アベンジャーズ なぜ5年後?【エンドゲーム&ファーフロムホーム解説】

「そもそもヒーローたちは何がしたいの?」
「ヒーローたちは5年後どうなってるの?」
「後輩が同級生になってるのはなんで?」
「なんで5年後なの?」

映画の結論
*サノスに敗北し5年経過しましたが、インフィニティストーンを使い失われた命を救うために戦っています。

アベンジャーズエンドゲームとスパイダーマン:ファーフロムホームには、
5年間という時間経過や消されていた人と残された人とのギャップがあります。

この設定がわかりにくく、ストーリーが入ってこない人いませんか?

そこで今回の記事は、指パッチン(インフィニティ・ストーンを全て揃えて指を鳴らし使用者の夢を叶えること)と
5年間の時間経過により起こったことを解説します。

最後までお読みいただけば、
アベンジャーズエンドゲームとスパイダーマン:ファーフロムホームのストーリーを
より理解することができるようになります。

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・アベンジャーズエンドゲームと5年後【敗北と散り散りになったアベンジャーズ】

映画アベンジャーズエンドゲームの前作であるアベンジャーズインフィニティ・ウォーで
ヒーローたちは敗北しています。

サノスの指パッチンによって世界の半分の命が消されてしまっています。
(半分なので、生き残っている人やヒーローもいます)

エンドゲームでは、サノスにインフィニティストーンを破壊され、
消された人々を復活させることができないことを知ったヒーローたち。

救うことができなかった後悔やサノスに負けてしまった敗北感を抱えたまま5年後になります。

アイアンマンことトニー・スタークは、パートナーであるペッパーも生き残り山奥で隠居しています。
ここで一人娘のモーガン・スタークも誕生していることがわかりました。

キャプテン・アメリカは、仲間を救えなかった後悔を隠しながら、
生き残った人たちには「前を向こう!」とカウンセリング活動をしています。

ソーは地球にできたNEWアスガルドで引きこもり、飲んだくれていて、
ネットゲームや配信動画を観て過ごし、体型も見るも無惨な姿に・・・。
(デブソーも個人的には好きです)

ハルクはブルース・バナーの人格と融合し優しく力強いハルクになり、子どもにも大人気になりました。

ブラック・ウィドウは残ったヒーローたちの中継として活動しています。

ホークアイは、家族を消されてしまった悲しみから、ローニンと呼ばれる残虐なクライムハンターになり、
仕事と称して悪人を消しまくり・・・文字通り敗北したアベンジャーズは散り散りになっています。

・スパイダーマン:ファーフロムホームのギモン【消されていた人は5年後へスキップ】
今作の時系列は、アベンジャーズエンドゲームのあとになります。
5年前に指パッチンで失われた世界の半分の命も、ヒーローたちの活躍によって現代に蘇りました。

5年前に失われた命が現代に蘇る←ここがポイントです。

指パッチンされて消されていた人は、蘇るまでの5年間の記憶はなく、
身体も成長していません。

ドラマ【ホークアイ】で描かれるのですが、
消されていた人は動画をスキップするように一瞬で5年後になっている状態です。

スパイダーマンことピーター・パーカーは高校3年生のままですが、
消されなかった5つ年下の後輩だった生徒が同級生になっています。

ピーターにしてみれば鼻垂れ小僧だったあいつが、
一瞬にしてムキムキの高身長イケメンの恋敵に成長しているわけです。

余談ですが、この5年間というのが非常におもしろいなと思いました。

そこまで浦島太郎状態ではないので、生活にはすんなり馴染むことができるのですが、
5年間のギャップによる人間関係でのトラブルが多発します。中には、いなくなったフリをして別の人と結婚する人まで現れて・・・。

・制作陣によるWhat if【もしこうだったらをやってみたい試み】

20年だと、キャラクターに特殊メイクする手間がかかるし、1年間だとそこまで変化はないだろうし・・・

あのキャラクターが別の人生を歩んでいたら、
という妄想ストーリーを違和感なく実現するための手法として【5年後】という設定にしたとのこと。

アニメ【What if】シリーズでは、【もしも】をテーマに制作されています。ヒーロー全員がゾンビになってしまったり、
サノスが仲間になったりと、とんでも設定な展開を描いています。

アニメならではの手法なのですが、これを実写映画でも再現し、
アニメのWhat ifのような展開を描く手法がさすがの制作陣だなあと感じました。

アニメシリーズのWhat ifのような、もしも〜展開は、日本のアニメ、漫画には描くことができません。
それぞれのキャラクターの新しい可能性を掘り下げることができるのも、MARVEL作品の魅力の一つなのかもしれません。

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・まとめ

指パッチンとそれに関わる5年後について解説しました。

ヒーローたち敗北後の5年間や現代に蘇った人たちの抱えるギャップ、
制作陣によるWhat if【もしもこうだったら展開】の意図を理解してから、作品を観ると新しい視点でより映画を楽しむことができると思います。

最後までお付き合いくださりありがとうございます。

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