこれを知ったときはとてもビックリしました!

*ピザの語源

ちなみに「ピザ」の語源は諸説あるようで、現在でもまだ正確なことは分かっていないそうですが、私が一番しっくり来たのはイタリア語の「pizzicare(ピッジカーレ)」

直訳すると、「引っ張る」とか「つまむ」という意味なんですが、ピザをオーブンで焼く際は素早く引っ張り出すという仕草からきてるとされていて、実際ピザ窯で作ったときに、それだ!って思ったからです!(めちゃくちゃ個人的見解ですので参考までに)

*ナポリ風とローマ風
ナポリから始まった現在のピザですが、イタリアでは大きく分けて「ナポリ風」と「ローマ風」の2種類があります。
細かい話をすると地方の食文化の歴史やら気候やら配合やら、色々と小難しい話になっちゃうので、簡潔にいうと、「もちもちっ!」か「ぱりぱりっ!」という違いです!

ナポリ風と表記されていたらもちもち系で、ローマ風と記されていたらパリパリ系と認識していただければ基本的には間違いないでしょう。
ちなみに、今回の主題であるサイゼリヤではナポリ風のもちもちタイプです。

●サイゼリヤと専門店のピザの違い

商業的に見ると、物凄い激戦区であるピザ産業。
数多くのピザ専門店が存在しますが、そうした専門店とサイゼリヤのピザにはどんな違いがあるんでしょうか?

*大きさ

まずは大きさ。一般的なピザ専門店(日本)の大きさは大体3種類くらいに分類されています。

・Sサイズ(15cm~18cm)
・Mサイズ(23cm~28cm)
・Lサイズ(31cm~40cm)

大きさを表す表記は各社によって異なりますが、今回は私視点で凡そ一般的に分かりやすいと思う表記を採用しました!
結構幅広い大きさがあり、用途によって人数によってサイズを選べるというのが魅力ですよね。

では、サイゼリヤはどのサイズがあるかというと、Sサイズ(約15cm)の1種類です!
専門店ではないので、サイズを選べないのは仕方ないでしょう。
その分、数種類を食べたい!という方や、おつまみとして食べたい!という方々にとっては最適な大きさであると思います。
更に、サイゼリヤの創業当初からの想いである、「フルコースを安価で食べてもらいたい」という想いを実現させるためのサイズ感であるともいえます。

*味

では、肝心の味の違いは?
どっちもおいしい!というのが私の見解です。
味というのは「個性」であると私は考えています。なのでどちらが良い悪いではなく、今日の気分はサイゼリヤのピザ!というようにその時の気分で決まるのが味であると思ってます。ですが、サイゼリヤはその味に対してあるこだわりを持っています。(後述参照)

*価格

私たち消費者にとってある意味一番大事といえる価格は?
これはもう、圧倒的にサイゼリヤが安価です。
専門店のピザはどんなに安くても、1,000円を切ることはほとんど無いでしょう。
(キャンペーン等はまた別ですが)
それに対してサイゼリヤは、なんと「400円と500円」の2種類!(2022年10月現在)
これにチーズやら半熟卵をトッピングしてもプラス100円程度という驚きの価格。

●サイゼリヤの秘訣

専門店とは圧倒的に差があるサイゼリヤが、なぜこの価格でこのクオリティで提供できるのか?そこには様々なチャレンジを繰り返してきた歴史にあります。
その中の一つが「自社農園」「自社工場」を作ったこと。
専門店の中でも、個人店さんの中には自営で農業も営んでおられたり、ハーブ等を育ててるお店さんも沢山あります。

ですが、サイゼリヤは大手企業。
今や国内だけでも1,000店舗を超える巨大組織です。
各店舗で個人店のように作物を入手するのはかなりの労力を必要とします。
そこで、創業者メンバーは自社で広大な農園と大型の工場を持つことを計画。
かなり初期の段階でこれらはスタートし、現在もその規模は拡大中というから驚きですよね。

●サイゼリヤの歴史

安価な商品を提供するための工夫は他にもいくつもありますが、そもそも何故ここまで安価に提供することにこだわり続けるのでしょうか?
サイゼリヤの始まりは、今から約50年前。そう、サイゼリヤは創業から50周年を迎えようとしてます。

千葉県市川市の小さな店舗から始まった(現在もその店舗は存在し、時々創業者メンバーや関係者が集まってるそうです)当初は、軽食メニュー中心だったそうですが、2年後にはイタリア料理に方向転換。その時は、当時の平均的な価格で営業していたそうですが、なんと7割も値下げをするという大胆な価格改革を起こします!

