「猿の惑星」のチンパンジー科学者コーネリアス!その悲劇!

そんな高い人気を誇る「猿の惑星」シリーズ、

本作の特徴としては猿が人類を支配している世界のストーリーであったり、

あるいは猿と人間が戦争状態にある世界線を描いたストーリーが多く展開されています。

そんな対立あるいは支配・被支配の関係にある人類と猿ですが、
猿たちの中には人類に愛着を覚えている存在もいました。

その一人がコーネリアスです。

人類に感心と興味を覚えていたコーネリアスですが、
その最期は悲劇的な最期を遂げてしまいました。

今回はそんな悲劇的な最期を迎えたコーネリアスについて、様々な情報をご紹介します。

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「猿の惑星」のコーネリアスは人類に好感を持つ科学者

大人気映画シリーズ「猿の惑星」に出てくるキャラクターコーネリアス。
彼が初登場するのは1968年に製作されたシリーズ第一作「猿の惑星」でした。

猿が人類に代わり地上を支配し、制圧していた未来世界の地球でコーネリアスは妻のジーラとともに、
考古学者として猿の社会で働いていました。

体力に優れ軍人として活躍するゴリラや、
その高い頭脳を生かして猿社会のリーダーとして君臨するオランウータンなどと比較すると、

かなり低い地位にいたチンパンジーとして生きているコーネリアスは、
やがて自分たちとどこか境遇の似ている人類に同情していき、コーネリアスは人類たちの面倒をみていくようになります。

妻とは違い、あまり当初は人類に好感がなかったコーネリアスでしたが、
次第に人間も話ができることをしると、彼らへの感情が違うものに変わっていったのです。

結局、人類が絶滅し衰退しても、そこで待っているのは、
新しい別の差別・階級のあるディストピアでしかなかったのです。

また、そんなコーネリアスも基本的に自分自ら前に進んで世界を変えようとするタイプではなく、
ゴリラやオランウータンにいいように利用されて、それをみつめることしかできない傍観者でしかありませんでした。

そんなコーネリアスにも、とうとう悲劇が訪れることとなったのでした。

「猿の惑星」のコーネリアスの最期・末路

1971年に公開されたシリーズ三作目「新・猿の惑星」。

地球は新人類であるミュータントと猿の戦争の末に、凄まじい威力を持つ核兵器が作動してしまい、
太陽系ごと吹き飛び破滅してしまいました。

しかし、それ以前にコーネリアスと妻と友人たちは、
タイムマシンを作り、過去の世界に逃げだすことで難を逃れていました。

彼らがやってきたのは、なんと1971年の地球でした。
地球人は彼らを捕獲すると、動物園で少しの間預けます。

当初はそれなりに、友好的に接してきていた人類でしたが、
次第に猿が未来社会の人類を奴隷にしていた事などを知ると、コーネリアスたちを恐れはじめ収容所に監禁するなど、迫害を始めていきます。

そんな最悪の状況で、なんとコーネリアスの妻であるジーラは彼の子供を妊娠したことがわかりました。

人類たちは、知恵のある猿たちに人類を支配されては困るとして、
ジーラたちに脱胎及び去勢を強要するようになっていきます。

そんな中、コーネリアス夫婦は、人間の兵士に侮辱されてしまいます。

コーネリアスはとうとう我慢の限界がきてしまい、
この兵士を殺害して収容所から脱走します。

やがて、人間から逃げるコーネリアスはジーラを連れて、サーカス団に逃げ延びます。

そして、そこでジーラは子供を産みました。

ところが、人間たちの捜査は厳しく、
最終的にコーネリアスとジーラは人類の放った追跡者たちの手により射殺されてしまうのでした。

シーザーに受け継がれるストーリー

しかし、コーネリアスとジーラの隠していた子供は、実はサーカス団に隠れていました。

後に彼はシーザーという名前になり、
亡き父母の復讐をなしとげるために、人類社会へ革命を起こそうとしていくのでした。

以上が、コーネリアスの波乱に満ちた人生でした。

「猿の惑星」のコーネリアスを演じたのは誰

そんな「猿の惑星」のコーネリアスは、勿論本物の猿というわけではなく、
人間の俳優に特殊メイクをさせて演じさせていました。

コーネリアスを演じていたのは、ロディ・マクドウォールでした。

ロディ・マクドウォールは、1928年にイギリスで生まれたイギリス人俳優でした。
ロディは、1941年から様々な作品で活躍する俳優で、
シェイクスピアの戯曲「マクベス」の映画化の作品にも出演していました。

「猿の惑星」で演じたコーネリアス以外には、
1985年の映画「フライトナイト」ではヴァンパイアハンターと勘違いされてしまう、年老いた司会者役を演じてました。

この役柄はしばらく低迷が続いていた彼のキャリアに新しい風穴を開けるようになりました。

また映画だけではなくドラマにも多く出演し、1970年代には名作ドラマ「刑事コロンボ」では、
素行の悪さを告発しようとした上司を殺す道楽者の小悪党を演じ、
この役をロディは「悪に徹して演じて楽しかった」と後に語るほどの名演技として知られています。

そんなロディでしたが、1998年10月3日に、70歳で死去しました。
死因は肺がんでした。

そのキャリアの後年は、ほぼ声優として活躍。

TVアニメ「バットマン」では悪役の一人マッド・ハッターを演じていました。

その死の直前にも、仕事をしていましたが、
突然急死した事に多くの関係者が驚きを隠せませんでした。

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まとめ

今回は「猿の惑星」シリーズに登場するキャラクターのコーネリアスについて様々な情報を調べました。

●「猿の惑星」シリーズに登場するコーネリアスは、人類に好感を持つチンパンジーの科学者
●「猿の惑星」シリーズに登場するコーネリアスは、最終的に人類に迫害を受け殺されてしまう悲劇的な末路を迎える
●「猿の惑星」シリーズに登場するコーネリアスを演じたのは俳優のロディ・マクドウォール。

元々チンパンジーということで他の猿から格下に見られていたうえに、夫婦ともども最終的に人類に迫害されて殺されてしまうという、悲しい末路を迎えたコーネリアス。

シリーズで一番運命に奔走された悲しい存在といえるのかもしれません。

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