【元トリマー監修】トイプードルは9ヶ月になると、突然、吠える??その理由と対策を解説!

トイプードルは、もともとはとても利口で無駄吠えも少ないと言われています。

では、なぜ9ヶ月のトイプードルは吠えるようになってしまうのでしょうか?

それは、ずばり!犬と飼い主との間に、
信頼関係が十分に築くことができていない
から、です。

そもそも、犬のいわゆる問題行動といわれるものの多くの原因は、
飼い主にあると考えています。

しかし、諦めるのはまだ早いです。トイプードルは、学習能力が高い犬種です。

しっかり、しつけをすることで、
犬と飼い主の信頼関係を回復させることは十分にできます。

ここでは、トイプードルが吠えてしまう理由と、
その対策をご紹介していきますので、
しっかりと向き合って犬との信頼関係を築いていきましょう。

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●トイプードルの性格について

まず、トイプードルとはどんな犬なのか、性格を理解していきましょう。

*小型犬の中でも群を抜く知能の持ち主

トイプードルは、頭が良く、社交的で好奇心もある犬です。

飼い主にも従順であるため、昔は、貴族の愛玩犬としてだけでなく、
水猟や軍用、またサーカス犬など、使役犬として働いてきました。

*飼い主の指事を理解し、自ら状況判断ができる

前にも述べたように、知能がとても高いトイプードルは、
飼い主の言うことを理解するスピードも速いので
しつけもしやすく無駄吠えも少ないと言われています。

*幼少期からのしつけが重要

とても利口でしつけのしやすいトイプードルですが、頭が良いゆえに、
飼い主が甘やかしすぎると吠えることや
いたずらをするなどわがままになってしまうので、
あくまでも飼い主がリーダーであると理解させることが重要です。

生後2~3ヶ月頃から、基本的なしつけやトレーニングをしておくことで、
信頼関係を築くことができ、
犬が問題行動を起こさないようにすることができます。

*ストレス発散させることも大事

活発で運動能力も高いトイプードルは、日頃から散歩や遊びなどで、
しっかりからだを動かしておく必要があります。

運動不足などからストレスが溜まることも、
いたずらや吠えに繋がる原因となります。

*9ヶ月になるとなぜ吠えるのか

トイプードルなど小型犬の9ヶ月は、人間で言うと13歳前後になります。

人間と同じように、犬にも反抗期思春期はあると言われています。

犬ももちろん、自我が芽生え、色々なことを覚え、
恐怖心や警戒心を抱くようになります。

そうすると、今までできたことができなくなったり(しなくなったり)、
吠えるようになったりします。

しかし、ここで犬の言うことを聞いて甘やかしたり、叱ったりせずに、
しっかり向き合うことで、信頼関係を築くことができます。

●トイプードル吠えるのには理由がある

人間が理由もなく、泣いたり怒ったりしないことと同じように、
犬が吠えるのにも理由があります。

なぜ吠えているのか、しっかり理解し対処することが大事になります。

むやみやたらに、怒鳴りつけたり体罰を与えることは、
むしろ犬にストレスを与え、状況を悪化させることにもなりかねません。

*犬が吠える6つの理由

(1)要求吠え

「ごはん」や「散歩」、「遊んでほしい」など、
何か要求を訴えて吠えることがあります。

この時に、飼い主がその要求に反応してしまうと、
犬は吠えれば要求が叶うと学習します。

トイプードルは、特に頭が良いのですぐに要求吠えすることを覚えてしまいます。

(2)不安吠え

飼い主の外出時や、姿が見えなくなった時に吠えることをいいます。

分離不安になっていることも考えられるので、
症状が強いときは獣医師に相談することをおすすめします。

(3)警戒吠え

物音や、インターホン、人や犬などに吠えてしまうのは、
犬が本来もつ「縄張り意識」から起因しています。

社会化不足から、知らないものに対しての警戒心や恐怖心から、
吠えてしまいます。

(4)興奮吠え

飼い主の帰宅時や、おやつやおもちゃを見たときなど、
犬も楽しいとき、嬉しいときには興奮して吠えます。

(5)遠吠え

本来、犬にとって吠えることは自然なコミュニケーションの手段です。

他の犬とのコミュニケーションや、縄張り意識によって吠えています。
いわば、犬の本能といえます。

●トイプードルがむやみに吠えることをやめさせるための対処法

トイプードルが吠えるのには理由があることをお伝えしてきました。

ここでは、トイプードルが吠えたときに、
飼い主がどのように対応したら良いのかを解説していきます。

*一番は「反応しない」こと

犬が吠えていると、ついつい「うるさい」「どうしたの?」などと
反応をしてしまうと思うのですが、犬は吠えると飼い主に構ってもらえる、
と覚えてしまいます。

ですので、犬が吠えているときは、目を合わさず無視をしたり、
その場からいなくなるなどし、「吠えても構ってもらえない」
理解させることが重要です。

とはいえ、愛くるしい目で訴えられてしまうと、
ついつい反応したり要求に応えてあげたくなってしまいますよね。

私も、心を鬼にして、
聞こえていないかのように対応をするようにしています。

*コミュニケーションをとる時間をつくる

警戒して吠えている場合には、犬と触れあうなどの
コミュニケーションをしっかりとってあげることで、
犬の警戒心を和らげ安心感を与えてあげると良いです。

*コマンドを出し犬の気持ちを切り替える

犬が要求吠えや興奮して吠えているときに、
「お手」や「おすわり」など、普段できているコマンドを出し、
犬がきちんと従ったときにはいつも以上に褒めてあげてください。

私も経験があるのですが、初めのうちは犬の気持ちを切り替えても、
すぐにまた吠えてしまったりすると思います。

犬はとても利口ですので、一度覚えたことを、
覚え直させることはとても根気のいることです。

ですが、これを繰り返していくうちに、
「吠える」ことよりももっと褒めてもらえることがあると犬が認識することで、
吠えることも減るようになります。

犬との根気比べのつもりで、粘り強く頑張りましょう。

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●さいごに

ここまでトイプードルは9ヶ月になると吠える、
ということについてお伝えしてきました。

冒頭にも述べたように、私はトイプードルに限らず、
犬の問題行動と言われるもののほとんどは飼い主に原因があると考えています。

それは、言い換えれば飼い主次第でどんな犬も問題行動を
起こさないようにできる、ということです。

今回は問題行動の中でもトラブルの原因となりやすい、
吠えることについての対処法をお伝えしました。

私は以前、祖父母が飼っていた犬を引き取ったことがあります。

その犬は特に咬みつきのある犬でした。

犬が16歳の時から一緒に暮らし始めましたが、
咬むことが人には利かないということを根気よく教えた結果、
咬みつくことをしなくなりました。

人が接し方を変えれば、犬は必ず応えてくれます。

皆さんも飼われている犬のことを信じ、
是非根気よく信頼関係を築いていただきたいと思います。

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