しっかり読むための読書術!本に書き込む3色ボールペンの使い方
近年、速読の話をよく耳にします。熟読は、速読の真逆と言って良いかもしれません。
一冊の本をじっくり熟読してみるのは、とても素晴らしい読書体験です。
熟読をするための3色ボールペンを使った方法をご紹介いたしましょう。
本を綺麗なままにしておきたいと思う人もいるでしょうが、
今回おすすめするのは本への書き込みです。
また、読書ノートに書き出してもいきます。
手で書きながら読み進めていくと、血肉になると言いますか、
確実に身になって行くのを感じます。
本は二度読みます。
大変そうだと思うでしょう?一度試してみると、3色ボールペンなしでは読めなくなるはずですよ。
さあ、本を自分だけの一冊にカスタマイズしましょう。
⚫︎赤色で線を引く
一度目の読書です。まずは、さらっと読み進めていきましょう。
気になった箇所や重要だと思う箇所をボールペンの赤色で、
どんどん線を引いていきます。
基本はフリーハンドで構いません。
もちろん定規を使っていただいても良いですよ。
慣れないうちは、本に線を引く時に、躊躇してしまうかもしれません。
でも心配しなくて大丈夫です。すぐに慣れるはずです。
文章の内容を簡単なイラストにするときも赤色で書きましょう。
また、分からない漢字が出てきたら、調べて赤色でルビを振ってください。
⚫︎青色は心の声
赤色の線に対して、何か感想が浮かんだら今度はボールペンの青色で本に書き込みましょう。
あとで読み返すときに、はて?どうしてここに赤線を引いたのだろうか?
と分からなくなることが多々あります。
でも自分の感想を添えておくと、ヒントになって思い出すことができるのです。
「面白い!」「笑った」「よく分からない」などという、簡単な言葉で構いません。
要は自分の心の声を残しておくのです。
⚫︎黒色で読書ノートを作る
次は二度目の読書です。一度読んでいるので、だいたい頭の中に入っています。
想像するよりスムーズに読むことができるはずです。
ただ、読みながら読書ノートをつけていきます。
一冊ノートを用意しましょう。
罫線ありでも良いですが、おすすめは無地のノートです。
私はいつもマルマンの「クロッキーブック」を使っています。
言葉だけでなく、イラストも描きやすいからです。
ノートには一章ずつ書いていきましょう。
まず必須なのは章のタイトルです。
一度目に読んだ赤線の部分を、黒色で重点的にノートに書き出していきます。
そのとき青色の感想が、手がかりになってくれます。
過去の自分との再会で、なかなか面白い体験ができると思いますよ。
また読書ノートには、本の書き込みと一緒で、
重要だと思うことには赤色、感想は青色で書いていきましょう。
統一しておくと、迷わなくて良いですよ。
イラストを書き加えると、さらに理解が深まります。
書き終わったら読書ノートを見返してみましょう。
ありありと本の内容を思い出すことができるはずです。
⚫︎おすすめの3色ボールペン
私が愛用しているボールペンは、
三菱鉛筆の3色ボールペンジェットストリーム0.5mmです。
金額がお手頃で、太すぎず細すぎず、とにかく書きやすいです。
詰め替えインクもあるのでエコで経済的ですよ。
文房具屋に行けば、たくさんボールペンは並んでいます。
試し書きもできるところが多いので、色々試してみてください。
自分にあった3色ボールペンを選ぶと良いですよ。
⚫︎まとめ
書きながら読むという体験は、目から入れた情報を手を使って書くので、
本の中身が肉体化していくようです。
ただ読むのとは、やはり違います。
力強く記憶されているのです。
また、読み終わった本は赤線や青色の言葉ばかりになっているはずです。
自分だけの一冊になっていて、とても愛着を持つことでしょう。読書ノートも一目で本の中身を思い出させてくれます。
一度、3色ボールペンを使って読んでみてください。きっともう、3色ボールペンなしでは読めなくなるはずですよ。