オードリー ヘップバーンとゲーリー クーパーが共演した映画を解説!

オードリー ヘップバーンとゲーリー クーパーが共演した映画は
1957年公開に公開された『昼下りの情事』です。

巨匠ビリー・ワイルダーが監督を務め、オードリー ヘプバーンは
1954年公開の映画『麗しのサブリナ』に続いて2度目のタッグをワイルダー監督と組みました。

私立探偵の父親を持ち、フランス・パリにある音楽院で
チェロの勉強に励むアリアーヌをオードリー ヘップバーンが、
億万長者のプレイボーイであるフラナガンをゲーリー クーパーが演じています。

アカデミー賞受賞者であるビリー・ワイルダーがメガホンを握り、オードリー ヘップバーンとゲーリー クーパーが共演したロマンティックなコメディ映画『昼下りの情事』について解説していきます。

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●1:『昼下りの情事』のストーリー

フランス・パリ。
「愛の都」と呼ばれるパリにある音楽院に通い、
チェロの勉強に励むアリアーヌの父親は私立探偵をしています。

アリアーヌは父親の事件簿を気付かれないように盗み見し、
億万長者にしてプレイボーイであるフラナガンの名前を目にしたことから
フラナガンのことが気になって仕方がありませんでした。

フラナガンと出会うことに成功したアリアーヌですが、
彼女は自分が数多くの男たちを手玉に取った遊び人を装ってしまうのでした。

映画『ローマの休日』でヨーロッパ某国の王女を気品とかわいらしさあふれる姿で
演じてアカデミー主演女優賞を受賞したオードリー ヘップバーンが
背伸びした純情な女子を演じています。

映画『ヨーク軍曹』と『真昼の決闘』でアカデミー主演男優賞に輝いた
ゲーリー クーパーが億万長者にしてプレイボーイであるフランク・フラナガンを
演じています。

『失われた終末』でアカデミー監督賞と脚色賞、『アパートの鍵貸します』で
アカデミー監督賞を受賞し、『サンセット大通り』ではアカデミー脚本賞を受賞した
巨匠ビリー・ワイルダーが監督を務めました。

●2:億万長者のプレイボーイを演じたゲーリー クーパー

オードリー ヘップバーン扮するアリアーヌが恋をする億万長者のプレイボーイである
フラナガンを演じていた俳優がゲーリー クーパーです。

ゲーリー クーパーはアメリカ・モンタナ州ヘレナの出身で、
191センチという長身を活かして西部劇映画にエキストラとして
出演したことをきっかけに俳優を目指します。

1926年公開の映画『夢想の楽園』で映画デビューし、
ドイツ人女優マレーネ・ディートリッヒと共演した1930年公開の映画『モロッコ』で
世界的俳優の仲間入りを果たしました。

『西部の男』、『打撃王』、『ベラクルス』、文豪ヘミングウェイの小説を映画化した作品で
イングリッド・バーグマンと共演した『誰が為に鐘は鳴る』などに出演しました。

『友情ある説得』、『平原児』、『オペラハット』などにも出演し、
1941年公開の映画『ヨーク軍曹』と1952年公開の映画『真昼の決闘』では
アカデミー主演男優賞を受賞しています。

善良で平凡なアメリカ人の男を演じ、今もなお「理想のアメリカ人像」と言われている
俳優ゲーリー クーパーは1961年5月13日、ガンのため60歳で亡くなりました。

●3:『昼下りの情事』に関する裏話

オードリー ヘップバーンとゲーリー クーパーが共演したロマンティックな
コメディ映画『昼下りの情事』に関する裏話をいくつか紹介していきます。

オスカー俳優ゲーリー クーパーが演じていた億万長者でプレイボーイのフラナガン役を
ビリー・ワイルダー監督は当初、『めぐり逢い』と『泥棒成金』で知られる
ケーリー・グラントに依頼していましたが、断られています。

ケーリー グラントの他に『十戒』と『荒野の七人』で知られ、『王様と私』で
アカデミー主演男優賞を受賞したユル・ブリンナーにもフラナガン役を依頼していましたが、
断られています。

ビリー・ワイルダー監督は特にフラナガン役の第一候補であったケーリー・グラントが
出演しなかったことを悔しがっていたそうです。

オードリー ヘップバーンが演じたアリアーヌが、三角に折った大きめのスカーフを
頭にかぶり、スカーフの両端を首の前で交差させて後ろで結ぶ「アリアーヌ巻き」が
流行したそうです。

「アリアーヌ巻き」をして、オードリー ヘップバーン演じる映画のヒロインに
なりきってみてはいかかでしょうか。

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まとめ

オードリー ヘップバーンとゲーリー クーパーが共演したロマンティックな
コメディ映画『昼下りの情事』について解説してきました。

オードリー ヘップバーンとゲーリー クーパーが共演した映画が
あることを初めて知りました。

ゲーリー クーパーといえば映画『真昼の決闘』で演じた悪党に
たったひとりで立ち向かう保安官を想い出しますが、
ロマンティックなコメディ映画に出ていたとは意外でした。

気品にあふれていながらかわいらしさもあるオードリー ヘップバーンと
「理想のアメリカ人像」と呼ばれているゲーリー クーパーが
映画『昼下りの情事』でどのような演技を見せてくれるのか気になってきました。

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