【流行リバイバル】ロカビリーで定番の「ポニーテール」という髪型の歴史、トリビアに迫る!

ロカビリーファッションで女の子の定番のポニーテールという髪型について紹介したい。

1950年代に登場した“ロカビリー“という音楽はファッションもセンセーショナルだった。

革ジャンや革のブーツ、白いタンクトップ、ブルージーンズなど。

中でもとりわけ髪型には強い拘りがあった。

男性はリーゼントポンパドールと呼ばれる特徴的な髪型をしていた。

女性はポニーテールスタイルが多かった。
本記事ではポニーテールの歴史から、ロカビリーにおけるポニーテールまでを紹介したい。

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・ポニーテールの歴史

髪を後頭部でまとめて垂らした髪型を“ポニーテール“と呼ぶ。
毛先が馬のポニーの尻尾に似ていることからそう呼ばれるようになった。

1950年代にロカビリー音楽と共に流行した。
現在では運動競技選手や、軍人にも愛好者が多い。

日本ではアメリカと同時期に流行した。
その後1980年代にもアイドル歌手などにより再ブームとなった。

結び目の位置を変えたり、毛先を三つ編みにするなど様々な派生系のスタイルがある。
現在ではオールドファッションの定番の髪型のひとつとなっている。

ポニーテールをする際には1950年代当時と同じ濃い眉毛と赤い口紅のメイクが用いられることが多い。
海外セレブの間でもそうしたファッションが話題となる事がある。

・リーゼントとポンパドールの違い

ロカビリーにおけるポニーテールは男性に人気であった髪型“リーゼント“に合わせた
女性版リーゼント“の位置付けであると推測される。

なお一般的にリーゼントと聞いてイメージするボリューム感のある特徴的な前髪は
ポンパドール(またはポンプ、クイッフ)“と呼ばれる。

本来の“リーゼント“は両サイドの髪を流して後頭部で
ピッタリに合わせた側頭部から後頭部にかけての髪型を指す。

現在では混同されており前髪をポンパドール、
側頭部から後頭部にかけてをリーゼントにした髪型を総称して“リーゼント“と呼ぶ場合が多い。

そのためロカビリースタイルのポニーテールには厳密に言うとポンパドールが用いられるが、
リーゼントと呼ばれている事も多い。

現在ではどちらも同じ意味合いで使われている。

なお、男性と女性での“ポンパドール“のスタイルは少し異なる

男性の場合はポマードやワックスを使用し固定する。
その際にはコームが用いられ、これもロカビリー定番のアイテムであるとされる。

女性はヘアアイロンなどを用いてふんわりとボリュームを出す。
サイドはヘアピンなどで固定する。スカーフが用いられることも多い。

・ロカビリーにおけるポニーテール


女性版リーゼントとされるポニーテール。
当時大流行した男性のボリューム感のある前髪ポンパドールに追随したものだと考察されている。

そのため結ばれ垂らされた後ろ髪も重要であるが、
巻き上げられた前髪が最も特徴的である。これは“ロカビリーロール“と呼ばれる。

男性、女性どちらも立体的な髪型をしているのがロカビリースタイルの特徴である。

このポニーテールは“壁にピンで留めるような写真“という由来のある
大衆文化の“ピンナップガール“にも影響を与えた。

現在もオールドファッションとして人気がある。

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まとめ

現在では一般的な髪型である“ポニーテール“だが、その歴史は古く1950年代まで遡り、
音楽が流行の始まりであるとわかった。

男性女性共通の前髪である“ポンパドール“はさらに古く、
18世紀のフランスまで遡る。

ルイ15世の愛人であるポンパドール夫人により流行したとされる。

その後ロカビリーによって独自の進化を遂げた。

どちらも様々な派生系があり、現在でも残っている。

前髪にポンパドール、後ろ髪にポニーテールを用いた髪型は
現在のレトロブームと相まって日本の若者の間でも
オールドファッションとして愛好家がおり密かな流行となっている。

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