赤川次郎のホームスイートホームってどんな話?そのあらすじと見どころを紹介!
日本人のミステリー作家に赤川次郎という人がいます。
幼少期から物語を作るのが好きで会社に勤務しながらも
小説を書き続け小説家として生活していくまで有名になった努力家であり、
趣味を仕事にして成功しておられる珍しい人だと思います。
とても創作意欲が高い作家で多い時には年に20冊の小説を発表し面白く、
分かりやすい内容の物が多いので若い世代から年配の世代まで
幅広い人達を楽しませています。
そんな赤川次郎の作品に『ホームスイートホーム』という小説があります。
この記事では『ホームスイートホーム』のあらすじと
ここが面白いという見どころについて紹介します。
今まで『ホームスイートホーム』を読んだ事がなかった人やすでに読んだと
いう人にも「読んでみよう」「もう1度読んでみよう」
そう思っていただけると幸いですので最後までお付き合いください。
Contents
●赤川次郎『ホームスイートホーム』のあらすじです。
物語はどこにでもある家族の娘が事件に巻き込まれてボロボロの状態で
帰宅するシーンから始まります。
傷ついた娘を家族は気遣い、献身的な世話をしました。
そのおかげで娘は少しずつ立ち直っていきました。
しかし帰宅途中の姿を近所の人が目撃し警察に通報された事で
多くの人に娘が事件に巻き込まれた事が知れわたってしまいます。
その日からごく普通で何も危険な目に合うはずがなかった家族の生活が
大きく変わり様々なトラブルに巻き込まれていきます。
ここまでが赤川次郎『ホームスイートホーム』のあらすじです。
全編を通して会話文が多いのでドラマの脚本を読んでいるような感覚で
サクサクと読み進める事ができるし、
ストーリーの展開が早いのでこの先はどうなるのだろう?
と最後までハラハラさせられながら楽しめます。
●赤川次郎『ホームスイートホーム』のここが面白い①
*何も起きるはずがないと思っていた日常が
いきなり崩れる厳しい例として読めるのが面白いです。
私個人の意見なのですが日本に住んでいて大けがしたり、
大金を盗まれたりといったひどい目に遭う事はほとんどないだろうと感じています。
なぜなら外国と比べて日本は治安が良く、
法律や警察などの捜査機関や裁判所もしっかりとしているからです。
それでもニュースでは事件の報道がされていますが
「自分や自分の家族は大丈夫だろう」となんの根拠もないのに信じ込んでいます。
まさにこの小説の主人公達一家と同じような気持ちで毎日を過ごしています。
しかしその何も起きない平和な日常はいきなり、
そして簡単に崩れてしまう弱いものであるという事が分かってきます。
そしていつも通りの日常では目につかなかったり、
感じなかったりする人の好意や悪意もこのような非常時になって
はじめて分かってきます。
この小説を読んでそんな状況を追体験する事で
自分の置かれている状況を見直したり、いざという時にどうすべきかという対策を
考えたりできるので面白くそれに学べる事が多いです。
●赤川次郎『ホームスイートホーム』のここが面白い②
*自分を取り巻く人間関係が簡単に変わってしまうかもしれないという事が分かって面白いです。
この小説ではある一家が様々なトラブルに
巻き込まれていく様子が描かれています。
そして信頼していたし、分かっているつもりだった家族の意外な秘密が
明らかになって関係が変化していく様子も描かれています。
このように一家の外側と内側からトラブルが生まれてきて
これまで当たり前だと思っていた平和な日常が姿を変えていきます。
「こういう人だろう」と思っている人達が想像もしなかった変化を
するところが面白いです。
●まとめ
ここまで赤川次郎『ホームスイートホーム』のあらすじと
ここが面白いという見どころについて書きました。
様々なトラブルに巻き込まれる一家がどのように乗り越えて行く様子が
読みやすい文章で書かれているのでとてもおすすめです。