【意外と知らない】猫のしつけを「預かり」でしてくれるところはあるの??

近年では犬のしつけ教室や犬の幼稚園など、
しつけに関しての施設が多く存在しています。

室内飼育の猫が増えている今、猫のしつけも必要になってきています。

犬と同様に猫のしつけで預かりをしてくれる施設はあるのでしょうか。
猫のしつけの解説も見ていきましょう。

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・猫のしつけとは

まずは猫のしつけについて見ていきましょう。
基本的なしつけの内容としては以下が挙げられます。

⑴トイレトレーニング
⑵噛み癖
⑶爪切り
⑷乗ってはいけないところに乗る
⑸歯磨き、ブラッシング

犬と同様に多くのトレーニングがありますね。
これは人間と生活していく上でしつけておくと良い内容となります。

⑴トイレトレーニング

このトイレトレーニングは本来であれば母猫が子猫に教えるのですが、
近年ペットショップで猫を買う方も増えており、
この役目を飼い主がする必要があります。

猫は犬と違い、トイレを覚えるのがとても早いです。
理由としては、砂状のところで排泄をするという習性を強く持っているからです。

しかし、習性があるといっても「ここがトイレだよ」
ということは教えてあげなければなりません。

教えるタイミングとしては、猫の排泄のタイミングにトイレに
連れて行ってあげることです。

排泄のタイミングは寝起きや食事時の後、
ウロウロし始めたり地面を掻くような仕草をしたら
トイレのタイミングなので適切な排泄場所に連れて行ってあげましょう。

猫によっては猫砂(トイレの砂)の形状にこだわりを持つ子がいます。

なぜかトイレで排泄しない、
砂を変えたら他の場所でするようになったなど
あれば砂の形状を変えてみてください。

砂の形状を変えても改善がない場合は、トイレ自体気に入らない、
トイレの設置場所が気に入らない、何かおしっこ系の病気があるなどの原因も
考えられますので、改善されない場合は動物病院へ相談してください。

⑵噛み癖

噛み癖はみなさんお悩みですよね。
「手を噛ませない」のが一番の対策ではあるのですが、
なかなかそうもいきませんよね。

もし、遊んでいて強く噛んできたら「強く噛むのはいけない」と
教えていく必要があります。

この噛み癖のしつけも本来なら母猫や兄弟猫と遊びながら
学んでいくものとなりますが、
それを飼い主が代わり教えてあげる必要があります。

噛み癖の対策としては以下が挙げられます。

*強く噛んできたら遊びを中断する
*「痛い!」と大きな声を出して遊びを中断する
*噛んできている時に猫の両頬を猫の口側に軽く押して、歯が自分の頬に当たるようにする
*人の手とすり替え、猫自身の手を噛ませる
*身動きが取れないように、軽く抑える

どの方法がその子に合うか、力加減などもありますので
やってみて上手くいかない場合は専門家に相談してみてください。

もちろん動物病院での相談も可能です。

そして猫のしつけ自体すぐ身につくものではないので、
どの方法であっても根気強く続けるようにしましょう。

⑶爪切り

野生の猫では爪切りは必要ないのですが、
家猫の場合は必ず必要になってきます。

*人・猫ともに怪我をするのを防ぐ
*巻き爪の予防(爪が伸びすぎると爪が巻き肉球に刺さってしまう)
*カーペットやカーテンなどに引っかかって取れなくなるなどの事故を防ぐ

などの理由があげられます。

猫に限らず、動物は足先を触られるのを嫌います

まずはいきなり爪切りに挑戦するのではなく、
常日頃からたくさんスキンシップをとって
足先を触られることに慣らしてください。

猫が嫌がらない程度のスキンシップから始めましょう。

爪切りも一気に全部の爪を切る必要はないので、
慣れるまでは1-2本切ったらご褒美のおやつをあげるなどして、
少しずつ切る量を増やしていきましょう。

これを繰り返すことによって「爪を切ったらいいことがある」と
学習していくでしょう。

爪切りが平気な子になると、
動物病院やペットホテルなどにも非常に喜ばれます。

⑷乗ってはいけないところに乗る

猫は高いところに乗るのが大好きです。

しかし、飼い主としては乗ってほしくないところもあります。

猫がそのようなところに乗った時には、
猫がびっくりして少し不快を感じるように飼い主が手をたたく・机をたたくなど
で大きな音をたて「ダメ!」と注意してください。

それを繰り返すことで「ここに乗ったら嫌なことが起こる
「ダメって叱られる」と学んでいきます。

「ダメ=叱られた」と理解できるようになってくると、
音をたてなくても「ダメ!」と注意するだけでよくなるでしょう。

⑸歯磨き・ブラッシング

猫に歯磨きやブラッシングなんて必要なの?と思う方もいるかもしれません。

結論「必要です」。

なぜかというと、清潔感はもちろん病気の予防にもなるからです。

歯磨きは歯垢や歯石の蓄積の予防になります。

歯垢や歯石はバイキンの塊なので、それが口の中に溜まっていて、
そのバイキンが体の中に入っていくと想像したら怖いですよね。

猫は人間と違って「虫歯」というのはないのですが、
歯垢が3日ほどで歯石になってしまいます

歯垢のうちは歯磨きで除去ができるのですが、
歯石になってしまうと全身麻酔で取らないといけなくなります。

人間も毎日歯を磨くんですから猫も磨いてあげましょう。
(最低でも3日に1回)

しかし、口の中に何かが入ってくるのは動物にとってはとても不快です。

歯磨きもまずしっかりとスキンシップをとり、
口周り・口の中を触られることに慣らすことから始めましょう。

猫用の美味しい歯磨きペーストなどもあるので、それも使ってみてください。

ブラッシングは皮膚の血行がよくなるのと、
毛玉の予防になります。

他には皮膚上に何かできものができていないかの
確認をすることもできます。

毛が多い動物なのでただ見ただけでは
皮膚の状態を確認することは難しいので、
ブラッシングの時にしっかり観察してあげてください。

みなさん見逃しがちですが、毛玉を放置していませんか。

毛玉を放置していると、
毛玉になっている部分の皮膚が炎症を起こし皮膚炎になったり、
毛玉によって絡まった毛が引っ張られている状態にもなるので、
痛みを生じることもあります。

毛玉にならないように予防的にブラッシングすることは非常に大切です。

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・まとめ

このような猫のしつけはお家でできるものばかりになります。

猫のしつけ教室も実際にあるようですが、
まだまだ数が少ないです。

それに、猫はストレスを感じやすい動物なので、
預かり教室のような家とは違う場所に行くことや知らない人がいる、
他の動物の声に恐怖を感じてしまうこともあるため、
しつけ教室に行くこと自体が多くのストレスになってしまいます。

そのようなこともあり、犬のしつけ教室のように
預かり教室の普及はしていないのかもしれませんね。

しかし、飼い主向けのしつけ指導の教室があったり、
しつけのプロの方もいますので困ったことがあれば
飼い主が学ぶというのは大切かもしれません。

もちろん動物病院でもしつけの相談を受けてくれるところも多いので、
信頼できる行きつけの動物病院でも相談してみてください。

猫のしつけをしておくと動物病院やペットホテルなどで
預かりをしてもらう場合にも、とても楽になるかと思います。

しつけも大切ですが何より大切なのは猫とのスキンシップです。

しっかりと愛情のあるスキンシップをとって、
その上でしつけをしていくようにしましょう。

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