【旅マニア監修】草津温泉へのアクセスは本当に悪いのか??実は、、、、

草津温泉は、群馬県北西部にある温泉街です。

中心地にある湯畑と、温泉まんじゅうなどが有名です。

日本一の自然湧出湯量とその良質な効能で、岐阜県の下呂温泉、
兵庫県の有馬温泉と並んで、日本三名泉のひとつに数えられます。

そんな草津温泉ですが、温泉街の標高が1100~1200mと高いです。

また、北西には標高2100m級の草津白根山がそびえます。

この厳しい地形のせいで、アクセスが悪いです。
特に草津温泉周辺には電車が敷かれておらず、車やバスでの移動を余儀なくされます。

しかし
「今でも人気の観光地だし、そんなにアクセスが悪い訳ではないのでは?」
と思う人もいることでしょう。

そこで今回は、草津温泉へのアクセスがどれだけ不便なのかを見ていきましょう。
裏ワザレベルの移動手段も見つけたので、併せて紹介します。

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●まずはルートを調べてみよう

今回は例として、東京駅から草津温泉に、さまざまな交通手段で向かうことを考えます。Google Mapを使い、ルート検索にかけました。

*電車とバスで行く時

北陸新幹線で軽井沢駅に向かうと、
乗り換え回数が少なくスムーズに行くことができます。

(1)東京駅から北陸新幹線で軽井沢駅 70分

(2)軽井沢駅からバスで草津温泉 80分

・所要時間 だいたい3時間
・運賃 片道8260円

または、高崎駅から普通電車を使って草津温泉に近付き、
バスに乗る時間を短くする方法もあります。

(1)東京駅から上越新幹線で高崎駅 50分

(2)高崎駅から吾妻線で羽根尾駅 90分

(3)大桑道からバスで草津入口 20分

(4)草津入口から徒歩で草津温泉 10分

・所要時間 3時間20分
・運賃 片道6770円

*車で行く時

首都高速と、関越自動車道を合わせて使います。
所要時間は3時間20分ほどになります。

*電車で行くとアクセスが悪くなる

車で行く分には、ルートもわかりやすく、行きやすくなっています。
渋滞の可能性があるという弱点もありますが、観光客にはで行く方法が人気です。

一方で電車メインで草津温泉に行こうとすると、
ルートが複雑でアクセスが悪くなります。

軽井沢まで行ってバスに長時間乗るか、高崎まで行って普通電車に長く乗るかです。

バスの長時間乗車は大変ですが、普通電車に長時間乗った場合も、
座れない可能性があります。

せっかくの旅行なのに、観光地に行く前に疲れてしまうのは悲しいですよね。

●裏ワザみたいなちょっと快適な方法

電車で向かうとどこかしらでバスか普通電車の長時間乗車を強いられ、
大変な移動になります。

しかし、草津温泉に向かうのに便利な電車があります。
上野駅から出ている、特急「草津」です。

これを使うと、草津温泉に向かうのは快適になるでしょうか。
特急「草津」を使って草津温泉に行く時のルートを見てみましょう。

(1)東京駅から普通電車で上野駅 10分

(2)上野駅から特急「草津」で長野原草津口駅 150分

(3)長野原草津口駅からバスで草津温泉 25分

・所要時間 3時間10分
・運賃 特急で普通車指定席を使うと6300円程度

運賃は、新幹線より安く抑えられます。

バスに乗る時間も短く、かなりシンプルで快適な乗り継ぎができます。
草津温泉に行く時には、最もアクセスの良い電車と言えるでしょう。

しかし、特急「草津」には弱点があります。それは本数が少ないことです。
平日は1日2本、土日祝日も1日に3本しかありません。

午前中に草津に向かい、午後に上野に戻るという時刻表になっています。
乗ればスムーズに行けますが、時間も偏っていて使いにくいのが欠点です。

ですが、草津温泉に向かうのがさらにスムーズになる手段があります。
それは高速バスです。

東京駅から草津温泉まで、3時間10分~4時間程度で繋ぎます。
片道の運賃も3000~4000円程度でコスパも良いです。

さらに平日だと、渋滞が起きにくいメリットもあります。

時間も大差なく、安い料金で移動できます。高速バスでの移動に抵抗がない人には、
一番良い選択肢かもしれません。

●車で行くなら、雪の季節のスリップに注意

電車で行くのが大変なら自家用車で行くか、と思った人もいるでしょう。

しかし、車で行く時にはいくつか注意点があります。
特に気を付けたいのは、雪の季節のスリップです。

草津温泉は、積雪量が1m以上になることもある豪雪地帯です。

標高が高く、冬の最高気温は5℃程度と低いため、4月でも雪が降るほどです。
12月から3月は雪が降るものと思って、雪道対策をしておきましょう。
スタッドレスタイヤや、タイヤチェーンの準備が必須です。

特に国道292号線は草津温泉に入るためには避けて通れない、
高低差が大きい上り坂です。

雪や路面凍結によって、危険な道路になるため注意しましょう。

また、道路には雪を融かす融雪剤がまかれますが、
融雪剤に含まれる塩分が車の金属部分をサビさせてしまう可能性があります。

車に塩分が付いたまま放置すると、どんどんサビていきます。
冬に降雪地帯をドライブした後は、足回りも念入りに洗車しましょう。

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●まとめ

結論として、車で行く時は行く時は気になりませんが、
電車で行くにはかなりアクセスが悪く大変です。

草津温泉に一番スムーズに行けるのは、平日に利用する高速バスでしょう。

草津温泉の周辺のアクセスが悪いのは立地の都合上、仕方がないところがあります。
標高が高い山地にあり、北西にはさらに高い山がそびえています。

高低差も激しいため、交通手段が発達しにくいのです。

それだけアクセスが悪い場所ですが、当然行く価値はあります。
安土桃山時代の記録が残っているほど古い温泉地で、
恋の病以外は全て効く」と言われる薬湯と言い伝えられていました。

今でも人気の観光地として、活気のある温泉街です。

せっかく行くのが大変な、山奥の温泉地に行くのです。
目的地の草津温泉だけでなく、通り道も楽しんでいきましょう。

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