70年台の小説家って誰?知らないなんて言わせない!徹底解説
「70年台の小説家にはどんな人たちがいますか?」そんなことを聞かれても、
「70年台?誰だっけ?というかまだ私生まれてすらいないのですが…」そう思っている、
そこのあなた!安心してください。
実際、平成生まれの私自身がそう思います。
大学時代に文学の勉強をしていたり、
小さいころから読書が趣味であったりした人がそう思うのですから、
調べなければわからないという方は沢山いるのではないでしょうか。
しかし、文学を勉強している方や好きな方はもちろん、
現代を生きる私たちにとって知ってほしい、
重要なメッセージが彼らの文学には残されています。
ぜひこの機会に、一緒にそのメッセージを受け取ってみませんか?
●70年台の小説家は個性豊か!!こんな特徴・思考の人たち
*武田泰淳…いいことと悪いことはともに存在する!*村上春樹…ジャンルの引き出しがたくさん!?ミックスして世に発信!
*古井由吉…精神の深いところまで進むよ、どこまでも。
それぞれ当然違いはあるけれど、「人それぞれを大切にしよう」という考えが
根っこにはあるように感じます。
法律など、生きていくうえである程度決められたことはあっても、
何がよくて、何が悪いことなのかを感じるのは人それぞれ。
人によって抱えていることが違うから、いろんな見方があるという意味でのジャンルミックス。
精神を深く追求してこそ、個人を知ることにつながるのです。
上記の70年台小説家代表の方々もほかの方々も含め、
そんなメッセージが感じられます。
●70年台の小説家が受けた影響とは?
戦後の多大な情勢の変化を受けました。それを受けて人との違いや「個」に関する考えが根付いていったようです。
●70年台の小説家が受けた、もう一つの影響とは?
戦後にフランスの哲学者であり作家、
サルトルによって唱えられた実存主義という考え方にも影響を受けました。
実存主義は、簡単に言えば「自分自身で考え、感じ、進んで行こう」という考え方です。
「個」に関する考えが根付いていったのは、
この影響もあると考えられます。
歴史を大きく動かした出来事により、
いろんな物事のありかたが見直されようとする中、
人々はとても戸惑い、不安や不信の時を過ごしたのではないでしょうか。
実存主義は、真っ暗な闇をさまよっていた人々にとって、
生きるための道しるべとなったのです。
70年台の小説家たちにとってもまた、同じだったはずです。
その証拠に、上記の小説家と同時期に活躍した、
三島由紀夫や安部公房は実存主義を唱えています。
●逆に70年台の小説家が世に与えた影響とは?
情勢の変化の中自分たちが実際に経験したことや
世に訴えかけたいことをテーマにする小説家が多く、
情勢の変化で混乱もあった世間に多くの共感を生みました。
その時代の出来事や流行、考え方は、旬の話題として考える人が増えるため、
いつの時代でも小説のテーマを決めるためのヒントになりやすいのかもしれません。
●まとめ
いかがでしたか?知る前は「自分が生まれる前の70年台の小説家たちが
書いた文学のことはわからない…何だか難しそう…」そんな風に思ってしまっても、
実際に知ってみると
現代を生きる私たちが読んでいるようなものと変わらない部分もありますよね。
日々の情勢の変化は、今もあり、時に私たちの不安を増大させています。
不安と向き合う力をつけるために人は「知り、考える」のではないでしょうか?
少なくとも、私はそうしています。
日本は数多くの情勢を乗り越えて現代にたどりつきました。
文学も随時変化してきたことでしょう。
しかし、いつの時代も人々が知り、考え、気が付き、感動する、きっかけとなったのです。
そして戦後という多大な変化を受けたであろう70年台の小説家たちも、
その担い手として活躍したのです。そう考えると、ちょっと親近感が湧きませんか?
これであなたも、「70年台の小説家を知っています」そう言い切れるはずです!!