赤川次郎の書いた小説でホームズとは何だろう?代表作となった三毛猫ホームズについて解説!

日本人のミステリー作家に赤川次郎という人がいます。

幼少期から物語を作るのが好きで会社に勤務しながらも
小説を書き続け小説家として生活していくまで有名になった努力家であり、
趣味を仕事にして成功しておられる珍しい人だと思います。

とても創作意欲が高い作家で多い時には年に20冊の小説を発表し面白く、
分かりやすい内容の物が多いので若い世代から年配の世代まで
幅広い人達を楽しませています。

そんな赤川次郎の作品に『三毛猫ホームズ』という人気シリーズがあります。

このシリーズは1978年に発表されてから40年以上続いている長く、
広く愛されている作品です。

この記事ではその『三毛猫ホームズ』シリーズから第1作目『三毛猫ホームズの推理』の
あらすじとここが面白いという見どころについて書きます。

今まで『三毛猫ホームズの推理』を読んだ事がないという人や
すでに読んだ事があるという人にも「読みたい」「もう1度読もう」と
思っていただけると幸いですので最後までお付き合いください。

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●赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』のあらすじです。

物語は連続して女性が狙われる事件を新米刑事の主人公が
捜査している場面から始まります。

彼は被害者の生活態度や人間関係を調べるために通っていた大学を訪れ
そこで三毛猫のホームズと出会い妙な縁によって引き取る事になります。

そして事件を捜査する中で大学内部の表に出てこない人間関係や
新たな事件が明らかになっていきます。

ここまでが『三毛猫ホームズの推理』のあらすじです。新米刑事が事件解決に奮闘し、
その中で猫のホームズがとる何気ない行動にヒントを得ながら真相に辿り着いていく物語です。

●赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』のここが面白い①
*思いもよらない真相に驚かされて面白いです。

この小説では主人公の新米刑事が猫のホームズからヒントを得ながら
推理を進め事件の真相に辿り着きます。

その真犯人はあまりにも意外な人物で本当に結末に驚かされて面白いです。

何となくこういう人だろうなぁと思っていた人に全く違った1面があり、
隠された過去や辛い経験があるのだと知らされて面白い展開でありながら、
切ない気持ちにもなるので読者それぞれが様々な楽しみ方ができます。

●赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』のここが面白い②

*事件捜査の体験から主人公が成長していくのを感じられて面白いです。

この小説の最初には新米刑事で事件捜査も初めてだった主人公が
捜査を通して様々な人と関わり成長していく様子がよく分かって面白いです。

事件を通して世の中には表面に出てこない様々な人間の感情や
思惑が動いているという事を彼は学んでいきます。

そして事件解決後には自分がこれからどのような人生を送るべきか選択し、
決断しています。

小説の中での時間は数か月に過ぎないかもしれませんがその間に頼りなかった主人公が
たくましく成長していく様子がとても分かりやすく表現されているので
事件の真相について考えると同時に主人公の変化も楽しめて面白いです。

私はこの小説を読んで「とても厳しい結末だなぁ」と感じました。
それでも主人公はその厳しい現実に負けずにこれから強く生きていこうという気持ちが
伝わってきたので同時に「本当にたくましくなったなぁ」と感動もしました。

彼に比べると私はとても打たれ弱いのでこのポジティブな
姿勢を見習って生きていきたいとも思いました。

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●まとめ

ここまで赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』のあらすじとここが面白いという
見どころについて解説しました。

長く続くシリーズの1作目としてとても斬新で衝撃的な小説なのでぜひ読んでみてください。

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