【映画から学ぶ】メンズの50’sオールディーズファッションがカッコいい!!

1950年代にアメリカで流行したファッションを通称“50’sオールディーズファッション“と呼ぶ。

メンズの多くは革ジャン、革のブーツ、サングラス、白いタンクトップ、ブルージーンズを身に付けた。

またレディースは水玉や原色の派手な柄のワンピースを着用した。

どちらも共通でポンパドール、リーゼント、ポニーテールなどの立体的な髪型を好んだ。

週末になるとボーリング場や映画館などの盛り場に出かけ、
中でもダンスパーティは一際盛り上がっていた。

今回は1950年代を舞台にした映画と演じた俳優を紹介しながら、
そこに登場するメンズファッションに注目してみたい。

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・理由なき反抗

1955年公開。この作品の主人公ジェームス・ディーンが演じる
ジム・スタークの着用した50’sアイテムは、
今でもメンズアイテムの定番商品となっている。

オールディーズと聞いてイメージするファッションの多くはこの
理由なき反抗からといっても過言ではない。

具体的にはまず赤いブルゾンが挙げられる。

ブランドはマックレガーで“ナイロン・アンチフリーズ“と呼ばれる。

他にはスエード素材のカレッジ・ジャケット、毛皮の付いた革ジャンや、
革のエンジニアブーツ、リーのブルージーンズなど。

どれも現在でもメンズファッション定番のアイテムだ。

中でも革のバイカージャケットは
ディーンの尊敬していたマーロン・ブランドからのインスパイアとされている。

特筆すべきはヘインズの無地の白いTシャツをアウターウェアとして着用していた点である。

当時はドレスシャツの下に着るアンダーウェアとして認識されていた。

そんなTシャツを大胆にも革ジャンの下に着込む事で、
タイトル通り一般社会に対する反抗を目に見える形で表現していたとされる。

髪型も当時の流行の最先端であるリーゼントヘア
オールディーズファッションを代表する1人である。

・アメリカン・グラフィティ


1973年公開。1962年のカリフォルニア州の田舎町が舞台。
スター・ウォーズシリーズで知られるジョージ・ルーカス監督の作品で、自身の思い出をモデルに作成された。

ストーリーは高校を卒業した青年たちの共に過ごす最後の夜が描かれているのだが、
登場するメンズキャスト達がまさしくオールディーズファッションそのものの格好となっている。

1962年が舞台のため、先程の理由なき反抗とは少し違った影響も見られる。
大きく分けて50’sロカビリースタイル60’sアイビー・ルックである。

アイビー派のメンズキャストはボタンダウンにチノパンというファッションで登場する。
レディースはレタード・カーディガンを羽織っている。

これらも現在ではオールディーズファッションと呼ばれる。

一方で50’sロカビリー派のメンズキャストはファラオ団と呼ばれる不良グループは
揃いのカーコートを羽織っている。

映画の影響で大ブームとなりフォラオコートと呼ばれるようになった。

現在でも人気のメンズファッションアイテムとなっている。

車を持っておらずスクーターで登場するメガネをかけた少し弱々しい風貌のテリーは
ボーリングシャツ、501ジーンズにホワイトバックスシューズと50’sロカビリーファンなら
納得の王道ファッションとなっている。

1950年代の流れを汲む数々のファッションはオールディーズ好きにはたまらない。

・グリース


1978年公開。同名のミュージカルを原作としたミュージカル映画。
ジョン・トラボルタが主人公ダニーを演じた。ミュージカル映画史に残る大ヒット作品

舞台は1950年代となっており、たくさんのオールディーズファッションを見ることができる。
今作品はミュージカル映画なのでダンスのための装いなのが他と異なる点として挙げられる。

白いTシャツに革ジャンまではそれまでと同じだが、
タイトな黒いパンツはロカビリーリバイバルブーム期ならではとも言える。

周りのキャストもブルージーンズにコンバースのハイカットを着用するなど
前時代とはまた違った50’sアイテムには無い魅力がある。

オープンカーやホットロッドなどの車が登場し、メンズはリーゼント、
レディースはポニーテールに派手な柄のワンピースと皆がイメージする
50’s王道のオールディーズファッションとなっている。

タイトルの“グリース“はロカビリーの象徴である髪型リーゼントに使用する整髪料である。

これもソフトからハード、しっとりしたグロス系からマットな質感の物まで
幅広い種類がありオールディーズファッションに拘るメンズには欠かせない定番50’sアイテムである。

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まとめ

理由なき反抗、アメリカン・グラフィティ、グリースとオールディーズを
題材にした映画を基にメンズオールディーズファッションを紹介した。

一言にオールディーズといっても時代や場所によって微妙な変化や進化がある。

またフォラオコートのように映画がヒットしたことによりブームとなって
オールディーズの定番になってしまうアイテムがある事も興味深い。

今回紹介した50’sアイテムはどれも時代遅れなどではなく、
現在のメンズファッションにも活用できると思う。

たまには古き良き時代に目を向けてみるのも良いかもしれない。

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