アコギに使える、おすすめのナイロン弦がある事を知っていましたか?

アコギでも使える、ナイロン弦がある事を知っていましたか?
知らなかった方、初心者の方向けにナイロン弦の紹介をして行きます。

アコギを弾く方は弦の交換の際に、
ライトゲージ、エクストラライトゲージ(ライトゲージより柔らかい)、
握力に自信のある方はヘビーゲージ
数種類あるゲージの中から好みのゲージを選んでいると思います。

メーカーにより違いもあり、
自分の好みの音色等々、こだわりの出るパーツです。

アコギの弦といえば、
スチール弦を頭に浮かべる方が大半だと思いますが、
もう一つ、ナイロン弦という選択肢がある事を知っていましたか?

今回は、その中でも音色の部分のこだわりが色濃く出る、
ナイロン弦について紹介していきたいと思います。

スポンサードリンク




●アコギにはスチール弦とナイロン弦の2つの種類があります。

*ナイロン弦はクラシックギター用だけではない

アコギ初心者の方、そして長年アコギを弾いてきたベテランの方の中にも、
弦の交換の際にナイロン弦の選択肢を持っている方はそう多くはいないと思います。

自分も、最近までは全くといって良いほど、ナイロン弦の選択肢はありませんでした。

段々と音の鳴りも悪くなってきたし、そろそろ弦の交換をしようかなと思った時に、
ライトゲージに交換しようか、コードチェンジの多い曲に挑戦したいので、
より柔らかく、押さえやすい、エクストラライトゲージに交換しようか・・・・

アコギ=スチール弦、その一択でした。

ナイロン弦=クラシックギター専用という固定の概念がありました。

*スチール弦と、ナイロン弦の違い

スチール弦とは、簡単に説明するなら、
スチールすなわち鉄製の弦という事です。

1、2弦は鉄線、3、4、5、6弦は鉄線の周りにブロンズの線が巻いてあるもので、
音は鉄製なので、基本的に硬く張りのある音がでます。

フォークソング好きな方にはお馴染みの音ですね。
ナイロン弦とは、その名の通りナイロン製の弦です。

ナイロン製の為、押さえやすく、音色は、温かみがあるのが特徴です。
クラシック音楽に興味のある方は、必ず聞いたことがある音だと思います。

昔は、ナイロン製ではなく、羊の腸から作られていたそうです。
音色の特徴は温かみですが、湿度に影響されやすい、切れやすい、調律の難しさから、
今ではナイロン弦が主流となっている様です。

余談ですが、クラシックギターをガットギターと呼ぶ事があると思いますが、
ガット=「羊の腸などで作った細い紐」からきています。

ギター以外でも、バイオリン等の弦楽器、
楽器以外ではテニスのラケットにも使用されています。

*ナイロン弦を使用した場合の特徴

前述の通り、柔らかく温か味のある音色の為、
コードストロークで弾くアップテンポな曲よりは、
バラードの様にゆったり、しっとりした曲に向いているのかなと思います。

弦の柔らかさから、例えばピックを使って、
ストロークでガンガンとかき鳴らしてしまうと左手で押さえている部分の揺れがも激しくなり、
ビビってしまい非常に弾きづらいという事もあります。握力に自信のある方は別ですが。

その代わり、アルペジオで爪弾くといった弾き方には大変向いています。
いつも弾いている曲を、ナイロン弦に替えて弾いてみるとまた違った味わいが出ると思います。

ここまで、ナイロン弦の良さや特徴を説明してきましたが、
購入する際に一つ注意点があります。

楽器店等で、ナイロン弦を探す場合
アコースティックギター用の物が必要になるという事です。

何故かと言うと、アコースティックギター用とクラッシックギター用(ガットギター含む)では
弦自体の素材は同じですが、弦の根元に(ブリッヂピンに付ける部分)
ボールエンドという部品が付いている物を選ぶという事が必要になる事です。

通常のクラシックギター用の弦の場合、ブリッジに結び付ける仕様の為、
根元には何も付いていなく、アコギには、弦を取り付ける事が出来ない為です。

●おすすめのナイロン弦

説明が長くなりましたが、結局どのナイロン弦がおすすめなのかというと、
比較的手に入りやすい物で紹介をしたいと思います。

下記の3点になります。

①D'Addario (ダダリオ) ボールエンドナイロン弦 Folk Nylon EJ33
②MARTIN M160 Classical Silverplated Ball End/High Tension クラシックギター弦
③ARIA アリア クラシックギター ボールエンド弦 Made in USA US-400BE

ナイロン弦としては、様々なメーカーより販売されていますが、
ボールエンド仕様の弦となると、残念ながら、販売されている種類が少ないのが現状です。

ギターの弦は、あくまでも消耗品なので、
価格も重要な事だとは思いますが、入手のし易さという点は非常に重要です。

スポンサードリンク




●まとめ

アコギ用のナイロン弦について、ご紹介させて頂きました。
前述でもある様に、弾き慣れた曲でもスチール弦からナイロン弦に替える事により、
また違った味わい方も出来るのかなと思います。

又、柔らかく甘い響きを使って今まで弾いていなかったバラード等に挑戦してみるのもいかがでしょうか。
普段使い慣れたアコギがまた違う表情を見せてくれるのは間違いないです。

今回のおすすめを参考にして頂き、
また新鮮な気持ちで、アコギのある生活を送ってみてはいかかでしょうか。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA