キャメロン監督が手掛けたスパイ映画とは? 気になる内容を解説!

キャメロン監督が手掛けたスパイ映画は、アーノルド・シュワルツェネッガーを
主演に起用して1994年に日本で公開された『トゥルーライズ』です。

表向きはコンピュータのセールスマンと妻と娘に信じ込ませていながら、
実は最高機密機関のスパイであるハリー・タスカーを
アーノルド・シュワルツェネッガーが演じています。

製作費1億2000万ドルを投じ、『ターミネーター』、『ターミネーター2』に続いて
キャメロン監督がアーノルド・シュワルツェネッガーを主演に起用しています。

屈強な男のイメージがあるアーノルド・シュワルツェネッガーがコミカルな一面を
見せるスパイ・アクション・コメディです。

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●1:監督を務めたジェームズ・キャメロン

スパイ・アクション・コメディ映画『トゥルーライズ』で製作、
監督、脚本を務めたのはジェームズ・キャメロンです。

カナダ・オンタリオ州出身で、1981年の映画『殺人魚フライングキラー』で
監督デビューしますが、撮影中の問題から途中解雇という憂き目に遭いました。

『トゥルーライズ』にも主演したアーノルド・シュワルツェネッガーを起用した
1984年の映画『ターミネーター』で脚本と監督を務め、世界的ヒット
一躍有名になります。

1986年の映画『エイリアン2』も成功を収め、全世界で1億8000万ドルの興行収入を
記録しましたが、深海を舞台にした1989年の映画『アビス』では興行不振に
悩まされました。

1991年の続編『ターミネーター2』が全世界で5億6000万ドルの興行収入を
記録しました。

1912年に発生した豪華客船タイタニック号の沈没事故を題材にした
1997年の映画『タイタニック』でアカデミー監督賞、編集賞、
作品賞を受賞しました。

完璧主義者として知られていて、1997年の映画『タイタニック』では
原寸大の船のセットを造り上げ、船内も当時の姿に忠実に再現するほどの
こだわりがあります。

2009年に製作、脚本、監督を務めた映画『アバター』が
第82回アカデミー賞で作品賞、監督賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞、
美術賞、撮影賞、編集賞、視覚効果賞の9部門にノミネートされ、
美術賞、撮影賞、視覚効果賞の3部門を受賞しました。

元妻は映画監督であるキャスリン・ビグローで、イラクで爆弾処理に
従事するアメリカ軍兵士を描いた『ハート・ロッカー』で作品賞と監督賞を
受賞しています。

ジェームズ・キャメロンとキャスリン・ビグローが監督賞と
作品賞にノミネートされたことで、どちらが監督賞と作品賞のオスカーを
手にするか、ということから「元夫婦の対決」と呼ばれていたそうです。

●2:有名俳優と有名女優を両親に持つ女優が出演している

キャメロン監督によるスパイ・アクション・コメディ映画
『トゥルーライズ』にアーノルド・シュワルツェネッガー演じる最高機密機関の
スパイの妻役として出演しているのはジェイミー・リー・カーティスです。

ジェイミー・リー・カーティスの父親はトニー・カーティス、
母親はジャネット・リーという有名俳優と女優を両親に持つ女優です。

父親であるトニー・カーティスは切れ長の目が特徴で、
シドニー・ポワチエと共演した1958年の映画『手錠のまゝの脱獄』で
アカデミー主演男優賞にノミネートされました。

カーク・ダグラス主演、スタンリー・キューブリック監督による
1960年の歴史大作『スパルタカス』、女装姿を披露した1959年の映画
『お熱いのがお好き』などに出演しています。

母親であるジャネット・リーはアルフレッド・ヒッチコックによる
1960年の映画『サイコ』でのシャワーシーンの演技が印象的です。

『影なき狙撃者』、『動く標的』、『殺しの逢いびき』などの映画にも出演し、
1975年にはテレビ映画『刑事コロンボ』で犯人役を演じています。

トニー・カーティスはジャネット・リーにとっては3人目の夫であり、
トニー・カーティスにとっては最初の妻でした。

トニー・カーティスを父親、ジャネット・リーを母親に持つ
ジェイミー・リー・カーティスは『大逆転』、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』、

『フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白』、
『テイラー・オブ・パナマ』などに出演し、
2022年の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で
アメリカ合衆国内歳入庁の監察官を演じてアカデミー助演女優賞を受賞しています。

『ハロウィン』、『ザ・フォッグ』、『プロムナイト』のホラー映画に
立て続けに出演していて、母親ジャネット・リーと共に
「絶叫クイーン」と呼ばれています。

●3:有名なSF映画『猿の惑星』に出演した俳優が登場している

キャメロン監督によるスパイ・アクション・コメディ映画『トゥルーライズ』で、
アーノルド・シュワルツェネッガー演じる最高機密機関のスパイである
ハリー・タスカーの上司スペンサー・トリルビーに扮しているのは
チャールトン・ヘストンです。

巨匠ウィリアム・ワイラーが監督を務めた歴史大作である1959年の映画
『ベン・ハー』で主人公を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞しました。

『十戒』、『地上最大のショウ』、オスカー俳優グレゴリー・ペックと
素手の殴り合いを披露した『大いなる西部』、アメリカ建国200周年を記念して
製作された『ミッドウェイ』、SF映画の金字塔として高く評価されている
1968年の映画『猿の惑星』などにも出演しています。

人種差別反対の考えをもっていることから公民権運動に参加したことがある一方、
全米ライフル協会(NRA)の会長を務めたことがあり、

マイケル・ムーア監督による2002年のドキュメンタリー映画
『ボウリング・フォー・コロンバイン』では、
ムーア監督からインタビューを受ける一幕がありました。

2003年にアルツハイマー病を公表して1998年から務めていた
NRA会長を辞任しました。

20歳の時に結婚した妻と64年間寄り添うという堅実な生活を送っていたことから
ハリウッドスターとしては離婚歴が一切ありませんでした。

2008年4月5日、ビバリーヒルズにある自宅にて84歳で亡くなりました。

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まとめ

キャメロン監督によるスパイ・アクション・コメディ映画
『トゥルーライズ』について紹介してきました。

キャメロン監督は今や巨匠と呼ばれる映画監督ですが、
監督デビュー作では途中解雇されていたことがわかりました。

深海を舞台にした映画『アビス』でも興行的な不振に
悩まされていたということもわかりました。

『トゥルーライズ』にはアカデミー助演女優賞を受賞した有名俳優と
女優を両親に持つジェイミー・リー・カーティス、
『ベン・ハー』でアカデミー主演男優賞を受賞したチャールトン・ヘストンが
出演していることには驚きました。

屈強な男のイメージがあるアーノルド・シュワルツェネッガーがコミカルな
一面を見せているスパイ映画『トゥルーライズ』をもう一度見直してみたいです。

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