オスカーにノミネートされたハリソン フォードが主演を務めた映画とは?
オスカーにノミネートされた経歴を持つハリソン フォードが主演を務めた映画が
『刑事ジョン・ブック 目撃者』です。
1985年公開の映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』でハリソン フォードは
第58回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされましたが、
惜しくも受賞を逃しました。
「オスカーにノミネートされるだけで幸せ」と受賞を逃した俳優たちが
口にしますが、本音を言えばオスカーが欲しいと思っていて、
ハリソン フォードも心の中ではオスカーが欲しいと思っているでしょう。
ハリソン フォードがオスカーにノミネートされた映画と実はオスカーを
手にしていない俳優について解説していきます。
●1:映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』のストーリーは?
夫を亡くしたレイチェルと息子サミュエルはペンシルベニア州の片田舎から
親族が住むボルティモアへ向かっていました。
列車を乗り換える途中、駅のトイレでサミュエルは
殺人事件を目撃してしまいます。
事件を担当することになった刑事ジョン・ブックはレイチェルと
サミュエル親子をかろうじて2人が住む村へ送り届けますが、
ジョン・ブックは傷が治るまで村に住むことになるのでした。
文明社会から離れて前近代的な生活を送り、非暴力を重んじるアーミッシュの村で
生きる人々と刑事との交流を描いたヒューマンドラマとしての側面と
殺人事件の目撃者となった少年と母親を守ろうとする刑事の姿を描いた
サスペンスの側面を持つ作品です。
第58回アカデミー賞で監督賞、作品賞、編集賞、脚本賞、刑事を演じた
ハリソン フォードが主演男優賞にノミネートされ、編集賞と脚本賞を受賞しました。
刑事を演じたハリソン フォードはオスカーを惜しくも手にすることがなく、
『蜘蛛女のキス』に出演したウィリアム・ハートが主演男優賞の
オスカーを手にしました。
●2:オスカーを手にしていない俳優と女優
『刑事ジョン・ブック 目撃者』で殺人事件の目撃者となった少年と
母親を保護する刑事を演じたハリソン フォードは第58回アカデミー賞で
主演男優賞にノミネートされましたが、
惜しくもオスカーを手にすることができませんでした。
1985年の映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』でノミネートされたことを
最後にオスカーにノミネートされていません。
1993年の映画『シンドラーのリスト』でユダヤ人をナチスドイツの虐殺から
救い出したドイツ人実業家を演じた俳優リーアム・ニーソンも
ハリソン フォード同様オスカーを手にしていません。
第66回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされたリーアム・ニーソンですが、『フィラデルフィア』でエイズに感染した弁護士を演じたトム・ハンクスが
主演男優賞のオスカーを手にしました。
ベトナム戦争に従事した実在の海兵隊員を描いた1989年の映画
『7月4日に生まれて』で主演を務めたトム・クルーズもオスカーを
手にしていません。
映画『7月4日に生まれて』でベトナム戦争に従事した実在の海兵隊員を演じ、
第62回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされましたが、
オスカーを手にしたのは『マイ・レフトフット』で脳性麻痺の実在の画家を
演じたダニエル・デイ=ルイスです。
1996年の映画『ザ・エージェント』で理想に燃えるスポーツエージェントを
演じて第69回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされましたが、
『シャイン』で精神を患った実在のピアニストを演じたオーストラリア人
俳優ジェフリー・ラッシュにオスカーをさらわれました。
1999年の映画『マグノリア』では自己啓発セミナーで講演する男を演じ、
第72回アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされましたが、
映画『サイダーハウス・ルール』に出演したマイケル・ケインに
オスカーをさらわれました。
ハリソン フォード、リーアム・ニーソン、トム・クルーズの他にも
ジョニー・デップ、グレン・クローズ、シガーニー・ウィーバーも
ノミネートされた経歴はあるものの、オスカーを手にしていません。
名演技を披露しながらもオスカーを手にしていない俳優や女優について
調べてみると、意外な人がオスカーを手にしていないことがわかるかもしれません。
●3:オスカーのプレゼンターを務めたハリソン フォード
2023年3月12日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された第95回アカデミー賞で
ハリソン フォードは作品賞のプレゼンターを務めました。
作品賞を受賞したのは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で、ハリソン フォードが受賞作品名を読み上げるや、
すぐさま俳優キー・ホイ・クァンが壇上に駆け上がってきました。
ハリソン フォードは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で
アカデミー助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンは1989年の映画
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で共演したことがあります。
ハリソン フォードは過去に映画で共演したキー・ホイ・クァンと熱い抱擁を
交わしながら受賞の喜びを分かち合っていました。
第66回アカデミー賞でもハリソン フォードは作品賞のプレゼンターを務めました。
『父の祈りを』、『日の名残り』、『ピアノ・レッスン』、『逃亡者』、
『シンドラーのリスト』の合計5作品がアカデミー作品賞にノミネートされていて、
スティーブン・スピルバーグ監督が製作も務めた『シンドラーのリスト』が
作品賞を受賞しました。
壇上でハリソン フォードは作品賞のオスカーを手にした
スティーブン・スピルバーグ監督と熱い抱擁を交わしていました。
第71回アカデミー賞でもハリソン フォードは作品賞のプレゼンターを務めました。
『シン・レッド・ライン』、『エリザベス』、『プライベート・ライアン』、
『恋に落ちたシェイクスピア』、『ライフ・イズ・ビューティフル』の合計5作品が
作品賞にノミネートされ、『恋に落ちたシェイクスピア』が作品賞にオスカーを
手にしました。
まとめ
ハリソン フォードはオスカーにノミネートされたことがありますが、
惜しくも受賞を逃していることがわかりました。
『刑事ジョン・ブック 目撃者』で殺人事件の目撃者となった少年と母親を
保護する刑事を演じ、オスカーの主演男優賞にノミネートされたのですが、
それ以降はオスカーにノミネートされていないことがわかりました。
過去に3回アカデミー賞で作品賞のオスカーを渡すプレゼンターを務めている
ハリソン フォードですが、心の中では自分もオスカーを手にしたいと
思っているのかもしれません。