キャンプをする時に注意すべきは天気?気温?いいえ、風速です!

皆さんがキャンプをする際に注意する点はどこですか?

その日の天気でしょうか、暑さや寒さの気温でしょうか。

それも大切なことですが、風速にも注意をすることが重要です。

風速はあまり気にせずキャンプをする方は多いと思いますが、
いざキャンプ場について設営を始めたら
強風で四苦八苦した経験がある方も多いのではないでしょうか。

風が強い日のキャンプは、設営が大変なだけでなく
ギアの破損や自身のけが、思わぬ形での周りの方への迷惑になることがあります。

ここでキャンプと風速の知識を身につけましょう。

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●風速について

キャンプの際に風速は気にしますか?
キャンプ予定日の天気予報では天候や気温とともに風速もチェックしましょう。
まず、風速の目安を簡単ですが、ご紹介したいと思います。

風速3m/s そよ風程度。キャンプには問題ありません。

風速4m/s 木々の葉や枝が揺れるくらいの風です。
『今日は風があるなぁ』と感じます。

風速5m/s 風が強いと感じます。テントがバサバサとあおられます。
焚き火はやめましょう。

風速6m/s 強風です。アウトドアを中止することを強くおすすめします。

上記は、あくまでも平均風速の目安になります。

風というのは一定ではありません

風は短時間に強くなったり弱くなったり常に変動しています。

最大瞬間風速と言われるように、突風が吹くこともあります。

なので、風速5m/sなら大丈夫かな?
と思っていても体感的にはもっと風が強く感じることでしょう。

また、風速は体感温度にも影響があります。

単純に言うと風速1m/sにつき気温が1度下がると覚えておいてください。

これが雨の日のキャンプや冬場のキャンプだと体感温度はグッと下がります。

●風が強い日のキャンプでの危険性

風速6m/s以上の場合は正直、キャンプの中止をおすすめします。

しかし、キャンプの最中に風が強くなってくることもあります。

そんな時は、どのような危険性があるのかと知ったうえで、
出来うる対策をおこなうようにしてください。

まず、設営時はものが飛ばされないように注意が必要です。

シートやタープ、テントそのものが飛ばされる危険があります。

テントやタープには、金具やガイロープが取り付けてある場合があります。

風でなびいた金具が目などに当たるのは大変危険です。
特に小さなお子様やペットをお連れの方は注意が必要です。

長めのペグを使用し、
ものが飛ばされないように素早く設営をするようにしてください。

焚き火に関しては、風が強いなと感じたら(風速5m/s目安
すぐに火を消すようにしてください。

風が強い日の焚き火は、火の粉がテントやタープに飛んでしまう危険があります。

焦げてしまったり、穴が開いてしまったり、
ギアを痛める原因になってしまいます。

自分のギアながまだしも、
風で舞った火の粉が近隣のテントを傷つけてしまうかもしれません。

乾燥した季節には、
あたりの落ち葉に火の粉が飛べば森林火災の恐れがあります。

自分だけでなく、周りへの影響も危惧して風速5m/sを
目安に焚き火は中止するようお願いします。

●風が強くなるかも…そんなときの対処法

キャンプ到着日は風速3m/s以下の晴天でも、
翌日は風が強くなる予報が出ていたり、地形によっては夜間に
風が強まる場所もあります。

そんな時は、設営時に出来る対処方法をご紹介します。

まず、キャンプ地は林間サイトを選びましょう。

海沿いや広い芝生など、開放感がある場所は日当たりも良く選びがちですが、
一度風が強くなると風除けになるものがありません

特に丘の上や崖の上、山の上のキャンプ場は、
危険なほどの風が吹くことがあります。

タープに関しては設置しないことが一番ですが、
張る場合はポールの長さを調節し低めに設置しましょう。

車を使用している場合は、風上に駐車し風防にするのもおすすめです。

ペグは鍛造ペグやチタンペグでいつもよりも
長いものを使用して抜けないようにしっかり打ち込んでください。

ガイロープはしっかりとテンションをかけ、
就寝前は緩んでいないか確認しましょう。

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●まとめ

自宅では晴天でも、キャンプ場では風が強いなんてことはよくあることです。

事前に天気予報で風速を確認し、
不安な場合はキャンプ場に直接問い合わせるのもおすすめです。

ネットでの情報では〝風速10m/s以上でのキャンプは難しい〟
と書かれていることが多いですが、
これはあくまでも装備がしっかりしたベテランの話と思ってください。

風速6m/sでキャンプは設営が大変になります。

焚き火もできません。それ以上になると、テントの倒壊の危険性があります。

せっかくのキャンプをキャンセルするのも気が引ける気持ちはよくわかります、
しかし、自分と周りの安全を第一に考え、
時にはキャンセルを判断する勇気も必要です。

天気予報では、天候と気温だけでなく、
風速も確認して安心安全なキャンプを楽しんでください。

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