【豆知識】主婦のダブルワークでの注意点は??国民健康保険や税金はどうなるの??
私は障がいを持っており(等級は3級です)、
フルタイムで働くのは難しいのでアルバイトとして勤務しています。
仕事的には内容は変わらないのですが、
勤務体系やお休みなど融通が効くので職場自体には不満はありません。
ただ1つ問題となるのが収入面。
物価はどんどん上がっていくのに給与はなかなか上がらない。
障がい者認定は受けていても、実は3級だと年金の支給はないのです。
そんな私が始めているのが副業サイトを使ったダブルワークです。
文字を書くのが好きなのでライティングや代筆、
手先が器用なので折り紙の作成…
趣味が副業に活かせて自分のペースでできるのは魅力的です。
でもダブルワークの場合、国民健康保険や税金ってどうなるの?
何とかお得にできないかな?と思ったのでちょっと調べてみました。
Contents
●基本中の基本!扶養制度の仕組み
私は独身なのであまり関係がないのですが、私の職場、主婦の方が多いのです。
私の任されている仕事の1つに「シフト管理」がありまして…
私自身が調整の必要があるので自ずと私が任される事になったのですが、
自分だけが好き勝手にはできません。
当然ながら主婦の方々にお伺いを立てる必要があります。
そこでネックになるのが配偶者の保険に入る、つまり扶養から外れるかどうかです。
基本的に扶養に入るかどうかの最低ラインとなる収入は93~103万円です。
所得税は地域にもよりますが93〜103万円、
所得税は103万円を超えるとそれぞれの年収との差額分に対して課税されるというものです。
ただ、主婦の方々が意外に知らなかったりするのですが、
ご自身が生命保険や社会保険控除を受けられる場合は
103万円を超えても課税されない場合もあります。
●夫の配偶者控除は基本的に150万円まで夫の税金が控除される配偶者控除
配偶者特別控除は妻のパート収入が妻のパート収入が150万円以下なら満額控除、
150万円〜201.6万円未満なら段階的に控除額が減っていきます。
ダブルワークで扶養の範囲を超えてしまうなら
150万円まで稼いでしまうのも手かもしれませんね。
●国民健康保険には扶養がない?社会保険と国民健康保険との違いとは?
主婦の大半は夫の公的保険に入っていると思いますが、
公的保険とは一般的には社会保険と呼ばれる被用者保険と
国民健康保険を始めとした地域保険があります。
社会保険と国民健康保険の違いは扶養制度ががあるかどうかだと言えるでしょう。
社会保険の場合は、まず106万円というのがポイントとなってきます。
収入が106万円を超えてしまった場合、
以下の要件を満たせば扶養から外れる事になります。
⑵月額賃金が8.8万円以上
⑶週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
⑷2ヶ月を超える雇用の見込みがある
⑸学生ではない
さらに130万円を超えると、被保険者の収入の半分を超えると
社会保険の加入が必要となってきます。
一方の国民保険はというと、扶養という概念がありません。
なので夫が国民健康保険に加入している場合は
配偶者本人にかかってくることになります。
当然ながら上限がないので好きなだけ働く事ができる訳です。
●結局のところ社会保険と国民健康保険、どっちがお得なの?
どちらがいいとは一概には言えませんが、ここではそれぞれの利点を上げていきます。
✽社会保険
⑵保険料は会社と折半
⑶就労不可能になった場合、自身が社会保険に加入していれば
出産手当金や傷病手当金といった手当が受け取れる
✽国民健康保険
⑵前年の収入が低ければ健康保険よりも割安になる。
⑶収入によっては減免が可能
ざっとこんなところでしょうか。どちらがいいかはあなたの求める条件によって
見解は違ってくると思います。
まとめ
コロナ禍でリモートワークが普通となってきた昨今、
スキルさえあればダブルワークも数多くの副業サイトを利用して家でも
受注できる世の中になってきています。
今回は社会保険に的を絞ってお話をしましたが、
今後もしダブルワークを考えているのなら、
あなたらしい働き方というものを考えるのに役に立てば幸いです。