【スーパー桃太郎電鉄2】 桃太郎電鉄の基礎を作った名作

さくまあきら...

ゲーム好きなら1度は聞いたことがあろうスーパー桃太郎電鉄2ならびに同シリーズを手がけるゲームライター。

今も続く桃太郎電鉄シリーズの基礎を築いたといっても過言ではない本作を紹介したいと思う。

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スーパー桃太郎電鉄2とは

1991年12月20日にハドソンよりPCエンジン(以下PCE)向けに発売されたTVゲーム版ボードゲーム。
1992年8月7日にはSFC版、1994年2月18日にはメイクソフトウェアからGB版が発売された。

桃太郎電鉄シリーズの3作目で、「桃太郎伝説シリーズ」のスピンオフ作品。
1作目「スーパー桃太郎電鉄」の対戦要素に細かな変更が加えられ、
より対戦要素を増したのが本作「スーパー桃太郎電鉄2」となっている。

スーパー桃太郎電鉄2のシステム

プレイヤーはまず「プレイ人数」「CPU」「年数」を決め、ゲームをスタートする。
ルーレットにより目的地を定め、サイコロを用いて目的地に向かってマスを進んでいく。

目的地に到着後は「援助金」を貰い、再びルーレットで目的地を決める。
基本的にはこれを設定した年数分繰り返し、最終的に総資産が最も多かったプレイヤーまたはCPUが勝者となる。

プレイヤーは様々なマスに止まり、その効果を受けつつ億万長者を目指す。

マス一覧
・都市駅・・・目的地になる可能性がある駅
・物件駅・・・物件が売っており購入、増資が可能。
・プラス駅・・・持ち金が増える
・マイナス駅・・・持ち金が減る
・カード・・・カードが貰える。
・カード売り場駅・・・カードを購入することができる
・フェリー乗り場・・・航路へ出るためのマス
・空港・・・空路へ出るためのマス

目的地までの残りマスが最も多いプレイヤーには「貧乏神」が憑りつき、プレイヤーを苦しめることになる。(すれ違ったプレイヤーに移すことも可能)
さらに「貧乏神」はミニボンビー、キングボンビーに変化し、ミニボンビーは少額を持ち逃げ、キングボンビーは悪行を行う。

悪行一覧
・サイコロ10個振り・・・サイコロを10個振り、出目に応じて金を捨てる
・全カード処分・・・手持ちのカードを全処分
・物件処分・・・サイコロを2個振り、出目の数だけ物件を売却
・物件購入・・・ローンで物件を強制購入。物件は他のプレーヤーにプレゼントされ、ローンのみ支払う事になる
・独占駅物件全売却・・・独占した駅の物件を半額で売却

前作からの変更点

・指定した駅へのルートを確認することができる「いけるかな?」コマンドが追加された
・物件駅に駅名プレートが出るようになった
・貧乏神がミニボンビー、キングボンビーに変化するようになった
・他人が所有している物件の表示、購入済みの物件の収益率の確認が可能になった
・物件の増資が可能になった
・イベントが増加された
・空港マスが登場した
・CPUに個性が付き、思考パターンが選んだCPUによって変化するようになった。

今でこそ当たり前のシステムが多いが、その基礎となったのは「スーパー桃太郎電鉄2」といっても過言ではないだろう。

スーパー桃太郎電鉄2の評価

好評な点

キングボンビーや様々なイベントによって前作に比べ大幅に対戦要素が強化され目的地までのイレギュラーや対戦相手からの嫌がらせによってボードゲームとしての楽しみが大幅に増している。
もちろん、CPU相手であっても好みの強さを選択することができるし、個性も強く発揮されるのでプレイヤー通しだけではなくソロプレイでも楽しく遊ぶことができる。

ゲームに登場する駅はそのほとんどが実在する駅であり、各地には特産品や地域産業など各々の地域に属した特色を楽しむことができる。

不評な点

プログラム上の問題により、一定数以上の物件を購入することができなくなっており、売却して安い物件を手放し新たな物件を買うという手間がある。

長期間年数プレイによる弊害で目的地に到達するための意味が薄くなってしまうことがある。
これはゲーム中盤~後半になると物件などの資産が目的地到達の援助金額を大幅に上回ってしまい、目的地に行くことの意味が薄くなってしまう上、キングボンビーの妨害でもそれほどのダメージがなくなってしまうから故の理由である。

しかしながら後に2つのゲーム機に移植がなされている本作は間違いなく名作の1つであり、好評な部分が数多くあることは間違いがない。

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おわりに

現代に続く「桃太郎電鉄シリーズ」のひな型、基礎となった「スーパー桃太郎電鉄2」の紹介、いかがだっただろうか。
年数によっては非常に骨太でハードな作りなのは現代作も過去作も変わらず、友達とワイワイプレイするも良し、一人で耐久に勤しむも良し。といった具合に様々なシチュエーションで楽しむことができる。
正直、やれることが最近のシリーズの方が多いとは思うが、今ほど複雑化していなシンプルなゲーム性も本作の魅力だと筆者は思っているので、是非プレイしてみてほしい。

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