どちらも可愛い「犬」vs「 猫」!飼う前に知っておくべきこと

1万年以上前から人間のパートナーとして飼われてきた犬や猫。

私たちと生活を共にし、何よりも無償の愛をくれる大切な存在です。

もしもあなたが「そろそろ動物を家族に迎え入れようかな?」と考えているのであれば、
飼う前にきちんと犬や猫の生態を知り、自分はどちらなら飼えるのか、
最期のその時まできちんと世話ができるのか、自分の生活スタイルや環境を考えて決めましょう。

犬と猫はそもそも生態が異なるので、
飼い主となるあなたの生活スタイルも合わせる必要が出てきます。

さあ、あなたは犬と猫のどちらと生活するのが向いているのでしょうか?

ここでは、犬と猫のそれぞれの生態のご紹介と、
いざ共に生活するとなるとどのようになるのかをお教えします。

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●先祖はオオカミ?!人間と共に歩んできた犬の生態


人類の最古の友と言われる犬の学名は「カニス・ルプス・ファミリアリス(Canis Lupus familiaris)」と言われ、
「家庭に属するオオカミ」という意味があります。

明確な研究結果は出ていないものの、
人間と生活をするようになったのは、約1万5000年前から4万年前のどこかではないかと言われています。

昔から人間の友として共に生きてきた動物なのです。

犬の種類は様々で、人間の生活に合わせて品種改良がおこなわれてきた種類もいます。
中には原種そのままを引き継いでいる種類、
様々な種類が混ざったいわゆる雑種犬と言われる犬まで多岐に渡ります。

今日までにこのような歴史を持つ犬ですが、
そもそもどのような生態、習性をもつ動物なのでしょうか?簡単にご紹介いたします。

(1) 臭覚が鋭い
(2) 飼い主への愛情が深く、服従する
(3) 警戒心があり自分のテリトリーがある
(4) 走るものを捕まえる

犬は大変臭覚が鋭い動物です。
人間のおよそ数千倍から数億倍の臭覚があると言われています。

散歩中に地面に鼻をつけて嗅いでいる姿は、
他の犬のおしっこなどを嗅ぎ分けて、誰であるのか判別しています。

飼い主の臭いも覚えて近くまで歩いてくると、
遠くを見ながら鼻に神経を集中させている様子が伺えます。

実際に筆者の飼う愛犬も、数メートル先から歩いてくる家族の姿がよく見えないのに、
鼻をヒクヒクとさせ嬉しそうに尾を振って待っていることがあります。

更に、犬の飼い主への愛情は絶大なるものがあります。

外を散歩している犬と人間の関係をよく観察してみてください。

犬は飼い主との散歩を楽しみ、
時には飼い主の顔を見上げて表情を読み取っています

飼い主が喜べば共に喜び、飼い主が涙を流せば異変に気付いて近くで寄り添い黙っています。
愛情を全身で表し、共に暮らすうちに飼い主が一番だと認識するようになります。

一方で、見知らぬ人や動物には警戒心を持ちます。

「これは誰だ?」という顔でジッと見たり、
態勢を低くして様子を伺います。

自分のテリトリー意識が高い犬は、
相手に吠えて追い出そうとします。

また、犬の運動量は非常に多いものです。

走ったり勢いよく動く物を見ると一緒に走ったり、
追いかけて捕まえることもあります。

よくおもちゃを投げて遊んだり、
フリスビーを投げて取らせたりする姿もこういった習性から来るものです。

●砂漠の生き物だった?!愛らしい猫の生態


猫は中東の砂漠に暮らす野生のヤマネコが家畜化したものと言われています。

約1万年近く前から人間と生活をしていると考えられています。

エジプトの壁画でその証拠となる絵を見たことがある方もいるでしょう。
穀物をネズミから守るために猫が飼われたとも言われています。

日本には、飛鳥時代から奈良時代の約1500年程前に中国からの船でやってきたと言われています。

現代の愛玩として動物というよりは、
ネズミ捕りのための生活に必要な動物とされていたようです。

それでは、そのような猫の生態と習性はどんなものなのか簡単にご紹介します。

(1) 聴覚に優れている
(2) 夜行性ではなく薄明薄暮性
(3) 好奇心旺盛で遊び好き
(4) 睡眠時間が長い

猫は五感の中でも聴覚も最も発達しています。

人が約20~20,000ヘルツの可聴域のところ、
猫は約25~75,000ヘルツと言われています。

更に耳の筋肉も発達しているので、耳を使って気持ちを表します
猫に触れる機会があるときにはぜひ耳にもご注目ください。

猫は夜行性と言われることがありますが、
実は夕暮れや夜明けの薄暗い時に活動的になる動物です。

明け方に「ごはんをちょうだい!」とばかりに鳴いて飼い主を呼びにくることもしばしば。

また、猫の好奇心旺盛な性格は、
私たち人間を度々笑わせてくれます。

動くものが目に入ると、高い集中力で目で追います。

また、おもちゃを使った追いかけっこが大好きです。

身体能力も高いので、驚くほど高いジャンプをしたり、
回転をしたり、夢中になるばかりに必死になる表情がたまらなく可愛く面白いものです。

猫は年齢によって異なるものの、睡眠時間は実に1日16~20時間と非常に長いです。

もちろんそれだけ寝続けるわけではなく、
寝ては起きての繰り返しです。

万が一敵が襲ってきたときに俊敏に動けるように、
エネルギーを消耗しないようにしているとも言われています。

●「犬のいる生活」と「猫のいる生活」一体どんな生活?

では、実際に犬や猫を飼うことになったらどんな生活になるのかご紹介しましょう。

犬のお世話は以下の5つが大切です。

(1) 1日2回~3回の食事
(2) 1日2回~3回の散歩(年齢や体調、体格に合わせて時間は異なる)
(3) 約1か月1回のシャンプー
(4) 歯磨き、爪切りや肛門腺等の日々のケア
(5) かかりつけの獣医を決めて健康診断や必要に応じた受診

犬の年齢や体格に合わせて餌を与えましょう。与えるフードに困ったら、
飼いなれている人から聞き、獣医に相談するのも良いでしょう。

散歩は大切な運動の時間です。愛犬との散歩の時間を楽しみながら、
排泄をした際には水をかけ、きちんと糞は袋等に入れて持ち帰って処分するなどマナーは守りましょう。

犬も人間同様にフケが出て、外気等で汚れます。1か月1回は可能であればシャンプーをしてあげましょう。

爪切り肛門腺も同じ頻度のケアをしてあげたいところですが、
自宅でできない場合には獣医にお願いしましょう。

そして、何の際にすぐに診てもらえる獣医は決めておくと良いです。

猫のお世話は以下の4つが大事です。

(1) 1日3回、または更に数回に分けて餌を与える
(2) 歯磨きと爪切り
(3) おもちゃ等を使った遊び
(4) 獣医での健康診断や必要に応じた受診

犬のような散歩は必要ありませんが、やはり運動不足やストレスが溜まることを避けるため、
おもちゃなどを使って一緒に遊んであげましょう。

ご飯は犬と異なり、少しの量を数回に分けて食べる習性があります。
他は犬と同様に日々のケアとして歯磨きや爪切りをします。獣医の存在が大事になってきます。

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●まとめ

いかがでしたでしょうか?犬や猫は、自分の生活と環境に合うだろうかと今一度考えてみてください。
安易に飼ってしまうのは厳禁です。

きちんと家族と話し合い、その子を終生大事に育てることができるのか、
落ち着いて考えてみてください。

迎え入れた犬や猫が幸せなら、きっとあなたも毎日が楽しいものになると思いますよ。

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