*安さへのこだわり

経営をされている方は分かると思いますが、既存の価格から7割も下げて経営をするなんて、正気の沙汰とは思えませんよね。(笑)
勿論、反対意見もあったようですが、創業者の正垣氏(現会長)はそこを絶対に曲げないという信念を貫くことになります。
その信念は「安くて美味しいものを提供し続けることが一番の社会貢献」という考えに基づいていて、日常的に前菜からデザートまで、イタリアンのフルコースを堪能できる価格を維持するためにはどうするか?を常に考えながらここまで来られたそうです。

*味へのこだわり

そして料理において最も大事な「味」。どんなに安いからといっても、美味しくなければ
なんの意味もありません。
外食業界の基本的な考え方は「脳をびっくりさっせる」ような味付けをする、要はパンチを効かせるみたいなことが一般的な考えなのに対して、正垣氏は「毎日食べても飽きない食事」にこだわりました。言い方を変えると、尖ったインパクトのある味付けはない、ということです。

そのこだわりの背景には、イタリア料理の基本的概念「素材本来の味を楽しむ」という考えに基づいていると言います。
それを実現させるために、「コールド・チェーンシステム」というものを始めとした数々の技術を取り入れていったことで、今日の何度食べても飽きないサイゼリヤの味に繋がっていったようです。

●ピザのラインナップ

そんな想いや技術の詰まったサイゼリヤの料理の数々。
その中で今回のテーマである「サイゼリヤのピザ」をここでご紹介!
これまでの歴史の中で、数多くの種類のピザを登場させてきたサイゼリヤが、厳選に厳選を重ねて今日のメニューにラインナップされているトップランカー(※2022年10月現在)達がこちら!

*マルゲリータピザ(400円)税込

長年、サイゼリヤで愛され続けピザの中で不動の1番人気を誇るマルゲリータピザ。
キング・オブ・ザ・ピザと言っても過言ではないマルゲリータはやっぱり皆大好き!

*バッファローモッツァレラピザ(500円)税込

より濃厚なチーズを味わいたい!という人向けの商品!イタリアの代表格であるモッツァレラチーズの中でも、クリーミーでコクがあるので、チーズ好きにはたまりません!

*たっぷりコーンピザ(400円)税込

メニューには「お子様が大好きな」なんて書いてありますが、大人も大好きですよね!
とうもろこし独特の甘味とチーズの風味が口いっぱいに広がるあの感覚は最早味の爆弾!

*ソーセージピザ(400円)税込

これまた長年愛され続けているサイゼリヤを代表するピザ。
これまでにソーセージの種類を変え、名前を変え何度もリニューアルを繰り返し続けてきた創業当初からあるメニュー。まさにサイゼリヤの歴史を食べると言っても良いと思います!

*オリーブとアンチョビのマルゲリータピザ(500円)

ちょっと大人向けのピザ。こちらも長年愛されているアンチョビピザが何度もリニューアルされ続けている一品。おつまみとしても最高です!

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●まとめ

今回は、サイゼリヤの商品の中でもピザに着目し、専門店とも比較してお話してまいりました。
なぜこれほどまでに安価なのか?そして、なんども食べたくなるその秘訣と歴史を、簡潔ではありますがこれを読んでいただいたアナタにお伝えできていたら幸いです。

サイゼリヤの歴史についてもっと詳しくしりたいという方は、ぜひサイゼリヤのホームページまたは正垣氏が執筆している書籍を読んでみてください!

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