【インストラクター監修】煙を吸うだけでアレルギー反応を起こす?!実はこんなに・・・・

キャンプの楽しみの1つである「焚き火」。

焚き火を楽しむ際には必ずが必要になりますよね。

一般的には、ホームセンター薪屋
キャンプ場で販売している薪を使って焚き火を楽しみますが、
キャンプ場によっては落ちている枝や枯れ葉を使ってもOKというところもあります。

しかし、自由に枝や葉を使えるキャンプ場にも
燃やしてはいけない危険な木が生えている場合があります。

焚き火をして体調不良を起こしたりアレルギー反応を起こしたりする危険が
あるので、どんな木が危険なのかを把握しておきましょう。

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焚き火に使われる木とは?

焚き火で使う薪には「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があります。

針葉樹は、柔らかいものが多く樹液を含んでいるので燃えやすく、
火力が強いので着火のときに使いやすい特徴があります。

主に杉や檜、松などが薪として使われる種類です。

広葉樹は、針葉樹と反対で火はつきにくいですが燃焼時間が長く煙が少ないので、
ゆっくりと焚き火の時間を楽しめる特徴があります。

桜やクヌギ、欅などの木が広葉樹の薪として使われます。

焚き火で燃やしてはいけない木

*キョウチクトウ

花が咲きやすく育てやすい「キョウチクトウ」。

観賞する分には問題ないため、園芸では人気の高い植物ですが、
実は毒性の強い危険な植物なのです。

キョウチクトウは植物全体が有害で、
どの部分を燃やしても有毒なガスを出す危険な木です。

キョウチクトウには「オレアンドリン」という毒素を含み即効性があり、
キョウチクトウを燃やした煙を吸すだけでも、吐き気やめまい、
嘔吐などの症状が現れ、最悪の場合は死に至ることもあります。

また、触れることで、皮膚に炎症やアレルギー反応を起こし、
激しいかゆみを伴います。

絶対に触らず燃やさないでください。

*ウルシの仲間

日本全国に生息する「ウルシの仲間」も燃やしてはいけない危険な木です。

ウルシの仲間には「ウルシオール」や「ラッコール」などの成分が含まれ、
触るだけでかぶれてしまうほどの毒性を持っています。

燃やしてしまうと煙にも毒性の成分が含まれてしまい、
吸い込むとアレルギー反応を起こし呼吸困難になる可能性があります。

ウルシの仲間にはツタウルシという植物もあり、
これも燃やすとアレルギー反応を起こす危険性があり危険なので、
絶対に燃やさないようにしましょう。

*アジサイ

梅雨の時期にきれいな花を咲かせる「アジサイ」にも毒があります。

根や葉に「アミグダリン」というが含まれていて、
口に入ると食中毒のような症状を発症する危険があります。

アジサイを燃やした焚き火で調理をしてしまうと、
食材に触れて口に入ってしまう場合があるので、
キャンプ場にあっても燃やさないようにしてください。

*ユズリハ

縁起の良い木として人気のある「ユズリハ」ですが、
毒を持っている植物でもあるんです。

ユズリハは、葉や実に毒が含まれ、食べてしまうと中毒を起こしてしまいます。

燃やした煙に毒性を含むことはありませんが、
ユズリハで焚き火をすることで食材に毒が付着する危険性があるので、
絶対に燃やさないでください。

*マンチニール

世界で最も危険と言われる「マンチニール」。

マングローブ林の中で育ち、日本では生息していないと言われていますが、
危険なので覚えておくと安心です。

マンチニールは木全体に毒を持ち、
アレルギー性皮膚炎の原因となる「ホルボール」や肌刺激物質が含まれていると
言われています。

マンチニールを万が一、燃やしてしまうと煙にも毒が含まれてしまい、
目に入った場合は失明の危険性があります。

非常に危険な植物のため、
絶対に近づいたり燃やしたりしないでください。

焚き火で燃やしてはいけないもの

*プラスチック

ビニールやペットボトルなどのプラスチック製品を燃やすと
ダイオキシン」が発生して、人体に悪影響を及ぼしてしまいます。

キャンプをしていると出やすいプラスチックゴミですが、
周囲に迷惑をかけないためにも、環境への配慮のためにも、
プラスチックゴミは持ち帰りましょう。

*塗装・防腐加工された木材

塗装された木材や建築で使われる防腐加工された木材も燃やしてはいけません。

これらの木材を燃やしてしまうと有害ガスが出てしまうので、
焚き火の材料にはしないようにしましょう。

特に、焚き火で調理をする際に塗装された木材防腐加工された木材
燃やしてしまうと食材に有害物質が付着してしまうので、
燃やしてはいけません。

*ベニヤ板や集成材

ベニヤ板や木材を貼り合わせた集成材なども焚き火で燃やさない方が安全です。

ベニヤ板や集成材には、石油由来の接着剤が使われていて、
燃やすと有害な「ダイオキシン」が発生して危険です。

木だから燃やしても大丈夫と考えて燃やしてしまうと人体に悪影響を起こすので、
気をつけましょう。

*スプレー缶やガス缶

火や熱に弱い「スプレー缶」や「ガス缶」も絶対に燃やしてはいけません。

焚き火に入れるとガスに火が引火したり、爆発を起こす危険性があります。

空になったらと言って、焚き火に入れてはいけません。
必ず、缶に穴を開けて指定に従って処分しましょう。

*印刷された紙類

火のつきやすい「紙類」。真っ白な紙であれば着火剤に使用できますが、
印字されている紙や色つきの紙、新聞紙、雑誌などは燃やすと
有毒なガスを放出する場合があるので、燃やさないように十分注意してくださいね。

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安全な植物で焚き火を楽しもう

自由に枝や葉を使えるキャンプ場では、危険な植物が生えていることがあります。

安全に焚き火を楽しむためには毒性がない木の枝や葉を選びましょう。

もし、毒性のある木を燃やしてしまうと、
煙にも毒が含まれ自分だけでなく、
近くのキャンパーにも悪影響が出る危険性があるので、
十分な知識をつけておくと安心ですよ。

ただ、植物の見分けは非常に難しいので
安全に配慮して焚き火を楽しむなら一般的に販売されている薪を使いましょう。

間違って危険な木を燃やさないように気をつけて、
焚き火時間を楽しんでくださいね。

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