【深堀り解説】「プリズンブレイク」にでてくる刑務官といえば、あの人!!実は、、、

「プリズンブレイク」といえば、シーズン1で舞台となっている
フォックスリバー収容所ですね。

主人公のマイケル・スコフィールドが、
死刑となった兄のリンカーン・バローズを助けるために、
彼が勾留されているフォックスリバー収容所に
囚人として入所するところからこのドラマは始まります。

マイケルたちが収容所から脱獄するには、
刑務官たちをいかにうまく出し抜けるかが重要なポイントになってきます。

シーズン1でフォックスリバー収容所の刑務官がたくさん出てきますが、
その中でも1番有名なのは、
間違いなく刑務長のブラッド・ベリックでしょう。

刑務官の中で最も狡賢く、
マイケルの計画における大きな支障になったことは間違いありません。

この記事を最後まで読んでいただければ、
ベリックの人柄やシーズンを通して描かれる彼の人生について
知っていただけると思います。

ぜひお楽しみください。

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●「プリズンブレイク」の名物刑務官ブラッド・ベリックはいじわる刑務官


フォックスリバー収容所に在籍しているブラッド・ベリックは、
その刑務長という立場を利用して、さまざまな悪事を働いています。

囚人に対する暴力はもちろんのこと、
彼らの待遇は完全にベリックの主観によって決まります。

例えば、気に食わない囚人に対しては
その人が1番嫌がりそうな相手と同じ房にしたり、
毎月賄賂を払うマフィアに対してはPIという刑務作業の監督を
やらせたりと好き放題やっています。

ベリックは、いかにもな俺様キャラで、
囚人のことは散々バカにしますが、自分が舐められたり、
バカにされたりすることは絶対に許しません。

そんなベリックですが、所長の前では大人しく、
優良な刑務官を演じています。

上の者には媚を売って刑務長の地位を手に入れたことが伺えますね。

所長からの評価が高かったベリックですが、
所長の目を盗んで知事に自分の株を上げて、所長を悪く言うような
告げ口をしたことで、所長から厳しい目を向けられるようになります。

懲罰こそ刑務所のあるべき姿とするベリックに対し、
更生するために手を差し伸べるべきとする所長は優しい方で、
ベリックとの対比がはっきりしています。

ただ今回のマイケルの脱獄において、
所長の優しさや甘さが利用されてしまうので、
所長はマイケルに裏切られたとわかり激しい憤りを感じます。

そのため、所長もベリックと同じ考えになっていくかもしれませんね。

●マイケルを毛嫌いし、あの手この手で嫌がらせをするベリック


マイケルが入所したときから、ベリックはマイケルに目をつけます。

マイケルの何か企んでいるような目が気に食わなかったのでしょう。

マイケルを毛嫌いしたベリックは、彼をバカにしたり、
痛めつけたり、他の囚人が彼をいじめることも黙認します。

それでもマイケルは収容所の所長に気に入られることで
ベリックの攻撃を上手くかわします。

ベリックはそれがまた気に食わないのですが、
マイケルにしてやられる場面を見るのは気分がいいですね。

ベリックは常にマイケルに疑いの目を向け続け、
マイケルが何か怪しいことをすれば徹底的に調べて妨害します。

新入りの囚人にポテトとハンバーガーと引き換えに、
マイケルのことを逐一報告させました。

もう執念の塊ですね。

最終的にマイケルたちは、言い訳できない証拠を
ベリックに見つかってしまい、急遽計画を実行します。

刑務官の中で、マイケルたちの脱獄を突き止められたのは
ベリックただ1人だったことは間違いないですね。

●ベリック以外のフォックスリバー収容所の印象的な刑務官はギアリーとボブ


ベリックとよく一緒にいたのが、刑務官のロイ・ウィリアム・ギアリーです。

彼もベリック同様、強欲で悪事を繰り返しています。

空いている房を競売にかけて、囚人から金品を奪ったり、
収容時に囚人が預けた所持品から物を勝手に取ったりしています。

ベリックと仲が良いだけあって、似た物同士ですね。

もう1人、ちょっとかわいそうな刑務官タイラー・ロバート・ハドソン、通称ボブもご紹介します。

彼は新人の優良な刑務官なのですが、囚人たちの暴動の際、
不運なことにリンカーンといるところを襲われてボコボコにされ、
人質となってしまいます。

さらには偶然にも、殴られた拍子にマイケルの房にある脱獄のための穴を
見つけてしまうという不運が続きます。

穴を見られてしまったマイケルたちは、
口封じのためには彼を殺さなければという状況に陥ります。

意図せず、はずれくじを繰り返し引いてしまう彼には
同情してしまう人も多かったのではないでしょうか。

●シーズン2以降のベリックの人生も「プリズンブレイク」の見どころ


シーズン2でベリックは、脱獄の審問会で汚職がバレてしまい、
職を失います

その後、懸賞金がかけられたマイケルたち脱獄者を
追いかける賞金稼ぎとなります。

持ち前の狡賢さで、FBIよりも先手に立つこともありましたが、
あと少しのところでうまくいかないという状況が続いていきます。

ベリックはシーズン4まで登場します。

彼はシーズンを通して最も変化していったキャラクターだと思います。

変わったのは立場だけでなく、彼の人格や考え方もです。

これまでご紹介したとおり、
シーズン1のベリックはかなり横暴で強欲な性格でした。

シーズン2でも賞金稼ぎのために奮闘するので、
立場が変わっただけで中身は変わっていません。

彼に大きな変化をもたらすのはシーズン3です。

シーズン3では、彼は脱獄者にはめられ、刑務所に入れられます。

自分が囚人側の立場になり、過酷な環境で生き延びていく中で、
ベリックは自分の今までの人生を振り返るようになります。

シーズン3以降は、
心を入れ替えて生まれ変わったベリックをお楽しみください。

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●まとめ

「プリズンブレイク」の刑務官といえば、最初に浮かぶのは間違いなく、
フォックスリバー収容所のブラッド・ベリックでしょう。

シーズン1でマイケルと敵対する彼は、ドラマを見ている私たちに、
意地悪で狡賢いという印象を深く植え付けます。

そんな彼が、シーズンを通して立場が変わり、
考え方も変わっていくところは「プリズンブレイク」の
一つの見どころとなっています。

「プリズンブレイク」を視聴する方は、シーズン1だけでなく、
最終シーズンまで全部通して見ていただくことで、
よりこのドラマの面白さを味わっていただけると思います。

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