【必ず読もう】みすず書房のベストセラーは??世界に読まれた名著を紹介!!

みすず書房は、1947年創業の学術出版社で、
哲学、科学、心理学、現代史、西洋史などの専門書を中心に様々なベストセラーを出版しています。

みすず書房には珍しい書籍が多くあり、
内容の専門性も高いためコアな客層から評判が高いです。

今回はみすず書房の中でも特に
ベストセラーとなった以下の三冊を紹介していきます。

・『夜と霧』ヴィクトール・フランクル
・『生きがいについて』神谷美恵子
・『21世紀の資本』トマ・ピケティ

他にもベストセラー作品を多く出しているみすず書房、
その中でも代表的な名著を解説していきます。

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●『夜と霧』ヴィクトール・フランクル

*あらすじ

ナチスの強制収容施設での体験をもとに、
人間の生きがいや自由の意味を問う累計約150万部のベストセラー作品。

著者のヴィクトール・フランクルはユダヤ人の精神科医で、
妻や両親とともにアウシュビッツに送られました。

そこで彼は、死と隣り合わせの過酷な状況に置かれながらも、
生きるため、仲間を支えるため、自分の専門分野の心理を活用しました。

*フランクルが感じた事とは?

ヴィクトール・フランクルはナチス強制収容所で
人間の心理状態を三つの段階に分けて解説しました。

1段階=「ショック」「妄想」「好奇心」

収容所に到着するまでのショック。所持品や衣類を奪われ、
選別・消毒の過程で妄想や好奇心などの感情を抱く。

2段落=「感情の消滅」「内面への逃避」

フランクルは、飢餓や暴力、病気や寒さに苦しむ中で、
感情の消失や内面への逃避などの心理的変化を経験する。

しかし彼は自分の生きる意味を見失わず、人生の決断に責任を持ち続けた。

3段落=「無関心」「不信感」「復讐心」

収容所から解放されたフランクルは、自由の喜びより、
無関心や不信感、復讐心の感情に苛まされた。

フランクルは自分の家族、友人がほとんど死んでいることを知り、深いかなしみにくれた。
しかし彼は自分の体験を書き、残された人たちに伝えていくことで新しい人生の目標を見出した。

●『生きがいについて』神谷美恵子

*あらすじ

本書では生きがいを感じる心、求める心、新しい生きがいの発見、
精神的な生きがいなど「心の世界」をテーマに書かれています。

著者は『夜と霧』著者のフランクルに影響を受けた心理学者で、
累計約100万部のベストセラー作品です。

*ポイント解説

「生きがい」を得るために本書で伝えていること。
・自分がやりたいことをやり、未来に希望をもつこと
・人生に変化と成長を感じる事
・誰かに必要されていると感じること
これからの生きる手本になりそうですね。

本書では「生きがいを感じる心」のほかに
『生きがいを求める心』『生きがいの対象』『生きがいの喪失』『新しい生きがいの発見』の事も語られています。

人生に行き詰っている人は何かヒントになるでしょう。

●『21世紀の資本』トマ・ピケティ

*あらすじ

世界の所得や資産の分配に関する大量のデータを分析し、
資本主義の問題点や改革の提案を行うという内容で、累計約30万部のベストセラー作品です。

*「r>g」とは?

ピケティは資本主義社会では「資産家」が「労働者」よりもずっと豊かになっていくこと示しています。

rは資本収益率で、gは経済成長率のことです。ピケティは過去のデータをもとに、
rは常にgよりも大きいということを証明しました。

「資産を持つ人は運用してさらに増えるが、資産がない人は労働だけで、
増えることがない」と見解しました。

これらの格差をなくし、社会を平等にしていくには
本書ではこれらの解決を示すピケティのメッセージが書かれています。

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●まとめ

みすず書房のベストセラーについて調べていくうちに、
「あの名著もみすす書房のベストセラーだったのか」という発見が数多くありました。

『夜と霧』では非常に重いテーマですが、忘れてはいけない出来事であり、
今後も読み継がれていくベストセラーでしょう。

というのもみすず書房は翻訳においても力を入れており、
世界の優れた文学作品も数多く手がけているので、
今後もみすず書房から世界のベストセラー作品を国内に生みだしてくれるでしょう。

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