「かごめかごめ」の歌詞に込められた本当の意味とは?都市伝説は?

子供の頃覚えた歌は、自分が望むと望まざると関わらず、
家族や友達との遊びの中で耳に入ってきた歌でした。

その為、歌詞の持つ本当の意味もわからず口ずさんでいました。

大人になって改めて歌詞を思い出しても、歌詞の本当の意味はわからず、
しかし違和感と不気味さを感じる歌が多々あります。

その内の一つが「かごめかごめ」です。

「かごめかごめ」はどんな歌なのでしょう?

思い返して、出来れば口ずさんでみて下さい。

いかがですか?

違和感と背筋がゾワッとするような不気味さを感じませんか?

具体的に見ていきましょう。

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●「かごめかごめ」の歌詞と遊び方

※1「かごめかごめ」の歌詞

初めにかごめかごめの歌詞を見ていきましょう。

かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ

地方によって一部歌詞が違うようですが、この歌詞が一般的と言われています。

※2「かごめかごめ」の遊び方

複数人で行う遊びです。
①鬼を決める
②鬼は両手の平で目を覆って、しゃがむ
③鬼の周りを複数人で輪になり、手を繋いで囲む
④「かごめかごめ」を歌いながら鬼の周りをクルクルと回る。
⑤歌が終わったとき、鬼は目を覆ったまま、自分の背後にいる子を当てる。

私は子供の頃、振り返ったら全然知らない人が立っていたらどうしよう
皆いなくなっていたらどうしよう、と不安な気持ちを覚えることがありました。

目を覆った暗闇の中で、自分の周りをぐるぐる回る足音と、
囲まれて逃げられない閉塞感、意味の理解できない歌詞に、
子供ながらに不安な気持ちを覚えたのだと思います。

本当の意味が知りたいという気持ちが芽生えたのは、
この不安を消すためだったのかもしれません。

●「かごめかごめ」の歌詞の解釈

ここからは、「かごめかごめ」の歌詞を一節ずつ読み解いていきましょう。

「かごめ」の語源は「囲む」と言われています。

遊びの中で鬼の周りを輪になってぐるりと「囲む」のはその為です。

「籠の中の鳥」という言葉は、
しばしば映画や小説野中でも比喩表現として使われてきました。

籠の中に閉じ込められて逃げられない鳥。

つまり、どこかに閉じ込められて外に逃げ出せない者と想像できます。

「いついつ出やる」はいつ出られるのか、
いつ自由になれるのか、です。

次に続く「夜明けの晩」には、とても違和感のある言葉ですね。

「夜明け」と言われて目に浮かぶのは白じんだ早朝、一筋の光明、「光」です。

「晩」から想像できるのは夜、「闇」ですね。
2語から、光と闇が交差する様子がうかがえます。

「鶴と亀が滑った」。この言葉だけで想像するのは
鶴と亀が滑ってこけているコミカルな情景ですが、
「滑った」は「すべた」→「統べた」であると言われています。

鶴と亀は古来、神聖なものと扱われてきました。

空を飛ぶ鶴は「天」を表し、地を這う亀は「地」を表します。

まとめれば「天地が統べる(支配する)」世の中と読み取れます。
「後ろの正面だあれ」という言葉は、背後に迫る者を想像させます。

歌詞の解釈をまとめましょう。

かごめかごめ(囲まれて)
籠の中の鳥は(閉じ込められた者は)
いついつ出やる(いつ外に出ることが出来るのか)
夜明けの晩に(光と闇が交差する)
鶴と亀が滑った(天と地が支配する世の中)
後ろの正面だあれ(背後に迫るのは誰?)

いかがでしょう?本当の意味が見えてきましたか?

●「かごめかごめ」の都市伝説

「かごめかごめ」の都市伝説には諸説あり、
よく知られているのは「遊女説」「死刑囚説」「姑から虐められている嫁説」です。

他に、先に述べた歌詞の解釈とは変わってきますが、
徳川埋蔵金」を表しているとう説も有名です。

私は「遊女説」が最もしっくりきました。

実際に、遊女は「籠の中の鳥」と比喩される事が多くあります。

「籠の中の鳥」の本当の意味を遊女に当てはめると
次のような解釈になります。

塀の中の郭に囲まれた
外に逃げられない遊女は
いつ自由になることが出来るのか
光と闇が交差する
力のある者が支配する世の中(郭の店主)
背後に迫るのは誰なのか

この場合、背後に迫るのは後から続く客を象徴していると考えられます。

遊女の歴史は安土桃山時代からあり、
江戸時代の吉原遊郭が最も栄えたと言われています。

遊女になるのは殆どが貧しい農村のまだ幼い女の子で、
当初の借金は家族の当座の生活費として少額であっても、
遊郭での生活費全てが借金として積み上げられ、利息が付きました。

ただ働くだけでは借金は積み上がるばかりで、
抜け出すにはお金持ちの客にに借金を精算してもらい、
身請けしてもらうか、死ぬことでした。

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まとめ

「かごめかごめ」の歌詞の持つ本当の意味を検証することで、
子供の頃にただ漠然と感じていた、違和感や不気味さの理由が理解できました。

調べていく内に、歌詞の語感をヘブライ語に当てはめて
歌詞の意味を解釈した説もありました。

諸説産まれるのは、この歌の持つ違和感を
誰しもが感じているからと言えるでしょう。

今、あなたは自由に生きていますか?

もしかしたら、読者の中には不自由な思いをしている方が
いらっしゃるかもしれません。

しかし、現代に生きる私たちは自分の力次第で自由を掴むことができます。
視野を広げ、より広い世界に羽ばたく鳥になれますように!

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