速読とフォトリーディング、その違いは目的にありました!
フォトリーディングという言葉を聞いたことはありますか?
速読のひとつの手法のように思えるかもしれませんが、
一般的な速読とは少し違いがあるかもしれません。
本を1ページずつ見ていき、
脳に負荷をかけない方法です。
一方、速読には視読、拾い読み、飛ばし読み、斜め読みなどがあります。
例えば視読は、文章を文字や行をかたまりとして読んでいく手法です。
あくまで速く読むための手法ですね。
フォトリーディングに慣れて来ると、結果的に速く読めるようになりますが、
速く読むことが目的ではありません。
最初から1ページずつ読み進めていくのとは違う、
新たな読み方の獲得です。
Contents
⚫︎脳に負荷をかけない読書法フォトリーディング
*フォトリーディングとは
フォトリーディングは、2001年に出版された本
『あなたもいままでの10倍速く本が読める』で、
日本でも知られるようになりました。
正式にはフォトリーディング・ホール・マインド・システムです。
1985年に加速学習法とNLP(神経言語プログラミング)の権威である
ポール・R・シーリィによって開発されました。
ポールはリーダーシップと変革において博士号を取得していて、
人の潜在能力を引き出すことで有名です。
フォトリーディングは、本を1ページずつめくっていく方法です。
すごく簡単に例えるならば、一度だけ訪れたコンビニの店員さんの顔は
覚えてないけれど、よく行く近所のコンビニの店員さんの顔は覚えている、
といったことです。もう少し詳しくご説明しますね。
*フォトリーディングの方法
フォトリーディングは5つのステップで行います。
1準備、2予習、3フォトリーディング、4復習、5活性化です。
(1)準備
本を読む目的を考えます。
また、リラックスして脳を本を読む状態に最適化していきます。
(2)予習
本の全体を見て、概要や構成などを頭に入れます。
目次も見て、「準備」で決めた本の目的に合わせて、
あたりをつけていきます。帯や索引などもざっと目を通しましょう。
(3)フォトリーディング
本を1ページずつめくっていきます。
この時、読む必要はありません。
もちろん理解できなくても大丈夫です。ただ見るだけで十分です。
(4)復習
本を調べ直していきます。
このとき、気になった単語やフレーズを拾っていき、
20個くらいノートに書き留めていきます。
また、本から何を教えてもらいたいのか質問を作ります。
そのあと、20分から一晩ほどのお休みに入ります。
(5)活性化
「復習」で作った質問の答えを得るために、拾い読みをしていきます。
⚫︎速読は速く読むための読書法
フォトリーディングの説明をしてきましたが、
速読とは何でしょうか?端的に言うと、速読とは速く読むための読書法です。
速読には視読、拾い読み、飛ばし読み、
斜め読みなどいくつかの方法があります。
たとえば視読は、文章を頭の中で音読せずに、数文字、
あるいは1、2行をかたまりとして読んでいく方法です。
マンガの吹き出しをイメージすると良いかもしれません。
目の使い方がポイントになってきます。
⚫︎フォトリーディンと速読の違い
フォトリーディングも速読のように思えるかもしれません。
何の違いがあるかと言うと、
フォトリーディングは速さを目的にしているわけではなく、
脳に負荷をかけずに自然に学習するための方法です。
ただ、結果的に速く読めるので、
速読だと言えてしまうかもしれません。
⚫︎まとめ
フォトリーディングと速読のそれぞれの説明をしてきました。
フォトリーディングは、1準備、2予習、3フォトリーディング、
4復習、5活性化という、5つのステップで行っていきます。
速読は視読、拾い読み、飛ばし読み、斜め読みなど
いくつかの方法があります。
主に目の使い方が大切になってきます。
フォトリーディングと速読の大きな違いは、目的の違いですね。フォトリーディングは脳に負荷をかけない学習法、速読は速く読むための読書術です。速読をしたい方も、フォトリーディングを行うことで結果的に速く読めてしまうので、一度試して見る価値はあるかもしれませんね。