イケオジ俳優ジョージ・クルーニーのおすすめ作品を徹底調査!

世間一般の俳優ジョージ・クルーニーのイメージといえば

・知的
・セクシー
・ワイルド…

など、どうしてもあの『ザ・アメリカのイケオジ!』という
非の打ち所の無い容姿に終始してしまいがちです。

ですが女性をメロメロにするセクシーな役ばかりを演じているかといえば
決してそんなことは無く、しょぼくれた中年男からバットマンまで!?

ただイケてるだけじゃない!ジョージ・クルーニーの
輝かしいフィルモグラフィーを調査してみました。

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●ジョージ・クルーニーを一躍有名にしたのはあの大人気医療ドラマシリーズ

1994年アメリカNBCで放送が開始され、その後15シーズンに渡り人気を博し
医療系ドラマの金字塔となる『ER緊急救命室』で、
ジョージ・クルーニーは小児科医ダグラス・ロス役に抜擢されました。

セクシーでプレーボーイなドクター・ロスを演じたクルーニーは
一躍アメリカ中の女性を虜にしたようです。

日本でも週末にNHKで放送していましたね。

ジュリアナ・マルグリース演じるキャロル・ハサウェイとの引っついたり
離れたりの関係にモヤモヤさせられた人も多かったんじゃないでしょうか?

当時、同じく大人気だったテレビドラマ『アリーmyラブ』で主人公のアリーも
ジョージ・クルーニーに夢中という設定があったことからも彼の国民的な人気が窺えます。

(余談ですがクルーニーは、ERと同じNBCの国民的シットコム『フレンズ』に
ドクター・カーター役のノア・ワイリーと共にカメオ出演しているんです!
興味のある方はぜひ探してみてください。)

●飛ぶ鳥を落とす勢いの中で主演した大作が酷評…

1996年公開の映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』では、
この作品で脚本も手掛けたクエンティン・タランティーノと兄弟役を演じた
ジョージ・クルーニー。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの中、彼が取り組んだ作品が1997年の映画
バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲』です。

残念ながらこの映画は興行的に大失敗、評論家やアメコミファンからの評価も散々で、
その年の最低映画に与えられる不名誉なゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)の
作品部門にノミネートされてしまいます。

その後、ジョージ・クルーニー自身も失敗作だと発言している
『バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲』ですが、

ど派手でポップなポイズンアイビー(ユマ・サーマン最高!)や、
めちゃくちゃ可愛いバットガールなど、
好きなところもいっぱいある作品だけにただ駄作として扱われているのは少し残念です。

●盟友ソダーバーグ、そして満を持しての初監督作『コンフェッション』


1998年公開のスリラー『アウト・オブ・サイト』でタッグを組んだ
スティーブン・ソダーバーグとはその後共同で制作会社『セクションエイト』を設立し
(現在は閉鎖)、『オーシャンズ11』シリーズや、アル・パチーノが
不眠症の刑事を演じたクリストファー・ノーラン監督作『インソムニア』など、
佳作を生み出しています。

チャック・バリスの自叙伝を映画化した2002年公開の『コンフェッション』で
監督デビューを果たしたジョージ・クルーニー。

その後も1950年代のアメリカを舞台に真のジャーナリズムの在り方を問う
問題作『グッドナイト&グッドラック』、コーエン兄弟と共同で脚本を手掛け、
マット・デイモンが主演を務めた『サバービコン 仮面を被った街』など
監督業にも意欲的です。

●ジョージ・クルーニーの出演作でこれは絶対に観てほしい!オススメ作品3選

※テンション爆上げ吸血鬼アクション『フロム・ダスク・ティル・ドーン』


ジョージ・クルーニーにとって初のメジャー映画主演作となった『フロム・ダスク・ティル・ドーン』
『デス・ぺラード』のロバート・ロドリゲスや、
『パルプ・フィクション』のクエンティン・タランティーノといった
当時新進気鋭のクリエイターとタッグを組んだスピード感溢れる吸血鬼アクションは、
一見の価値ありです!

※どんなホラーよりも怖い…『ゼロ・グラビティ』


公開が終了している現在では難しい話ですが、この映画はiMaxシアターで
鑑賞するのが間違いなくベストだと思います。

映画鑑賞というより映画体験という言葉がピッタリ。

とはいえ未見の方はBlu-rayや配信でもとにかく一度観てほしいです!

今まで味わったことの無い恐怖、実際に自分も
宇宙に一人放り出されたような孤独…。

この映画の中でベテラン宇宙飛行士のマットを演じるジョージ・クルーニーは、
サンドラ・ブロック演じる主人公ライアンをその名の通り「導く」存在となります。

地に足をつけて生きて行くということ。

果てしない空間が広がる宇宙でこんなシンプルなメッセージがここまで胸に響くとは…!

鑑賞後は、地面最高!重力最高!と思わずにはいられませんでした。

※中年の悲哀を描き続けてきた監督の作品。ほろ苦い人生のお話『ファミリー・ツリー』


ジョージ・クルーニーの出演作の中で個人的に一番好きなのがこの
『ファミリー・ツリー』です。

監督は、これまで『サイドウェイ』や『アバウト・シュミット』で
中年〜老年期に差し掛かった男性の悲哀を切なく、そして少しチャーミングに描いてきた
アレクサンダー・ペイン。

ハワイを舞台に、仕事に追われて家庭をかえりみなかったジョージ・クルーニー演じる
弁護士マットが、ボート事故で意識不明となった妻の不倫を知り、
それと同時に年頃の二人の娘たちのこと、土地の売却問題など、
山積する問題と嫌でも向き合っていくことになります。

この映画ではこれまでのスマートでセクシーなジョージ・クルーニーはなりをひそめ、
疲れた中年の姿を見せてくれます。(走る姿も絶妙に鈍臭い、だがそれが良い!)

怒り、悩み、そして許すこと。

すべての登場人物それぞれに事情があり、それぞれが自分の人生を生きている。

眠り続ける妻も、偏屈な義父も、不倫相手の妻だって。
脇役をただ映画を動かす駒にしない、アレクサンダー・ペインの素晴らしさが詰まった
作品でもあるので、ジョージ・クルーニーのファンならずとも
すべての映画ファンに観てほしい一作です。

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●まとめ

現在62歳のジョージ・クルーニー。
近年では盟友ジュリア・ロバーツと元夫婦を演じた
『チケット・トゥ・パラダイス』のコミカルな演技も好評でした。
(この二人のロマンティック・コメディなんて面白くないはずありませんよね!)

2023年12月25日にアメリカで公開予定の『The Boys in the Boat』(原題)では
監督を務めています。
日本公開の予定はまだ決まっていませんが、こちらも待ち遠しいです。

年齢を重ねても衰えるどころか活躍の場を広げ続けるジョージ・クルーニー。

彼が今後どのような作品でメガホンをとり、
どんな役柄を演じるのか。
ますます目が離せません。

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