『rrr』とはなにか? 男の友情と使命がぶつかり合うアクション映画を解説
『rrr』とは2022年に公開された総製作費97億円を費やしたアクション映画で、
世界中でヒットを記録しました。
豪快なアクションと胸が熱くなる2人の親友同士の友情と
対立していくストーリー展開、疲労回復とストレス発散効果が
報告された映画です。
映画の中で歌われた楽曲が話題になり、第95回アカデミー賞で
インド映画としては初となる歌曲賞を受賞したことも話題になりました。
豪快かつ痛快なアクション映画『rrr』について詳しく解説していきます。
●1:『rrr』のストーリーは?
1920年、イギリス植民地時代のインド。
イギリス軍にさらわれた幼い少女を救い出すためにビームが立ち上がり、
大義のためにイギリス政府の警察となったラーマ。
ビームとラーマは胸にそれぞれの熱い思いを秘めて対立する立場に
ありましたが、互いに素性を知らないまま運命に導かれるように出会います。
無二の親友となったビームとラーマの2人ですが、
ある事件をきっかけにして友情か使命かという
選択を迫られることになるのでした。
●2:『rrr』で監督を務めたのは誰か?
アクション映画『rrr』で監督を務めたのはS・S・ラージャマウリです。
1973年10月10日、インド・ライチュール生まれのS・S・ラージャマウリは
インドを代表する映画監督、脚本家のひとりです。
脚本家の父親を持つS・S・ラージャマウリは2001年にインド南東部で
話されているテルグ語の映画で監督デビューを飾りました。
監督デビューを果たした後は1年に1本というペースで新作を発表し、
テルグ語映画のヒットメーカーとしての地位を確かなものにしました。
2009年公開の映画『マガディーラ 勇者転生』が世界的な成功を収めたことで
インドの映画賞を数多く手にします。
2010年にはラブロマンス映画『あなたがいてこそ』を監督し、
2012年公開のアクションコメディ映画『マッキー』でも監督を務めました。
2015年には『ハーフバリ 伝説誕生』、『ハーフバリ 王の凱旋』が
インドの歴代興行収入ナンバーワンを記録し、全米ランキングでも
初登場第3位を記録しました。
●3:友情で結ばれながらも対立するビームとラーマを演じた俳優は?
アクション映画『rrr』でイギリス軍にさらわれた少女を救い出すために
立ち上がるビームを演じていたのは
ナンダムーリ・ラーマ・ラオ・ジュニアです。
ナンダムーリ・ラーマ・ラオ・ジュニアは1983年5月20日、
インド・アーンドラ・プデーシュ州ハイデラバード、
現在のテランガーナ州で生まれました。
2007年公開の映画『ヤマドンガ』、2013年公開の映画
『バードシャーテルグの皇帝』などに出演しています。
祖父は俳優・政治家であり、義理の兄は俳優・プロデューサー、
伯父は俳優・政治家、義理の叔父は政治家、従兄弟は俳優と政治家です。
大義のためにイギリス政府の警察となるラーマを演じたのは
ラーム・チャランです。
ラーム・チャランは1985年3月27日、インドのタミル・ナードゥ州マドラス
生まれです。
2009年公開の映画『マガディーラ 勇者転生』、
2018年の映画『ランガスタラム』などに出演しています。
2007年に俳優デビューを飾り、2009年公開の映画『マガディーラ 勇者転生』で
主演を務め、映画のヒットに伴って人気俳優としての地位を確立しました。
ペプシコーラの広告キャンペーンに登場するタレントにも
選ばれた経歴があり、私生活では2012年6月に結婚しています。
まとめ
アクション映画『rrr』について解説してきました。
アクション映画『rrr』は97億円という製作費を掛けた作品で、
世界中でヒットを記録したことがわかりました。
豪快なアクションと緻密さ、壮大なスケールに圧倒され、
お互いに秘めた思いから行動する2人の男の友情と対立に胸が熱くなる映画です。
疲労回復とストレス解消の効果も報告されているということには驚きました。
ハリウッド映画を見ることが多い人にとっては新鮮に映るアクション映画『rrr』を鑑賞してみてはいかかでしょうか。