【元トリマー監修】ダブルコートの猫の種類は??猫の毛のお手入れ方法は??
猫の抜け毛にはいろんなものが詰まっています。
愛と希望、夢、未来、、、
この世のポジティブなものが全て詰まっていると
言っても過言ではありません。
猫の被毛にはシングルコートとダブルコートの2つがあると言われていて、
シングルコートよりもダブルコートの方が毛量が多く、
抜ける毛の量も多いとされています。
筆者の飼っている猫もダブルコートで、
なでるだけで多くの毛が抜けてきます。
その毛を丸めてボールにして鑑賞したり、
しばらく玄関に飾ったりしてます。
常に猫の毛に囲まれていると考えると多幸感に包まれますが、
抜け毛をそのまま放っておくのはあまり良くありません。
猫好きとしてはありがたくても、
代償としてアレルギーやダニの発生にも繋がります。
今回はダブルコートの猫の種類と、
抜け毛のお手入れについて解説していこうと思います。
Contents
・ダブルコートの猫の種類
同じダブルコートの猫ちゃんの種類でも、毛の長い子や短い子がいます。
毛のふさふさした長毛種。スッキリとした毛の短毛種。
*ノルウェージャンフォレストキャット(長毛)
長毛種と言えば!の、ノルウェージャンフォレストキャット。
厳しい寒さの北欧、ノルウェー原産の猫。
ノルウェーでは「Skogkatt(スコグカット/森林の猫)」とも呼ばれている。
厳しい寒さにも対応できる長い被毛を持った種類で、
とても穏やかでフレンドリーな性格のため、
初心者でも比較的飼育しやすい種類とされます。
しかし、寒い地方での適応によって身体が大きく、
熱を溜め込みやすい性質のため暑さには弱く、
夏場の体調管理には気をつけなければなりません。
エアコンで室内の温度を一定に保ち、こまめな水分補給も必要です。
また、抜け毛がとても多いため、1日最低1回はブラッシング、
コーミングをしてあげる必要があります。
換毛期には特に念入りなブラッシングを。
*ペルシャ(長毛)
多くの猫好きを魅了する「猫の王様」とも呼ばれるペルシャ。
イラン(旧ペルシャ)原産とされていますが、
はっきりとしたルーツは不明。
しかし、1871年にロンドンで開かれたキャットショーに登場していることから、
歴史は古いことが分かります。
ほとんど鳴くことが無く、とても穏やかで温和な性格です。
ペルシャは特に被毛が厚く、
毛量が多いので毎日のブラッシングとコーミングが欠かせません。
放置してしまうと、皮膚炎や毛球症を引き起こす原因になります。
また、成猫になるとあまり動き回ることも減るため太りやすくなり、
体重管理にも気を遣う必要があります。
*アメリカンショートヘアー(短毛)
イギリスからアメリカに渡ってきた種類で、
もともとはネズミやヘビの駆除を目的として人間と共生していた過去から、
ハンターとしての特徴を強く持った種類。
それゆえか、とても活発な性格の子が多く、遊び好きで甘えん坊。
明るくて賢さも備えており、
とても人気の高い種類の猫ちゃんです。
もともと寒い地域のイギリスからやってきたため被毛の密度は高く、
短毛種でも抜け毛は多いとされます。
通常のブラッシングは1週間に1〜2回で十分ですが、
換毛期にはしっかりと抜け毛の処理をしてあげましょう。
*ロシアンブルー(短毛)
ロシアンブルーの起源はロシア北部とされ、
1860年ごろに商船でイギリスへ渡った猫がイギリスや
北欧のブリーダーたちによって作られたと考えられています。
被毛は厚いダブルコートで、光沢のあるブルーでシルキーな手触りです。
ロシアンブルーはよく、犬に似ていると評されます。
飼い主に忠誠をもち従順な態度を表すためですが、
誰にでも従順なわけではなく、気に入った相手にしか忠誠心を持たない
プライドの高さも持っています。
ロシアンブルーも短毛のダブルコートなので、
1週間に1〜2回程度はブラッシングをしてあげましょう。
まとめ
ダブルコートの猫は換毛期の抜け毛が多く、掃除やお手入れも大変です。
完全室内飼いができて、年間を通して
温度差が少なく過ごせる環境なら激しい換毛は起きにくくなる
とは言われていますが、やはり掃除やブラッシングなどお手入れは欠かせません。
猫はグルーミングで自分の身体をなめて毛づくろいしますが、
その際に毛を飲み込んでしまいます。
それがお腹で詰まって病気になってしまったり、
抜け毛が固まって毛玉になってしまうこともあります。
猫はしゃべることが出来ません。不調も隠しがちと言われます。
もし可愛い我が家の猫が苦しんでいたらと考えると、、、とても悲しいですし、
絶対になんとかしてあげたいですね。
飼い主がしっかりと体調を気遣って、
普段と違うところが無いかをよく観察してあげないといけません。
やはりこまめな掃除やブラッシング、コーミングが一番有効かと思います。
シャンプーやサマーカットといった方法もありますが、
嫌がる猫ちゃんが大半でしょうし、
それぞれの猫ちゃんに合った対策をしていくことが大切なのかなと思います。