【キャンプ・インストラクター監修】焚き火に虫除け効果は期待できる??実は、、、

焚き火には虫よけ効果あり!より効果的な方法も

お花見の頃から秋にかけてキャンプはハイシーズンとなりますが、
虫も活発に活動を始めます。

焚き火に虫除け効果があれば嬉しいと思いませんか?

実際に多少の虫除け効果があるそうです。

ただし、その虫除け効果は強力なものではなく
別の対策も講じる方が良いです。

本記事では以下の虫除けの対策について
インストラクター目線で自然に優しい方法を解説していきたいと思います。

最後まで見ていただくと
更にキャンプが楽しくなること間違いなしです!


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焚き火だけでは虫除け効果に十分な期待はできない。効果を高める方法は?

焚き火による虫除けの効果はあると冒頭で紹介しておりますが、
残念なことに”とても効果がある”とは言えないものです。

焚き火の成分は大半が水分で、虫除けとしては効果が薄いものです。

蚊などは気温が30度を超えると活動が著しく低下するので、
焚き火の熱と酸欠による虫除け効果はあります。

一方で、飛んで火にいる夏の虫ということわざがあるように、
焚き火の明りに寄ってくる虫もいます。

そこで焚き火の虫除け効果をアップさせる方法を紹介します。

①虫除け効果のあるアロマを近くに設置する


レモングラスなどのアロマには虫が嫌がる成分が含まれており、
焚き火による熱の対流によって広い範囲に広がります。

逆に虫を寄せ付けてしまうアロマもあるので間違えないように注意してください。

また、ペットを連れていくキャンパーもおり
アロマがペットに悪影響を及ぼすことがあるので周りにいないかも注意してください。

②焚き付けする前に薪と一緒にヨモギや松葉をくべる


焚き付けにヨモギや松葉をくべると虫除け効果がアップします。
ヨモギには虫が嫌がる成分を含むため効果があります。

注意点としてヨモギと、強力な毒を持つトリカブトの葉が似ているので
必ず特徴を調べるようにしてください。

ヨモギは葉の裏や茎に綿毛が生えており、
トリカブトは葉の表面がツルツルしているので、
よく見れば必ず違いを見つけることができます。

またヨモギは葉をちぎると日本人なら
誰でも嗅いだことのあるヨモギの香りがしますのでそれでも判断できます。

ヨモギや松葉はキャンプ場を歩くと
ほとんどの場合見つけることができるので是非探してみてください。

五感で自然と触れ合うことで更にキャンプの魅力が増します。
お子さんにも自慢できるので是非試してください!

自然を学ぶことで虫の種類ごとの対策をしよう!

すべての虫が嫌がるスプレーをしてしまうのも一つの方法ではありますが、
せっかく自然の中でキャンプをするのであれば

自然に優しい対策方法を知って対策してみるのも
新たなキャンプの楽しさになるかもしれません。

これから紹介する方法を選択肢の一つとして持っていただけると嬉しいです!

焚き火をしている歳に嫌がられる虫の種類としては以下になると思います。

それぞれに対応する対策ご紹介します

①蚊
②アブ・ブヨ
③ハチ
④ガ

①蚊

蚊に対してはレモングラスやユーカリなどの成分が含まれた
環境に優しいタイプの虫除けスプレーがありますので、
そちらを使われることをオススメします。

自然保護の観点からすると虫除けスプレーはあまりよくないのですが、
それでキャンプができなくなるのは自然への興味を
失ってしまう可能性もありますので、
こだわりがなければ使われるといいと思います。

また、刺された後に塗る薬も必ず持っていきましょう。

②アブ・ブヨ

アブ・ブヨの天敵としてトンボがいます。

最近はオニヤンマを模したアイテムが販売されており、
それをテントのロープやテーブルに置いているだけで効果があります。

一部では蜂にも効果があるということも言われているので、
お子様の帽子に安全ピンなどでつけてあげるといいかもしれません。

③ハチ

とくにスズメバチやアシナガバチは毒性が強いので注意が必要です。

知り合いに養蜂家がいるのですがミツバチの巣箱にもよくスズメバチが来ます。

養蜂のお手伝いをしたことがあるのですが、
スズメバチは敵かどうかを見極めてから攻撃をしてきます。

なので、腕に止まっても攻撃してくることはありません。

振り払うなど急な動作をしてしまうと敵と認識されてしまうので、
とにかく動かないことがおすすめです。

また、ハッカオイルに含まれるメントール
蜂は好まないので焚き付けをする前に薪に少量垂らしてもいいですし、
消毒効果もあるので衣服にスプレーするのもオススメです。

日中は活動が活発なハチですが、
夜はあまり活動しないので夜はあまり気にしなくてもいいと思います。

④ガ

明りに寄ってくる(走光性といいます)ので
焚き火を小さくすることで寄ってくるガを減らします。

また、タープの高い位置や焚き火から離れた所に明るいランタンを付けることで
走光性を利用してより明るい場所に寄せることで
焚き火から遠ざけることもできます。

虫が少ないキャンプサイトの選び方

最後にそもそも虫がよってこないキャンプ場やサイトを選ぶという方法を
ご紹介します。

虫が少ない特徴として下記があります。

●標高の高いキャンプ場
●水場から遠い
●木や茂みから離れていて、開けている場所

標高の高いキャンプ場

虫は気温が高いと活動が活発になります。

標高が高くなることで、気温が低くなり虫の数も減ります

体感になってしまうので必ずとは言えないですが、
近くにスキー場がある標高の高いキャンプ場にいくと虫が少ないです。

標高が高いので移動時間は伸びますが、
夏場でも少し涼しいのでそれも含めると標高の高いキャンプ場を
選ぶというのもいいかもしれません。

水場から遠いキャンプサイトを選ぶ

最近はキャンプブームに伴い新しいキャンプ場が増えました。

そのため施設が未完成のキャンプ場もあり、
水回りが完成していないところもあります。

虫も生きていくには水分が必要なので排水が取れていないと虫が寄ってきます
また、蚊は水中に卵を産むので特に流れのない水場には蚊が多いです。

夏には川に入れるキャンプ場も人気ですが、
川はアブ・ブヨが多いのでテントを張るのは川辺から遠ざける方がいいです。

木や茂みから離れていて、開けている場所

真夏の35度を超えるような時には虫も涼しいところに行きます。

木や茂みがあるところは直射日光が当たらず虫も好みます

そのため草むらや茂みには近づかないで開けたサイトに行くことをオススメします。

日中は直射日光があるので日差し対策は必要ですが、
夜には開けた場所は風通しが良いので夜も寝やすいです。

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自然の事を学ぶことで虫対策をしよう

焚き火だけでは効果が薄い虫除け対策も自然の事を学ぶことで
環境に優しく対策できます。

また、自然の事を知ることでキャンプをする時だけではなく、
キャンプをする前後にも楽しみが増えます。

次はこんな対策してみようとか、この対策は意味がなかったなど、
家族や仲間と共有できるとより一層キャンプが楽しくなること間違いなし!

十分に虫対策した上で、キャンプライフを一緒に楽しみましょう!

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