【意外と簡単】弦高が音に与える影響とは!?エレキギターの調整の目安について
エレキギターの弦高でサウンドが変わるのをご存じでしょうか?
目を回すようなテクニカルな早弾き演奏からコード弾き等、
現代は様々な弾き方をされるプレイヤーがいると思います。
「弘法筆を選ばず!」有名な言葉の影響で
ギターのセッティングをおざなりに済ませてしまい
調整一つで自分のギターが化ける可能性の扉を閉じてしまわないように
本記事では一番弾き手にもサウンドにも影響を与える弦高について
解説していきますので最後まで読んでワンランク上のサウンドで
ライバルに差を付けましょう!
Contents
●弦高によるサウンド変化の認識
明確に変わります!もう、明らかに変わります!
エレキギターのサウンドは、アンプやエフェクターで決まるから
演奏フィーリング以外に弦高はそこまで関係ないと考えていませんか?
実は私も始めたての頃はそうでした。
教則本にもおおよその目安で「〇mm~〇mmの間で調整しましょう」
としか記載しておらず
初心者向け動画でも弾きやすさ以外について言及しておらず
サウンドについては説明を省いている動画が多いです。
情報過多にならないよう投稿者の配慮かもしれませんが、、、
弦高によるサウンド変化の傾向を認識すれば
音作りで足りなかった後一歩を踏み出せるかもしれません。
●高ければ悪い、低ければ良い。なんて単純ではない
極端に高すぎる弦高、低すぎる弦高はなるべく止めましょう。
あくまで演奏性を損なわないセッティングが大前提になりますのでご注意を。
自分のサウンドが決まっていれば”あえて”極端なセッティングをされるギタリストもおりますが
基本的には止めておきましょう。
調整の目安としては弾きやすい弦高に調整して
そこから高めor低めを微調整するのがベターです。
●弦高によるサウンドの変化傾向の目安
明確にサウンドが変わると上述しましたが、〇mmならこう!という目安は
エレキギター本体の特性等もありますので、
明記できませんのでおおよその目安ではありますが、
傾向を下記にまとめます。
(1)弦高が高め
高くなるにつれサウンドが太く、サスティーンが伸びる、
1音1音の輪郭が明確になるといった傾向がありますが、
弦を押さえる力が余分に必要になり演奏性が低下します。
(2)弦高が低め
低くなるにつれ音の輪郭が曖昧になりサスティーンの伸びが少なくなる傾向がありますが、
軽いタッチで音を出せるため演奏性が向上します。
弦高が高い音のイメージとしてはSRV(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)が有名ですね。
もうすんごく音が太いですよね。余談ですが、
あのサウンドに憧れて私も弦高を高めにセッティングしているギターが多いです(笑)。
逆に弦高が低い音のイメージはメタル等のテクニカルな演奏を
多様するギタリストを想像していただければ良いかと思います。
●弦高調整後のサウンドチェックについて
サウンド変化の傾向が分かり、傾向を目安にして実際に調整してみるのは良いですが
自宅でアンプ等を使わず生音だけでチェックしていませんか?
それでも変化は分かるのですが、結局は人前で演奏する時や演奏動画を撮影するときは
大音量でギターを鳴らす事が多いので最終的には、一度普段の環境でチェックすることは忘れないで下さい。
結果的にここまで高く(低く)する必要なかったと
本番で気づいたらせっかくの機会が勿体無いですからね。
●最後に弦高調整時の注意点
ストラトタイプのようなボディからネックがほぼフラットなエレキギターや、
レスポールタイプのようにネックに初めから角度が付いたエレキギターによって
弦高の下げられる限度が異なりますので、
自分で調整するのに不安を感じる方は、
必ず楽器屋やリペアショップに要望を伝えて調整して貰いましょう。
私もジャズマスターの弦高問題で悩んでおりますので近いうちに
リペアショップに持ち込んで調整したいと思います。
サウンドメイクのあと一歩を追求して憧れのサウンドに近づいて行きましょう!
楽しいギターライフを!