「栃木県エーデルワイススキー場の標高は高い?」雪質や気温、アクセスについて考えてみた。
栃木県日光市にあるエーデルワイススキー場は、標高約1200m〜1400mに位置している。
これは日本のスキー場のなかでは中〜高標高地となる。
標高は低いわけではなさそうだが、
その雪質や気温はどうだろうか。
標高と道路状況の関係についても見ていく。
今回の記事ではスノーボード歴13年のボーダーが、
エーデルワイススキー場の標高から、雪質や気温、
アクセスについて自身の経験を踏まえてまとめた。
Contents
⚫︎エーデルワイススキー場の標高を他のスキー場の標高と比べてみる。
標高1280m〜1480m、標高差200m
以下、北から順に、
・ニセコアンヌプリ国際スキー場(北海道虻田郡ニセコ町)
標高400m〜1156m、標高差756m
・蔵王温泉スキー場(山形県山形市)
標高780m〜1661m、標高差881m
・ハンターマウンテン塩原(栃木県那須塩原市)
標高1178m〜1638m、標高差460m
・千畳敷スキー場(長野県駒ヶ根市)
標高2600m〜2830m (日本最高)、標高差230m
・ダイナランド(岐阜県郡上市)
標高983m〜1430m、標高差447m
・ユートピアサイオト(広島県山県郡)
標高736m〜1150m、標高差414m
エーデルワイススキー場は中〜高標高地に位置するスキー場と言える。
ポイントとしてはボトム(最低標高)が1200mを超えているということ。
同じ栃木県のスキー場ハンターマウンテン塩原もボトムが1178mと、
栃木県のスキー場は比較的高地に位置していることがわかる
⚫︎標高1200m〜1400mの雪質や気温について。
では標高1200m〜1400mの雪質や気温はどうか。
結論、気温が低い分、雪質は常に良い状態が保たれていると言える。
この標高での12月から2月の平均気温はマイナス3℃ほど。
最低気温はマイナス8℃で、寒い日はマイナス15℃を観測することもある。
平均気温ですでにマイナスを記録していることから、
雪は基本的には水にならずに雪の状態を維持していることになる。
雪質の良し悪しはおおかた気温に左右されるので、
エーデルワイススキー場の雪質は良いと判断できる。
最低標高の高さからも、シーズンを通して良質な雪を楽しめるだろう。
ただし気温は1日を通して低く、かなりの寒さが予想されるので、
シーズンインしたてや春シーズンであってもウェアは厚手のものが好ましい。
なお気温と標高の関係性についてだが、標高が100m上がるにつれて
気温は0.6℃下がると言われている。
ひとつの目安としては、最低標高が1000m以下である場合は、
春先のシーズンなど暖かい日が続くときには、
雪が溶けて雪質が悪くなることが考えられる。
⚫︎エーデルワイススキー場までの道路状況は?スキー場までのアクセスについて。
では最低標高が1200mあるスキー場へのアクセスはどうか。
道路の凍結等は心配されるだろうか。
結論、標高1200mは冬の平均気温がマイナスであることからもわかるように、
道路状況には注意が必要。
エーデルワイススキー場は東京から約2時間45分ほどのところに位置している。
心配される路面は高速道路を降りたあと。
大沢インターチェンジで降りてから、1時間ほど山道を登ることになる。
大沢インターチェンジは標高289mなので、1000mほど山道を登る計算だ。
はじめは市街地も通るため比較的安全であると言えるが、
後半の山道では凍結の恐れが十分にあるために注意が必要だ。
スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備を怠らずに向かいたい。
⚫︎まとめ
エーデルワイススキー場の標高は1280m〜1480mで、
日本のスキー場のなかでは中〜高標高地に位置している。
冬季の平均気温はマイナス3℃と、シーズンを通して良い雪質を保っていると言える。
また特筆すべき点としては、ボトム(最低標高)が1200mを超えていることが挙げられる。
気温の低さとあわせて、滑り終わりのリフト近辺でも雪が水を含んで
重くなることはなく、どのコースを滑ってても良質な雪を楽しめるだろう。
反対に、その標高の高さゆえに路面は凍結している可能性が十分あり、
スキー場へ向かう際にはスタッドレスタイヤやチェーンなどの装備を持参するなど、
運転には注意が必要だ。
しかし総合的に見てエーデルワイススキー場はとても魅力のあるスキー場だと言える。
標高の面で特徴的な作りをしており、
常に良い雪質に触れながらのスノーボードになることは間違いないだろう。