電子ピアノも88鍵盤!プロおすすめの選び方で素敵なピアノライフを実現!
ピアノを習いたいけど続けられるかわからないし、
いきなりピアノを買うにはハードルが高い。
近所が気になってピアノが買えない、
など様々な理由でピアノを買うことを諦めてしまっている人に是非おすすめしたいのが電子ピアノ。
電子ピアノはキーボードと混同されがちですが、32~61鍵盤が多いキーボードと違い、
ピアノと同じ88鍵盤。なんといっても最近の電子ピアノはクオリティが高い!
とはいってもメーカも沢山で、値段もピンキリ。どれを選べばいいの?という方のために、
プロのピアニストがおすすめの選び方を伝授しちゃいます!
Contents
●目的をはっきりさせよう
電子ピアノには様々なメーカがあり、値段も質もピンキリ。
何も決めずにお店に行っていざ買おうとしても、決めきれずに買わずに帰るということも。
そうなってしまう前に条件を絞っておくとスムーズに購入できますよ。
電子ピアノの購入目的は条件と予算を決める上で大事な要素。
例えば、子供に習わせてみたいけど、続くかわからないのにプロ仕様の電子ピアノを買って、半年でやめてしまったら。
逆に中級以上弾ける方が、安い軽い鍵盤の電子ピアノを買ってラフマニノフを練習したら体を痛めてしまうかも。
誰が、どの頻度で使って、短期なのか長期なのかなどを明確にすると、
条件が絞れて予算も決めやすくなります。
ちなみに電子ピアノは大体5~40万円前後。
目的がはっきりしたら、条件を絞ってさっそく選びましょう。
●電子ピアノを選ぶポイント
選ぶときに押さえておきたいポイントは3つ。
この3つを押さえて自分好みの電子ピアノを見つけましょう!
*一体型or卓上型
一体型は楽譜スタンド・ペダルが一体化していて鍵盤カバー付き。
卓上はキーボードのように台に置くタイプで、別売りで専用スタンドとペダルが買えます。
個人的には置くスペースがあるなら、断然一体型がおすすめ!
卓上型には場所を取らないという利点がありますが、高さ調節が難しく、
特に初心者の方に大事にしてほしい姿勢が崩れやすく、子供の発達を妨げたり腰痛の原因になる可能性も。
高さを合わせても安定感がなく、演奏しづらくなります。
ぶっちゃけてしまうと、卓上型で事足りるなら、おそらく88鍵盤も使わないので、
もう少し安価なキーボードでもいいのでは!?というのが個人的な意見です。
ただし、持ち運べるという最大のメリットがあるので、
路上ライブや、ピアノのないライブ会場などで使う方には卓上型がピッタリです。
*鍵盤のタッチと強弱
どのメーカも本物のグランドピアノのタッチに近くなるよう切磋琢磨しているので、
最近の電子ピアノって本当にすごい。
それでも価格帯によってタッチや強弱のコントロールに差がでるので、
本物に近いものを希望なら多少予算を多めに設定しておくといいでしょう。
また同じ価格帯でもメーカによって弾き心地が変わってくるので、
試弾してみて弾き心地を比べてみるのがおすすめ。
*サイズと色
電子ピアノはどれも88鍵盤なので横幅はほぼ変わりませんが、
メーカやシリーズで奥行きが変わります。置く場所が決まったらサイズを測っておきましょう。
また色が選べる物も多いので、ご自宅の雰囲気に合わせてインテリアとしても楽しめます。
3つのポイントは押さえましたか?
ここからは価格帯別おすすめ電子ピアノをちょっとだけご紹介。
●高コスパ!初心者や自宅で楽しみたい人におすすめ5~6万円代モデル
ピアノを習い始めたいけど続くかわからない、
家で自分なりにピアノを弾きたいという初心者におすすめの価格帯。
鍵盤のタッチが本物のピアノに比べて軽くなってしまう点は注意が必要です。
おすすめは、
安価にも関わらず、グランドピアノのタッチの再現にこだわり、強弱のコントロールもできます。
音色数も豊富でミックスも可能なので、自分だけの音色を作ることもできます。
色も3色あるのでご自宅の雰囲気に合わせて選べます。
●プロも脱帽!初心者~中級者におすすめ10万~15万円前後モデル
続けて習いたいと思っている初心者から趣味で色んな曲を弾きたい中級者におすすめの価格帯。
各メーカの努力がすごい。鍵盤のタッチが本物により近くなります。
実は私も古いアパートに住んでいた時に
この価格帯のヤマハの電子ピアノを譜読み用に使っていました。
プロが本気で練習するには88鍵盤のバランスや重さ、跳ね返りが足りないのですが、
譜読みや、ジブリやディズニー、アニメの曲などを弾くには充分。
強弱のコントロールも細かくできてこの価格でここまで再現できるのかと感動しました。
おすすめは、
グランドピアノの低音と高音のタッチの違いを再現しているので88鍵盤どれをとっても高クオリティ。
ヤマハのグランドピアノのサウンドを搭載しているので響きも楽しめます。
色も4種類と豊富なのでインテリア選びとしても楽しめますね。
●基礎は大事!技術を習得したい人におすすめ15~25万円前後モデル
基礎技術や、難しい曲でも弾ける技術を習得したい方には
この価格帯からのピアノをおすすめします。
前の価格帯だと、跳ね返りや重さが足りず、
実際のピアノで弾くとすぐに疲れたりすることがあります。
それ解消しようとしているのがこの価格帯。
ピアノの先生に相談するとこの価格帯をおすすめされることが多いかもしれません。
おすすめは、
電子ピアノといえばローランド。タッチとサウンドのバランスが非常によく、ヘッドホンで聞いても高音質。
強弱もほぼ本物と変わらないくらいコントロールが可能。
数年前、ローランドのこの価格帯のものを試弾したとき、
これもう本物じゃん!っと思わず声をあげてしまったほど。
そこからさらに進化しているので超おすすめです。
●好みの1台を選びたい!上級曲も難なく弾きたい人におすすめ25万円以上モデル
どのメーカもかなりの上位モデル。
実際に試弾してみて自分が心地よいと思うタッチ、サウンドを見つけましょう。
88鍵盤のバランス比べたり、ヘッドホンありなしで聞く時との音質の差をチェックするのも◎。
高額なので、自分の納得のいく1台を選びましょう。
おすすめは、
表現力に優れ、奏者の実力が直に反映されます。下手に弾くとそうきこえちゃうので注意!
スピーカーが6つついているので音に重厚感がでて、より立体的に聞こえます。
30万円以上になりますが、それだけの価値のある1台だと思います。
●忘れてはならないもの
自分好みの電子ピアノは選べましたか?
最後に忘れてはならないのが付属品。
椅子やヘッドホンは付属なのか、買うべきか確認しましょう。
椅子がない場合は別売りの専用椅子を買うことをおすすめします。
自宅の椅子を本などで高さ調整して使う人もいますが、
安定感がなく、高さも合わせにくく、体に負担が来てしまいます。
椅子がついていない場合は購入を検討しましょう。
ヘッドホンがついている場合は、可能ならば一度試着させてもらいましょう。
人によって重すぎたり、調節しても合わず、首に負担がかかるかも。
特に子供には大人用が大きすぎたりするので、試着して確認するのがおすすめ。
●まとめ
いかがでしたか?
電子ピアノを選ぶポイントを押さえて、納得のいく1台を選んだら素敵なピアノライフを楽しんでくださいね!