【噂の真相】SUV「リセールランキング」驚きの結果を発表。実は、、、

車を買い替える時は今現在所有している車を
売却する事が多いのではないだろうか?

この「買った物を売る」事をリセールという。

リセールバリューの良い車」なんて言い方を耳にした事もあるのではないだろうか?

外車のSUVをリセールランキング形式で紹介しようと思ったが、
その手の記事がネット上にものすごく多い事が分かってしまった。

なので少しだけ方向を変えて、リセールランキング上位の車種とその訳を掘り下げてみようと思う。
筆者は国産車・輸入車を問わず買取と販売の事業を生業としていた事があるので、
その時の経験を踏まえて綴っていく事にする。

日本人の国民性が垣間見える結果となった。


スポンサードリンク




●一般的なリセールバリューを考える際のポイント

1.年式
2.走行距離
3.グレード(装備)
4.車体色
5.内装色

上記5項目は国産、外車、車体形状を問わず必ずチェックされる重要項目である。

1の年式についてこれは単純に新しいほどリセールには有利である。
2の走行距離も少ない方がリセール時に有利となる。
3,4,5については下記項目で筆者の独自見解を解説する。

車両購入時にリセールを見越して車両を選ぶ為の材料としても
覚えておいて損はない情報だと思われる。

●日本国内でリセールバリューの高い車の特徴

・車種以外の要因の存在


SUVというカテゴリーに関わらず、外装は、内装は黒革
ナビは上級クラスの純正オプションサンルーフ付き。

この4つの条件は買い取り業者の間では車種問わず共通事項とて認識されている。

外車の場合はこれに「左ハンドル」という最大にして絶対的な要因がある。

年式が新しくなるほどに正規輸入されているモデルに
右ハンドルの設定しかない車種も多くなってくるが、
右ハンドルと左ハンドルの選択肢があるモデルの場合においては、
左ハンドルの方が圧倒的にリセールバリューは高い

・グレードは上ほど良い

これはあえて細かく説明する必要はないかと思う。

新車価格が高く、高性能で充実装備というモデルが高値で取引される。

しかしトップグレードには売却時に日本特有の落とし穴が存在する場合がある。

自動車税の問題である。

日本の自動車税は排気量が大きくなれば税額も上がっていく。
輸入車のグレード展開には排気量の区別が顕著な場合があるので注意が必要だ。

6000cc以上の排気量が最高税額となる。
新車から13年未満の場合で\111,000となり13年以上経過している場合は\120,000以上が課せられる。

このクラスの排気量の車は税額が高額な事もあって中古車市場において
「売れ筋」とはならないという理由からリセールバリューが低くなることが多い。

・純正オプションは多く装着されているほど良い


エアロパーツや大径アルミホイール&タイヤ、アップグレードされているオーディオ等、
新車購入時にオプション扱いとなる装備が多いほどリセールバリューは上がっていく

●現在の外車のSUVのリセールランキングにおける上位車種とは?

・ここで、現在の外車のSUVのリセールランキングで上位に入ってくる車種を3つご紹介する。

・メルセデスベンツ Gクラス

・ランドローバー レンジローバー

・ジープ ラングラー


この3車種はどんなランキングを見ても必ずと言っていいほど上位にいる。

BMW X5やX3 ポルシェ カイエンなどは高年式ではリセールは高いが、
3年経過を境にガクッと下がってしまう事が多いようだ。

ここからは筆者の個人的考察になってくるが、ざっくりと言い切ってしまう事が許されるならば、
現在の外車のSUVという市場において最強のリセールを誇る車は白いGクラスである。

出来るだけ高年式で純正オプションが沢山付いていて低走行距離のものが望ましい。

ここで注意していただきたい事は、販売価格が高い車=売却時の価格が高いとは限らない、という事。

例えば、同じ年式で同じような状態の2台のGクラスが店頭で販売されているとする。

1台は白で1台は赤とする。

この場合、赤いGクラスが白よりも高額な価格設定になっている事が多い。

なぜか?赤は白に比べて流通量が少ないからである。

じゃぁ売る時も赤の方が白よりも高く売れるのか?残念ながら白の方が高額で売れる

ここに落とし穴がある。日本国内において車体色は白が圧倒的にリセールにおいて強いのである。

いつ売れるか分からない赤は高額で買い取るにはリスクを伴う。

半面、すぐに売れるであろう白は少々高額で買い取ったとしてもすぐに販売が出来るのでリスクが少ない。
つまり、売却時の事を考えて車を購入するのであれば、
多くの日本人が欲しがるであろう人気の色や装備の車を購入する事が賢明なのだ。

この時にリセールと個性のジレンマが発生する。

「この車に一生乗るんだ!」という強い決意のもとに購入する方もいるだろう。
筆者はそういう方が大好きであるが、今回記事は「リセール」に注目しているのであしからず。

●輸入車は基本的にリセールが低い

これを踏まえて、なぜGクラスレンジローバーラングラー
外車のSUVにおけるリセールランキングの上位に入ってくるのか?

ここまでに述べてきた理由を満たせばどんな車でもリセールバリューが高いはずである。

新車時には高額な車両も多いのだから。

この理由を説明する為の3車種の共通点を見つけた。

Gクラスとレンジローバーとラングラーは、ある程度の年数が経っていても古く見えないのである。
長い歴史をもつこの車種は、基本的なデザインコンセプトが貫かれており
モデルチェンジを実行した後でもそれまでのモデルが古臭くならないのである。

逆説的に言えば、他のモデルでは新型が出た瞬間に旧型が時代遅れに見えてしまうものが少なくない。

高額な新型車は予算的に厳しいが、あまり古く見えてしまうのも・・・。

そう考えた時にGクラスとレンジローバーとラングラーはとても魅力的な選択肢となるのである。

そうして人気車となったこれらの車種はリセールにおいて有利な車種として新車販売台数を伸ばす事になる。
人気が出ればリセールも安定する。このサイクルで長期にわたってりリセールランキングの上位に君臨しているのである。

ものすごく先進的で魅力的な新モデルがでてくる外車のSUVは
リセールの面で見るとお得とは言えない車種が多いのが実情である。

新車を購入して1~2年で新型車に次々と乗り換えるというスタイルを続ける事が出来るとしたら、
さほどリセールを気にしなくてもお得感を味わい続ける事ができるだろう。

そうでない方はGクラス、レンジローバー、ラングラーの1年落ちを買って
2年程度で売るというサイクルを回す事が出来ればリセール的なお得感を味わい続ける事が出来るかもしれない。

●ところで、なぜ白が人気なのか?

これに関しては、筆者の実務の経験として事実である。
人気色ランキングを作るとするならば、

1位、白
2位、黒
3位、シルバー 

と言える。しかも白は断トツの1位である。そして2位と3位にも相当の開きがある。

当時のお客様たちから伺ったお話として、なぜ白を選んだのか?における回答として最も多かった答えは

・周りに白が多いから

である。なるほど、周囲に合わせるという日本人的な発想を垣間見たなと思った事を思い出した。

スポンサードリンク




次々と新型車が発表される外車のSUVにおいて、長く愛されるモデルの伝統と魅力を再確認する事ができた。
多くの人々に愛される良い物を長く残すというスタンスをこの先も続けていただきたいと願う次第である。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA